春は意外とメンタル的に落ち込む季節!?メンタルの落ち込みを防ぐためには?
春のうつを予防するためには?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)
季節性うつ病の予防や治療に有効なのが日光を浴びること。
午前中にきちんと起床し、太陽の光を浴びるような規則正しい生活を送ることで改善します。
日光を浴びるとセロトニンが作られます。セロトニンは脳から分泌されるメラトニンの原料になります。積極的に全身で太陽の光を浴びるよう、意識した生活を心がけましょう。
メラトニンは季節のリズム、睡眠・覚醒のリズム、ホルモン分泌リズムといった体内時計を調整する作用があります。メラトニンが不足すると体内時計が調整できなくなり、身体の調子が悪くなるのです。
季節性うつ病対策に有効な3つの方法
ひとつめは運動です。ウォーキング程度の軽い運動でもいいので、身体を動かすことを習慣化すると心身ともに良い影響があります。運動を行うとドーパミンが分泌されるので、気分が落ち込んでいたり、イライラしているときなど改善されるでしょう。できれば日光の下で、軽く息が上がる程度のスピードで早歩きすると効果抜群で、活動的な気分にもなれます。毎日決まった時間に運動するという習慣を身につけるだけでも、体内時計が整いやすくなるので、ぜひ取り入れてみましょう。
ふたつめは食事。セロトニン不足は脳の働きに不調が起きてしまいます。セロトニン分泌を助ける食事を摂ることで、セロトニンを生成しやすくできるでしょう。セロトニン生成にはタンパク質、ビタミン、ミネラルが重要です。肉、魚、大豆には必須アミノ酸「トリプトファン」が含まれているので、これらを積極的に摂取しましょう。
3つ目は部屋を明るくすること。
太陽光に多く当たると症状が改善される「季節性うつ」。とはいえ、春は暖かくなり、外出しやすい環境が整っています。
できるだけ日中散歩をするよう心がけましょう。散歩は太陽の光を浴びられますし、運動にも繋がります。
新型コロナウイルス感染症が心配であまり外出したくない、という方は自宅の照明などを明るいものに切り替え、明るい場所にいられるよう工夫することも有効です。
実際に季節性うつ病の治療には「高照度光療法」が用いられることが多いので、どうしても外出が難しい方は光療法の高照度照明で太陽の下にいるような環境を自宅内に作り出しましょう。
うつ病は一度発病するとなかなか治りにくいもの。早期発見がカギとなります。症状を知っておき、すぐに気がつけるように対策しておきましょう。
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