【歯の健康】最後の歯の検診はいつごろですか?少なくとも6ヶ月に1回がおすすめの理由
皆さんは自分の歯がどのくらい残っていますか?
日本人の歯の年齢別本数は、40歳で27.5本、50歳で24.8本、60歳で21.3本、70歳で15.2本、90歳で8.9本だそうです。
永久歯はすべて生えそろうと32本(親知らず4本を除く)になるので、多くの人は90歳までに多くの歯を失ってしまいます。
何歳になっても自分の歯がきちんと残っていると、食事も楽しくなり、生き生きとした暮らしにつながります。
本日は歯の健康を守る方法を考えていきましょう。
歯の検診で基本的に行うことは?クリーニングや歯石取りは行ってくれる?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)
皆さんは、最後に歯医者に行ったのはいつでしょうか?
歯の健康は今後の人生の健康にも直結します。
自分はきちんと磨けていると思っていても、意外と磨き残しがあるもの。
定期的に歯医者に通って健康的な歯を維持しましょう!
歯科検診
歯医者と言うと、歯に問題を抱えてから行く場所、というイメージはありませんか?
しかし、実際には歯医者は治療だけではなく、定期的な歯科検診も行っています。
検診だけではなく、歯科相談も行なっているので、虫歯や歯周病予防のための治療を受けたい場合にもおすすめです。
歯医者の歯科検診ではどのようなことが行われるのでしょうか?
虫歯チェック
代表的なのは虫歯チェック。
虫歯は歯の噛み合わせ部分や歯の付け根だけではなく、歯と歯の間など、普段目に見えない場所にもできるもの。
過去に1度レジンを詰めて治療した事があったとしても、その脇に新たな虫歯ができることも少なくありません。
歯医者では専門的な立場から虫歯をチェックしてもらえます。
早めに発見すると痛みもなく治療をできるので、定期に訪れることは重要ですね。
歯茎のチェック
日本人に多い歯周病。
歯の周りの歯周ポケットが深いと歯周病リスクが高まります。
歯周ポケットがどのくらいの深さなのか、どのくらい深くなってしまっているのか、と言ったことをチェックしてもらえます。
定期的に訪れることで改善具合もわかるので、ぜひ習慣化してください。
歯ブラシ指導
歯の磨き方は、自分では丁寧に磨いているつもりでも、個々人のくせによって、磨き残しが発生するものです。
その人の歯並びや歯磨きのくせを矯正するという目的でも、歯医者の定期検診はおすすめ。
歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシの正しい使い方を歯科医師に教わりましょう。
プラークチェック
プラーク(歯垢)は虫歯や歯周病の原因になるもの。
自分ではきれいに除去することはなかなか難しいものです。
そこでプラークに着色をして、どこに磨き残しが発生しやすいのか、ということをチェックできます。
プラーク除去
磨き残しが取りきれなかったプラークを綺麗に取り除いてもらえます。
歯石取り
誰にでもできる歯石。
しかし、放置すると歯肉を圧迫してしまい、歯周病を引き起こす原因の一つになります。
歯石化してしまうと自分で取り除くことは困難なので、定期的に歯科医院に通い、歯石を除去してもらいましょう。
歯科相談
虫歯や歯周病といった悩みの相談や、顎の痛み、噛むこと、飲み込むことについて相談をしたり、指導してもらうことも可能です。
要介護者の口腔内ケアについても相談できる場合があるので気軽に相談してみましょう。
粘膜チェック
口腔内、舌、唇、口角などの粘膜にできる口内炎は、口腔内やその周りに原因がある場合と、全身的な原因がある場合とに分けられます。
口腔粘膜の異常は口腔ガンなどのがんになる可能性も十分に秘めています。
普段から口腔内を清潔に保つとともに、定期的に歯科医院に通い、口腔内の粘膜の状態をチェックしてもらうのがおすすめです。
定期健診の値段はどのくらい?
ではこうした用紙家にかかる場合どのぐらいの費用が必要になるのでしょうか
まず予防歯科で行われるのはPMTC(クリーニング)です。
PMCTは、病気の治療が目的の診療ではないので、原則「自由診療」。
しかし、歯周病に影響を及ぼす可能性のある人や、歯茎の再生治療など、外科的な処置を受けた人に限って、1ヶ月に1度という条件付きで、保険診療で受診することが可能。
歯周病治療の一環として歯石除去も行うので、虫歯と歯周病の検査も同時に実施しなければならない、という縛りがあります。
それでも、自由診療に比べ安く、検査費用など歯石除去全て込みで、おおよそ3,500円程度。
自由診療の場合は、医院が自由に診療内容や金額を決められるので、医院によっては1万円以上なんてことも。
ホームページ等に価格が明示されている場合が多いので、まずは価格を調べてみると良いでしょう。
セルフケアを行う
歯科医院に通って歯石を除去するのはお金がもったいない!という方は、自分で器具を購入し、自宅で行うことも可能です。
歯石除去に使う道具は「スケーラー」と言います。
インターネット通販やドラッグストアなどでも販売されており、2,000円から4,000円程度で入手可能。
一度購入すれば何度も購入する必要はなく、よほど雑な使い方をしなければ壊れることもないので、費用はかなり安く済むでしょう。
【おすすめのスケーラー】
しかし、口の中の形は複雑なもの。
歯並びによっては影になっている部分もあり、素人では歯や歯茎を傷つけずに歯石を除去するのはなかなか難しいものです。
歯石を除去した後は、きちんと消毒もしなければならず、虫歯や歯周病などの疾患がもしあったとしても自分では気がつくことができません。
費用がもったいないからといって自分で処置を行うのはあまりお勧めはできません。
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