食事宅配も家事代行もお任せ！シニア向けサービスの選び方

食事宅配も家事代行もお任せ！　シニア向けサービスの選び方

食事宅配も家事代行もお任せ！　シニア向けサービスの選び方

　彼らがお送りする時空を超えた『NEWぱそこんライフ講座』、さて今回のお話は……。

シニア向けサービス検索は地域で絞りこもう

アナ六「ちょいと前は、このまま夏になるのかっていうくらい暑かったのに、また季節が逆戻りして寒くなったりして、まいっちまいますねえ」

デジ形「春の天気っていうのは、いつもだいたいこういうものだが、それでも急に寒くなると体にこたえるな」

ミドリ「出かけるときに着ていくものも、考えるのが大変だよっ」

アナ六「あっしの家の裏に住んでいるご隠居の夫婦は、暑かったり寒かったりして買い物に行くのが辛いって、困ってましたぜ」

デジ形「じゃあ、お前が代わりに買い物に行ってあげればいいじゃねえか」

アナ六「あっしもそのつもりだったんですけど、そうしたら、『宅配食事サービス』ってえのを試しにやってみるって言いだしたんですよ」

デジ形「ほほう、そういう手もあったな」

ミドリ「食事や食材をネットで注文して、届けてもらうサービスだね」

アナ六「話はそこで終わりじゃないんです。パソコンで検索してみたら、いろいろな宅配食事サービスのサイトが出てきて、どこを選んだらいいかわからないっていうことでしたぜ」

デジ形「そういうサービスを利用するときに、まず重要なのは、自分の住んでいる場所が、そのサービスを受けられる範囲にあるかどうかだ」

アナ六「なるほど。でも、サイトをひとつひとつ調べていくのは面倒だなあ」

デジ形「それなら、検索するときに地域名を付け加えればいい」

アナ六「そうすれば、家の近くのサイトに絞りこめるわけで」

デジ形「グーグル検索なら、地図が表示されることもあるぞ」

アナ六「こうやっていくつかのサイトを選んだら、あとは値段とか内容を見ていくわけですね」

デジ形「そのとおりなんだが、実はサイトをひとつずつ見ていかなくても、同じサービスのサイトを比較してくれるサイトもあるぞ」

アナ六「そいつはそっちのほうが手っ取り早いですねえ」

ミドリ
「そういう比較サイトの対象に入っていないサービス会社もあるから、普通の検索も一緒にやったほうがいいけどね」

デジ形
「じゃあ、いくつかのシニア向けサービスについて、比較サイトなどを紹介していこう」

アナ六「これでご隠居もひと安心ですぜ！」

きめ細かい利用条件に応える宅配食事サービス

デジ形「じゃあ、まずは宅配食事サービスから紹介していこう」

アナ六「このサービスは、ピザや弁当の出前とはどう違うので？」

ミドリ「今は出前じゃなくて、デリバリーってよく言うけどね」

デジ形「宅配食事サービスは、会社ごとにいろいろな特徴があるんだが、たとえば減塩とか、低カロリーとか、利用者の年齢や健康状態に合わせてメニューを選べることが多い」

ミドリ「お店で買うお弁当だと、カロリーが高かったり、塩分が強めだったりするからねえ」

アナ六「あっしもそろそろ、そういうのを気にしたほうがいいですかね？」

デジ形「で、こういったサイトを集めて条件検索したり、内容を比較しているサイトがある」

アナ六「比較するほどたくさんあるんですねえ」

デジ形「まずは『シニアのあんしん相談室・宅配ごはん案内』（ https://gohan.senior-anshin.com/ ）というサイトだ」

アナ六「郵便番号を入力すると検索できるので？」

デジ形「うむ。このサイトは、食事の宅配を行っている9社のサービスを比較しているサイトで、郵便番号と食事の種類で配達可能なサービスを絞りこめるほか、資料請求や食べ比べのサービスなどもあるぞ」

アナ六「へえーっ、食べ比べができるってえのはおもしろいですねえ」

デジ形「もうひとつ『食事宅配ナビ』（ http://www.shokuji-takuhai.info/ ）という比較サイトも紹介しよう」

アナ六「さっきのとはどこが違うので？」

デジ形「こちらは、別の食事宅配サービス会社をとりあげており、病気やダイエットなどの目的別のほか、売れている商品や金額などの比較ランキングを紹介しているのが特徴だ」

アナ六「へえーっ、ランキングっていうのはどれが1位か気になりますねえ」

ミドリ「エリア別の検索はないけれど、冷凍の状態で全国配送している会社を中心にとりあげているようだね」

掃除や洗濯などあらゆる家事を代行してくれるサービス

デジ形「次は家事代行サービスだ」

アナ六「家事っていうと、おかみさんが毎日やっている家の仕事のことで？」

デジ形「オレもたまにはやっているけどな。掃除、洗濯、料理、買い物と、いろいろな作業を代わりにやってくれるぞ」

ミドリ「親分がやるのは、本当にたまにだけどね」

アナ六「そいつは便利ですが、金がもったいなくないですかねえ」

デジ形「もちろん金はかかるが、それでも代行が必要だっていう人が利用するわけだ」

ミドリ「ほかの仕事で忙しいときに代行してもらうだけじゃなくて、一人暮らしの親の家の家事を頼んだりするとかね」

アナ六「なるほど、そういう利用の仕方もあるわけですね」

デジ形「この分野でも、いくつかの会社のサービスを比較した『カジフル』（ https://kajifull.com/ ）っていうサイトがあるぞ」

アナ六「へえーっ、人気のあるサービスには比較サイトがつきものですねえ」

デジ形「このサイトは、サービス会社をエリア別、条件別に検索するほかに、初めてこのサービスを利用する人も安心できるように、サービス内容についてのコラムも充実しているぞ」

アナ六「初めて利用するときっていうのは不安ですから助かりますねえ」

ミドリ「あと、利用する側じゃなくて、スタッフとして働くことについても解説しているよ。あたしもやってみようかね？」

デジ形「そうなったら、働いているあいだ、うちの家事はどうなるんだ？」

アナ六「そこで家事代行サービスを利用するわけですね！」

自分に合ったプログラムを探したい「シニア向けスポーツクラブ」

デジ形「次は、シニア向けのスポーツクラブだ」

アナ六「確かに、体力づくりは健康のためにも大切ですからねえ。でも、スポーツクラブっていうと、ベルトコンベアーみたいなものの上を延々と走ったり、重いバーベルを上げたりするとか、シニアでも大丈夫なんですかい？」

ミドリ「別にきつい運動ばかりじゃないと思うけどね」

デジ形「うむ。ちゃんとシニア向けのプログラムも用意されているし、店によっては、シニア料金として、曜日や時間を区切って料金を安くしている場合もある」

アナ六「安くなるんだったら、やらないと損ですねえ」

デジ形「ところが、シニア向けに限定すると、今まで紹介してきたような比較・検索サイトが見当たらないようだ」

アナ六「てことは、地道に検索して探すしかないわけで」

デジ形「マップで家から通える範囲のスポーツクラブを検索して、1件1件シニア向けのプログラムなどのサービスがあるかどうか調べるわけだな」

ミドリ
「逆に『スポーツクラブ　シニア』で検索して、先にシニア向けのサービスの有無を調べてから、家の近くにあるかどうかチェックしてもいいかもね」

アナ六「ちょいと面倒だなあ」

デジ形「シニア向けのスポーツ教室は、インターネットで探せないような小規模なものもあるし、自治体が主催して公民館とかでやるものもあるから、ネット以外の情報もいろいろ調べたほうがいいだろうな」

ミドリ「町内の口コミ情報が役立つかもしれないね」

気をつかわずに学べるシニア向けパソコン教室

デジ形
「最後にパソコン教室についても紹介しておこう」

アナ六「あっしはもう初心者じゃねえから、今さら行く必要はありませんぜ」

デジ形「そんなことはねえぞ。ワードやエクセルなんかの詳しい使い方はもちろん、初心者を卒業しても、いろいろ学べることはあるはずだ」

ミドリ「パソコン教室なら、スポーツクラブとかと違って、シニア専用のところに行かなくても大丈夫だろうね」

デジ形「といっても、シニア向けのコースが用意されているところも多いぞ。これも検索で探してみると、いろいろな教室がみつかるはずだ」

アナ六「でも、パソコンの使い方を習うのは同じなのに、シニア向けっていうのはどこが違うので？」

デジ形「グループで習う場合、同じシニア世代なので、多少習得が遅くても、お互い気をつかなわくていいということがある」

アナ六「なるほど、要領のいい若者だと、パッパッと覚えてどんどん先へ進んでいきますからねえ」

デジ形「あと、教えるほうも心得ているから、本人が納得するまで繰り返しねばり強く教えてくれるはずだ」

アナ六「そういうメリットがあるんだったら、シニア向けの教室を探して行ったほうが楽しく学べるかもしれないですね」

デジ形「おう、アナ六、ご隠居には、この前教えたシニア向けサービスの話をちゃんと伝えたか？」

アナ六「へいっ、おかげで喜んでもらえましたぜ」

ミドリ「アナ六の株もだいぶ上がったねっ」

デジ形「で、ご隠居はどんなサービスを使うって言ってたんだ？」

アナ六「ところが、『こんなサービス、あっしだったら朝飯前ですぜ』とか言いながら説明していたら、結局、買い物やら掃除やら、あっしがやることになっちまって」

デジ形「それはそれで、よかったんじゃねえのか」

アナ六「まあ、ご隠居にはいつも世話になってますから、いい恩返しになりますぜ」

デジ形「こういうアナ六のような存在がいない場合は、シニア向けサービスをうまく活用してもらいたいものだな」

ミドリ「うちでもアナ六に頑張ってもらおうかね？」

アナ六「さすがに2軒分の家事をこなすのはムリですぜ！」