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第46部・第9回 戌年の年賀状に愛犬の写真はいかが?

NEWぱそこんライフ講座

第46部・第9回 戌年の年賀状に愛犬の写真はいかが?

第46部・第9回 戌年の年賀状に愛犬の写真はいかが?

いよいよ12月、そろそろ年賀状の準備を始める時期ですね。来年は戌(いぬ)年ですから、愛犬の写真を年賀状に載せようと思っている方もいるのでは?今回はデジ形平次(以下、デジ形)と妻・ミドリが、年賀状向きの写真加工や、年賀状作りに役に立つサービスやアプリをアナ六に解説します。

●講座で使用しているノートパソコン



dynabook T75/E

CPU:Core i7-7500U 2.70GHz

メモリ:8GB

記憶装置:1TB HDD

グラフィック:インテル HD グラフィックス620(CPUに内蔵)

ディスプレイ:15.6型ワイドFHD

光学ドライブ:ブルーレイディスクドライブ

OS:Windows 10 Home 64ビット

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「大江戸ぱそこんライフ」

【登場人物紹介】

デジ形平次…江戸中に名を知られた腕利きの岡っ引。意外にも趣味はパソコンで、事件のない時は日がな一日ノートパソコンに向かっている。

アナ六デジ形平次の子分で、名前のとおりのアナログ人間。パソコンを使いこなせるようになりたいが、いつもトンチンカンなことを言ってデジ形を呆れさせている。

ミドリデジ形平次の女房。パソコンに関してはデジ形より詳しいというのがもっぱらの噂。

 彼らがお送りする時空を超えた『NEWぱそこんライフ講座』、さて今回のお話は……。

そろそろ始めよう年賀状の準備

アナ六アナ六、笑う「11月ももう終わりで、今年もアッという間に年末ですねえ。ついこのあいだまで、大汗かいてかき氷を食ってたような気がしますぜ」

デジ形「感覚的にはそうなんだが、そのかき氷を実際にいつ、どこで食べたのかっていうと、なかなか思い出せねえんだよな」

ミドリミドリ、微笑む
「そういうのは写真を撮っておくといいんじゃないかねえ」

アナ六「でも、あっしは、写真を撮るより先に食べ始めちまいますからね。ところで写真といえば、ついこのあいだ、知り合いが公園でペットの犬をバチバチ撮ってましたぜ」

デジ形「そうか、来年は戌(いぬ)年だしな」

アナ六「その記念に犬を撮ってるわけで?」

デジ形デジ形、呆れる「いや、この時期に撮ってるっていうのは、年賀状に使うんじゃねえかな」

アナ六「なるほど、この寒空に何やってんだと思ったら、そんなわけでしたか」

ミドリ「うちでもそろそろ年賀状の準備を始めないとね」

アナ六「じゃあ、毎年教わってるような気がしますが、今年も年賀状の作り方を教えてくださいっ!」

デジ形「まあ、これも年末の恒例だからな」

年賀状に載せる愛犬写真にひと工夫

アナ六「しかし、犬の写真を撮って年賀状に載せるっていうのは、手軽にできていいですねえ」

ミドリミドリ、微笑む「かわいがっているペットだったら、犬じゃなくても年賀状に載せていいと思うけどね」

デジ形「普通に写真を載せてもいいが、そこでひと工夫するとおもしろいかもしれねえぞ」

アナ六「そのひと工夫っていうのは?」

デジ形デジ形、笑う
「写真をちょいと加工してみるのはどうだ?」

アナ六「写真加工ってえのは、色をヘンなふうに変えるので?」

ミドリ「ヘンな色になったら、年賀状に使えないよっ」

デジ形「写真の加工ってえのは、明るさや色を調整するだけじゃあねえ。前に紹介したことがあるが、『PicSketch』っていうアプリを使うと、こんなことができるぞ」

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写真をスケッチ風に変換するWindowsストアアプリ「PicSketch」。さまざまな種類のエフェクトがついており、微調整も可能です。

アナ六アナ六、笑う「おおっ、こいつはうまいスケッチで」

デジ形「実際に描いたんじゃなくて、写真をスケッチ風に加工するアプリだ」

アナ六「へえーっ、でも、色がついてねえと、ちょいと寂しいですねえ」

デジ形デジ形、笑う
「もちろん色つきもあるぞ」

アナ六「おおっ、水彩画みたいでシブいですねえ」

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右側に並んでいるのがエフェクトで、クリックするだけで加工が行えます。エフェクトには鍵がかかっていて使えないものもあり、課金すればすべてのエフェクトを使えるという仕組みです。

デジ形デジ形、笑う「もうひとつ、別のアプリで加工してみよう。今度は『Photo Funia』っていうアプリだ」

アナ六「今度はどんなことができるので?」

デジ形「簡単にいえば、合成写真を作れる。自分で撮った写真が、額縁に収まって美術館に陳列されたり、大きなポスターになって、街角に貼られていたりとか、いろいろな情景に写真をはめこむことができるんだ」

アナ六「普通の写真加工とは、全然違いますねえ」

ミドリミドリ、笑う「こんな写真の入った年賀状が送られてきたら、ちょいとびっくりするかもね」

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「Photo Funia」のフィルターの見本画面と、実際に合成した画面。見本で人物が写っている部分に写真が合成されます。合成技術がすばらしく、非常にリアルに見えますね。

手軽に年賀状が作れる「はがきデザインキット」

デジ形「じゃあ、年賀状に載せる素材ができたところで、年賀状作りを始めるとするか」

アナ六アナ六、困る「何を使って年賀状を作るので?」

デジ形「タダで利用できるっていうところでは、『郵便年賀.jp』( https://nenga.yu-bin.jp/ )っていうサイトの『はがきデザインキット』だな」

ミドリミドリ、微笑む「郵便局が運営しているサイトだねっ」

アナ六「タダっていうのは魅力ですねえ」

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「郵便年賀.jp」のWebサイト。「はがきデザインキット」のほかにも、愛犬の写真を投稿する「みんなの戌年賀」など、干支や年賀状に関連した企画やサービスが盛りだくさんです。

デジ形「これにはウェブ版、インストール版、スマホ版の3種類があるぞ」

アナ六アナ六、困る「ウェブ版ていうのは、アプリをインストールしなくていいので?」

デジ形「うむ、全部ウェブ上で作成ができる。ただし、これで作った場合は自分で印刷できず、そのまま印刷会社に注文することになる」

アナ六「自分で印刷しようっていうなら、インストール版を利用するわけですね」

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「ウェブ版はがきデザインキット」で年賀状を作成しているところ。インストール版よりはシンプルですが、スタンプや手書きメッセージの書き込みなど、基本的な機能はそろっています。

デジ形「で、インストール版の話に移るが、インストールするときは、ちょいと注意することがある」

アナ六「何か問題でもあるので?」

デジ形デジ形、呆れる「インターネットブラウザーによっては、ダウンロードボタンが表示されないことがあるんだ」

ミドリ「『Adobe Flash Player』の関係のようだね」

アナ六「ボタンがないならダウンロードできませんよね」

デジ形「その場合は、下のほうへスクロールすると『別の方法でインストールする』というのが見つかるから、それを使うとインストールできるはずだ」

アナ六アナ六、困る「タダといっても、なかなか面倒ですねえ」

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「インストール版はがきデザインキット」の画面。写真を読みこむほかにも、たくさんの素材が用意されており、機能も充実しています。

デジ形デジ形、笑う「この右側にある、『画像読込』で写真を貼りつけて、『素材』の『あいさつ文』を選ぶと、謹賀新年などの賀詞や、おきまりの文章を追加できるぞ」

アナ六「そいつは簡単なことで」

デジ形「ほかにも素材には背景とかイラストとかいろいろあるし、文章ももちろん書き込める」

ミドリミドリ、微笑む「マウスを使って直接手書きの文字を書ける機能もあるね」

デジ形「もちろん宛名面の印刷もできるぞ」

アナ六アナ六、笑う「これでタダとは恐れ入りますぜ」

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「PicSketch」で加工した写真を読みこんで、年賀状を作ってみました。無料アプリながらも、住所録を使った宛名印刷の機能も備わっています。

細かい切り抜きが簡単にできる「筆ぐるめ」

デジ形「じゃあ、最後にdynabookに搭載されているハガキ作成アプリ『筆ぐるめ24 for TOSHIBA』を紹介しよう」

アナ六「ハガキっていうことは、年賀状専用っていうわけじゃあないんですね」

デジ形デジ形、呆れる「もちろんだ。暑中見舞いや引っ越しのお知らせなんかも作れるし、ハガキ以外では、名刺やカレンダーなんていうのも作れるぞ」

ミドリ「1年に1回しか使わないんじゃあもったいないからね」

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「筆ぐるめ」のナビ画面で、年賀状やはがき以外に作れるものが表示されています。名刺やシールなど、さまざまな印刷物が作成できます。

デジ形「あともう一つ、『for TOSHIBA』ならではの特長として、写真の切り抜きが簡単にできる機能がついているぞ」

アナ六「切り抜きっていったら、形に合わせてハサミでチョキチョキ切ることで」

デジ形デジ形、呆れる「それをパソコン上でやるっていうことだ。まあ、ペイントとかでも自由選択ツールを使えばできないことはねえが、マウスだと輪郭をなぞるのが大変だから、なかなかうまくいかねえだろうな」

アナ六「それが、マウスでも簡単にできるので」

デジ形「うむ。輪郭のあたりをなぞるだけで、あとは『フィッティング』っていう機能で輪郭ぴったりに合わせてくれるんだ」

アナ六アナ六、笑う
「そいつは便利ですねえ」

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「筆ぐるめ24 for TOSHIBA」についている「東芝イラスト切抜」の画面。緑色に塗られた部分が切り取られて削除される仕組みで、上の画面のような、おおまかになぞった状態で「フィッティング」を行うと、下のようにほぼ正確に輪郭を切り取れます。、

デジ形「で、できた画像を貼りつければ、背景なしの写真で年賀状が作れるっていうわけだ」

アナ六アナ六、笑う
「これで今年の年賀状はバッチリですね」

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「筆ぐるめ」で年賀状を作成しているところ。手順を具体的に指示してくれるナビ機能が充実しており、初めての方でも安心して年賀状を作成できます。

デジ形「どうした、アナ六、元気がなさそうじゃねえか」

アナ六アナ六、困る「いえ、年賀状作りはあっしに任せろって周りに話していたら、パソコンの苦手な裏のご隠居に、年賀状作りを頼まれたんですけどね」

ミドリ「おや、それは感心だねえ」

デジ形「年賀状作りはオレが教えたから、もうバッチリじゃねえのか?」

アナ六「図案はいいんですが、宛名のほうも安請け合いしたら、200人分の住所氏名をパソコンに入力しなきゃいけなくなって」

ミドリミドリ、微笑む
「顔の広い人なんだねえ」

デジ形「まあ、一度入力すれば、毎年使えるからいいじゃねえか」

アナ六「いったい全部入力できるのに何日かかることやら」

デジ形デジ形、呆れる「入力が終わったら、間違いがねえように、しっかり確認するんだぞ」

ミドリ「あたしも、今年は習い事を始めて知り合いが増えたから、年賀状の宛名の入力をお願いしようかねえ」

アナ六「ひええっ、そいつは勘弁してくださいっ、自分の分が書けなくなりますぜ!」

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