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スマホやデジカメの容量オーバーで写真が保存できない!?そうなる前にデータをパソコンへ移そう

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スマホやデジカメの容量オーバーで写真が保存できない!?そうなる前にデータをパソコンへ移そう

スマホやデジカメの容量オーバーで写真が保存できない!?そうなる前にデータをパソコンへ移そう

連休中に海や山へ行って、写真を撮ってきたという方はたくさんいるでしょう。そんなときにスマホやデジカメの容量がいっぱいになり、写真が保存できなくなったという経験はありませんか。そうなる前にやっておくべきこととは? 今回はデジ形平次(以下、デジ形)と妻・ミドリが、スマホやデジカメの写真データをパソコンへ移す方法をアナ六に紹介します。

●講座で使用しているノートパソコン



dynabook T75/G

CPU:Core i7-8550U 1.80GHz

メモリ:8GB

記憶装置:1TB HDD

ディスプレイ:15.6型ワイドFHD

光学ドライブ:ブルーレイディスクドライブ

OS:Windows 10 Home 64ビット

デジカメやスマホの写真のデータはパソコンへ移す

アナ六アナ六、笑う「このあいだの連休は、ちょっとした行楽で、仲間と一緒に山のほうへ出かけてきましたぜ」

デジ形「ほう、今年は天気がよかったから、楽しめただろうな」

ミドリ「暑い日もあったけれど、山なら涼しかっただろうね」

アナ六「汗はかきましたが、風が心地よくて、気持ちよかったですねえ」

ミドリミドリ、微笑む「写真を撮ってきたんなら、あとで見せておくれよ」

アナ六「ええ、おやすいご用で。みんなでバチバチ撮ってきましたぜ」

デジ形「自分たちを撮ってばかりで、肝心の風景はあまり写ってなかったりしてねえだろうな?」

アナ六「ギクッ! そこはどうだったか、よく覚えてませんぜ。ところで、あっしの仲間にはドジなヤツがいたもので、急に写真が撮れなくなったとか言い出したんです」

デジ形「そりゃあ、スマホの電池切れじゃあねえのか?」

アナ六「いやいや、そいつはスマホじゃなくて、デジカメだったんですけど、電池切れじゃあなかったんです」

デジ形デジ形、呆れる「電池切れじゃないとすると、あれだな」

アナ六「そうそう、そのとおりで!」

ミドリ「何言ってるのかわからないよっ!」

デジ形「デジカメのメモリカードがいっぱいになって、撮った写真を保存できねえとか、そんなところだろう」

アナ六アナ六、困る「大当たりですぜ。おかげでそいつは、前に撮った写真を何枚か選んで、泣く泣く消してましたぜ。やっぱり早めに新しいメモリカードを買って、取り換えておくべきでしたね」

デジ形「パソコンを持っていたなら、写真のデータをパソコンにコピーするっていう方法もあったのにな」

アナ六「こいつはうっかりだ、そいつもパソコンは持っていたはずなんですが、それを教えるのを忘れてましたぜ」

デジ形「じゃあ、今回はデジカメやスマホが写真のデータでいっぱいになる前に、パソコンにデータを移す方法を教えてやろう」

アナ六「行楽に出かける前に、あいつにこの話を聞かせてやりたかったなあ」

デジカメのメモリカードをパソコンに挿してコピーしよう

デジ形デジ形、笑う
「まずはデジカメからパソコンへ、写真のデータを移す方法を教えよう。といっても、デジカメからメモリカードを取り出して、パソコンに入れるだけなんだけどな」

アナ六「はて、パソコンのどこに、そんなカードを入れられるところがありましたっけ?」

イメージ

dynabookの「ブリッジメディアスロット」にメモリカードを挿入しているところ。カードを奥までしっかり差し込むと、カードがパソコンに認識され、パソコンとのデータのやり取りができるようになります。

デジ形「dynabookでは、メモリカードの差込口を『ブリッジメディアスロット』と呼んでいる。というのは、SDメモリカード以外にも、さまざまなタイプのメモリカードを接続できるからだ。256GBという大容量の『SDXCメモリカード』にも対応しているぞ」

アナ六アナ六、笑う「256GBなんて、いくらでも写真が保存できそうですねえ」

デジ形「デジタル一眼レフカメラなんかで撮った、サイズの大きい写真データを保存するためのものだな」

ミドリミドリ、微笑む「『RAW(ロウ)データ』とかいうのだと、写真1枚で何十MBもあるからね」

アナ六「へえーっ、写真1枚のデータが何MBかなんて、考えたこともなかったですぜ」

Wi-Fiでデジカメの写真データをパソコンに送れる「FlashAir」

アナ六「しかし、デジカメからメモリカードをいちいち抜いて、それをパソコンに挿すってえのは、ちょいと面倒ですねえ」

デジ形デジ形、笑う「最近はWi-Fi(ワイファイ)対応のデジカメがあるから、それを使えば、パソコンやスマホと無線で直接データのやりとりができるぞ」

アナ六「そいつは便利ですが、デジカメを買い替えなきゃなりませんぜ」

デジ形デジ形、笑う「それなら、Wi-Fi対応のメモリカードを買うっていう手もある。今回は『FlashAir(フラッシュエアー)』を紹介しよう」

アナ六「メモリカードっていったら、小さくて薄っぺらいヤツですよね。その中にWi-Fiが入っているんですかい?」

デジ形「けっこう前からあるが、最近のは転送速度が速くなって、高性能化が進んでいるようだぞ」

アナ六
アナ六、笑う「これだったら、マメにパソコンに写真データをコピーできそうですね」

イメージ

東芝メモリ株式会社のWebサイトより「FlashAir(フラッシュエアー)」の製品紹介ページ( http://www.toshiba-personalstorage.net/product/flashair/sduwa/index_j.htm )。通常のメモリカードとしての機能のほかに、Wi-Fi経由でパソコンやスマホにデータを転送できる機能を持っています。

スマホとパソコンをUSBケーブルで接続

デジ形「じゃあ、今度はスマホからパソコンへ写真のデータをコピーする方法だ」

アナ六「スマホはデジカメと同じようにはいきませんよね」

デジ形デジ形、呆れる「うむ。だが、基本的には、充電のときに使うUSBケーブルをパソコンのUSBコネクタに接続すればいい」

アナ六「それって、パソコンから充電するっていうヤツでは?」

デジ形「もちろん充電もできるんだが、それ以外に、パソコンに接続したスマホは、USBメモリと同じように外部の記憶装置として扱うこともできる」

アナ六アナ六、困る「それってどういう意味で?」

デジ形「スマホに保存されているデータをパソコン上で見ることができ、パソコンにコピーしたりすることもできるっていうわけだ」

アナ六「こいつも簡単ですねえ」

イメージ

AndroidのタブレットをUSBケーブルで接続して、パソコン上でタブレットのデータを見たところ。左側の「PC」のアイコンを選ぶと、USBメモリやDVDドライブなどと同じく、タブレットに入ってる写真などのデータを見ることができます。

「ワンドライブ」や「Googleフォト」で自動転送

アナ六「このスマホのほうも、ケーブルをつながなくても写真データを送れる方法があるんですかい?」

デジ形デジ形、笑う
「うむ。つい最近教えたばかりだが、『ワンドライブ』や『Googleフォト』などのクラウドストレージを利用する方法があるぞ」

アナ六「そういえば聞いたことがあるような。どうすればいいんでしたっけ?」

デジ形「ワンドライブの場合は、まずスマホでワンドライブのアプリをインストールする」

アナ六アナ六、笑う「ワンドライブってスマホでも使えるんですねえ」

デジ形「うむ。それで、スマホの設定で『写真』の読み出しと書き込みを許可すればいい。そうすると、スマホで撮った写真が自動的にワンドライブにアップロードされるぞ」

アナ六「なるほど、そうすれば、パソコンのワンドライブでスマホの写真が見られるわけで」

イメージ

左がiOS版のワンドライブをインストールするときの画面、右がワンドライブの設定画面です。iPhoneの写真アプリの「読み出しと書き込み」を許可すると、スマホで撮った写真が自動的にワンドライブにアップロードされます。

デジ形デジ形、笑う
「で、アップロードがすんだら、スマホに入っている写真(iPhoneだったら『写真』アプリに入っている写真)は消去するっていうわけだ」

アナ六「なるほど、ワンドライブのほうに写真が保存されていれば、スマホに入っている写真は消しても大丈夫なわけですね」

ミドリミドリ、困る「スマホにたくさん写真がある場合は、アップロードにちょいと時間がかかるよっ。それから、ワンドライブは無料だと基本5GBまでしか利用できないことにも注意したいね」

アナ六「もしスマホに5GB以上写真が入っていたら、どうすればいいんでしょう?」

デジ形「金を払ってワンドライブの容量を増やすか、Googleフォトの容量無制限サービスを使うかだ。まあ、あまりに写真の枚数が多い場合は、さっき言ったUSBケーブルでコピーする方法が手っ取り早いだろうけどな」

ミドリ「Googleフォトは何枚でも無料でアップロードできるけれど、写真のサイズが自動的に制限されるっていうヤツだね」

デジ形「ちなみにGoogleフォトも、スマホ版をインストールして、同じように設定すれば、自動的にアップロードされるぞ。一番最初にGoogleアカウントを登録しておく必要はあるけどな」

アナ六「うーん、ワンドライブとGoogleフォト、どっちがいいんでしょうねえ」

数字を入力するだけでデータ転送できる「データムーバー」

デジ形「クラウドストレージ以外の方法でも、スマホから無線でパソコンへ写真データを移す方法がある。たとえばdynabookに付属しているアプリ『データムーバー』だ」

アナ六「その名のとおり、写真のデータをムーブするんですかい?」

デジ形「うむ。これもインターネット経由ではあるが、クラウドストレージのように保存はせず、スマホからパソコン、あるいはパソコンからスマホに転送するだけだ」

ミドリ「確か、簡単操作が売りだったね」

デジ形「スマホのほうにデータムーバーのアプリをインストールしたら、写真を選んで転送する。そうするとスマホの画面に数字が表示されるので、パソコンのほうのデータムーバーに、その数字を入力すればいい」

アナ六アナ六、困る「その数字さえ間違えなければ簡単にデータを移動できるわけですね」

イメージ

スマホ側の「データムーバー」の画面。スマホに入っている写真を選んで「転送」をタップすると、転送が行われると同時に数字が表示され、パソコン側の「データムーバー」にその数字を入力すれば、データを受け取ることができます。一度に約20ファイルまで転送できます。

デジ形デジ形、笑う「おう、アナ六、例のお前の仲間に、パソコンに写真データを移す方法をちゃんと教えたか?」

アナ六「へいっ、これでまた写真を遠慮なく撮れるって言って、喜んでましたぜ」

ミドリ「それはよかったねえ。ところで、アナ六が撮ってきた写真は、いつ見せてくれるんだい?」

アナ六アナ六、困る「いやあ、家に帰ってよく見てみたら、親分の見立てどおり、風景はそっちのけで、あっしや仲間の顔が写った写真しかありませんでしたぜ」

デジ形「自撮り写真がはやっているのは知ってるが、まさか風景の写真を撮ってねえとはな」

ミドリ「もっと人に見せることを考えながら撮ったほうがいいよっ」

アナ六「いやあ、人が写ってないと、何となくさびしい感じがするんですよねえ」

デジ形「オレなんかは、逆に人のいない風景の写真ばかり撮っているけどな」

ミドリミドリ、怒る「おかげで、あたしの写っている写真が少なくて残念だよっ」

アナ六「写真1枚撮るにしても、本当に人それぞれですねえ」

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スマホで撮った写真がパソコンの大画面できれいに見れるデータ連携術!

https://slownet.ne.jp/c/it/post-19783/

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