玄米を食べると“幸せ”をしっかり感じられるようになる
玄米が健康にいいことは、これまでにもよく言われてきました。
最近の研究では、玄米は抗メタボ食でもあることがわかったとか。
いいことづくめのようですが、実際に毎食食べている人は多くないかもしれません。
みなさんは食事でどんなことに気を使っていますか?
脳が「足るを知る」玄米の効果

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近年、炭水化物などの摂取を制限する「糖質制限ダイエット」がブームですよね。
糖質制限をすることで、みるみる体重が落ちていく体験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この糖質制限ブームによって、お米を敬遠する人が多くなりました。
しかし、米こそ日本人の健康に大きく貢献する存在。
お米をしっかりと食べて健康長寿を目指しましょう!
「お米、なかでも玄米を食べると幸せをしっかり感じられるようになる」と話すのは琉球大学大学院の益崎教授。
益崎教授は精米前の米ぬかに含まれるγ-オリザノールという物質に着目。
γオリザノールは、自然由来の食品では、ほぼ米ぬかだけに含まれる成分です。
このγオリザノールが脳に影響を与えることがわかりました。
満足感や喜びといった感情は、ドーパミンが担っていることはご存知のかたも多いはず。
人に褒められたり、感動したりすると脳ではドーパミンが分泌されます。
ドーパミンが分泌されるだけでは意味がありません。
ドーパミンは、Gタンパク質共益受容体(GPCR)と結合することで、幸せを感じられるようになります。
しかし、日常的にラードなど動物性脂肪やアルコール、たばこを過剰摂取していると、ドーパミン受容体が減ってしまうのです。
ドーパミン受容体が減ってしまうと、先述の通り、ドーパミンが分泌されても幸せを感じにくくなってしまいます。
日常に満足できない、と感じている方はもしかするとドーパミン受容体不足が原因かもしれません。
益崎教授らの研究によると、玄米に多く含まれるγオリザノールにはドーパミン受容体を増やす効果があることがわかりました。
実験ではマウスを3グループに分け、それぞれに「通常のエサ」「動物性脂肪が多く含まれたエサ」「動物性脂肪が多く含まれたエサにγオリザノールを混ぜたもの」の3種類を与え、ドーパミン受容体の量を調査。
基準となる「通常のエサ」を与えたグループと比べ、「動物性脂肪が多く含まれたエサ」のグループはドーパミン受容体が大きく減少。
その一方で、「動物性脂肪が多く含まれたエサにγオリザノールを混ぜたもの」を与えたグループは、ドーパミン受容体が「通常のエサ」を与えたグループよりも多かったのです。
このことから、γオリザノールは、「満足できない脳を足るを知る脳」に変えてくれることがわかりました。
γオリザノールには動物性脂肪への欲求を抑える働きがあることもわかり、肥満状態を改善できるメタボ対策にも有効なことも判明。
玄米は「抗メタボ食」だともいえるでしょう。
折り紙つきのブランド玄米5選

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玄米独特の味や食感が苦手、という方も多いでしょう。
しかし、最近では味や食感が改善された商品も数多く登場。
玄米の味や食感は一度ハマれば、病みつきになること間違いなしです。
ここからはオススメのブランド玄米を5つご紹介します。
1.秋田のブランド米「玄米 秋田県産あきたこまち」
全国的にも有名なブランド米といえばあきたこまち。
そのなかでも最高級の一等米を100%使用したこちらの商品は、玄米特有のもちもちとした食感とバランスの良い味わいが特徴です。
2.新潟のブランド米「玄米 新潟産こしひかり」
日本有数の米どころ、新潟のブランド米といえばこしひかりですよね。
こしひかりのなかでも最高品質である一等級の玄米を詰めたこちらの商品は、玄米・5分搗き・7分搗き・上白など好みに合わせて挽き方を選べるのが特徴です。
3.早炊きに最適!「特別栽培米 大潟村あきたこまち」
通常、玄米は吸水性が悪く、早炊きには不向きです。
しかし、吸収性が良いこちらの商品は白米同様に炊くことが可能。
手軽に食べられる玄米として人気です。
4.すでに玄米ファンは「玄米こしひかり30kg」
すでに玄米を日常的に愛用している、というかたは30kg一気に購入してはいかがでしょうか?
ネット通販で購入なら、自宅まで配送してくれるので、大容量でも買いやすいのが特徴です。
5.北海道のブランド米「ホクレン 北海道玄米ゆめぴりか」
近年人気の高い北海道米。
なかでもゆめぴりかは粘りと高い甘味で人気のブランド米。
玄米でも同様の特徴を有しているので、玄米としても人気です。
玄米ご飯と最強の組み合わせ!味噌汁・梅干・ぬか漬け・納豆

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玄米を食べるときに相性の良い組み合わせはどのようなものがあるでしょうか?
玄米には食物繊維・ビタミンB群・ビタミンE・カリウム・マグネシウム・フィチン酸など白米よりも多くの栄養が含まれています。
この他、旨味成分であるグルタミン酸も数多く含まれているので、白米よりも美味しく感じられるはずです。
玄米に不足しているのは必須アミノ酸とビタミンC。
これらを補えるようなおかずをセットにすることで、より食事の健康効果を高められるでしょう。
これらを考慮すると、玄米には「味噌汁」「梅干し」「ぬか漬け」「納豆」を組み合わせると最強の組み合わせ。
普段の白米を玄米に置き換えた際には、これらをセットに食べると良いでしょう。
みなさんは玄米を食べていますか?
ぜひ体験談をお寄せください。
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締め切り:2月27日(水)まで
投稿は終了いたしました。沢山のご意見ありがとうございました。
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