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【PayPay・楽天Pay・LINE Payなど】決済詐欺も発生?便利なQRコード決済を安全に利用する方法

クレジットカードなどを提供するJCBは2019年8月28日、キャッシュレス決済は現金決済と比較し、支払い時間が最大で16秒短くなることを公表しました。

最近では非接触型決済(iD、QUICPay、VISA payWaveなど)、クレジットカード決済、QRコード決済など多様な決済方法があります。
これらは「キャッシュレス決済」と呼ばれ、極端に言うと財布を持ち歩かなくとも買い物ができるようになってきています。

身軽に外出でき、手軽に買い物ができるだけでなく、キャッシュバックなどの観点からお得に買い物や食事などができる点において、キャッシュレス決済は大きなメリットがあります。
しかし、少し複雑な仕組みを悪用し、詐欺を働く人もいるそう。

今回の記事ではQRコード決済詐欺に引っかからないポイントなどをご紹介します。

QRコード決済とは?どんな仕組みなの?手数料はかかる?コンビニ・スーパーでは利用可能?

QRコード決済とは?どんな仕組みなの?手数料はかかる?コンビニ・スーパーでは利用可能?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

冒頭でもお伝えしましたが、JCBは8月28日、現金、クレジットカード(サインレス)、非接触型(QUICPay)、QRコードの4決済方法における速度実験に結果を公表しました。
この実験は20代から40代の男女25人を対象に、2019年7月22日に実施したものです。

この実験では、非接触型決済が8秒、クレジットカードは12秒、QRコード決済は17秒、現金は28秒という結果に。
つまり、非接触型のQUICPayを利用すると、現金決済よりも16秒短くなるというのです。
毎日1回買い物をしたとすると、1年間で5,840秒、1時間37分もの買い物にかかる時間を短縮できます。

JCBでは実生活における試算も行っています。
普段の買い物での決済手段を現金からキャッシュレス決済に完全移行すると、自由に使える時間が年間3時間増加するそう。
また、すべての消費者がキャッシュレスで支払いをした場合、1店舗あたりの労働時間は4時間減少。
消費者が現金払いを続けた場合、日本全体では1日約22億円分、年間で約8,000億円分の時間ロス。
そしてキャッシュレス決済に完全移行すると、1人あたり年間約1万2,000円に相当する時間が創出されるといいます。

参考

決済速度に関する実証実験結果
https://www.global.jcb/ja/press/00000000162855.html

以前であれば、キャッシュレス決済ができない店舗も多かったですが、近年は多くの店舗でキャッシュレス決済が可能になってきています。
そのなかでも特に注目を集めているのが、QRコード決済でしょう。

PayPay、楽天ペイ、LINE Payなど各社が提供するサービスで、最大20%のキャッシュバックキャンペーンを実施するなどして多くのユーザーを獲得しています。
まずはじめにこうしたQRコード決済に使用される「QRコード」とはどのようなものなのかを見ていきましょう。

「QRコード」ってそもそも何?

QRコードとは簡単に言うとバーコードの進化版です。

従来のバーコードは横方向(1次元)にしか情報を持っていませんでした。
しかし、QRコードには縦軸と横軸があり、2次元(平面)で情報が記録されています。

QRコードは主に正方形で、小さな四角形が寄り集まっているのが特徴。
この小さな四角形が配置されている位置によって情報伝達をしており、バーコードと比較すると数十倍から数百倍の情報量を扱うことが可能になりました。
そのため、従来のように数字だけではなく、英字、漢字、記号などさまざまな情報を扱えるようになったのです。

QRコードには種類(バージョン)が存在します。



バージョン1は四角い白黒の点が縦と横に21セルずつ配置されているもの。
バージョンが1つ上がるごとに縦と横に4セルずつ増やされ、格納される情報がどんどん増えていきます。

このQRコードはデンソーウェーブが開発した日本製。
日本で生み出された情報伝達方法と聞くと少しだけ誇らしい気持ちになりませんか?

現在ではQRコードは決済だけでなく、製造現場においては作業指示書につけ進捗管理を行ったり、病院などでは薬や入院患者のリストバンドと看護師のIDを照合するなど医療事故防止にも使われています。

QRコード決済の仕組み

さまざまな現場で活用されているQRコードの情報量を活用し、決済に利用しているのが「QRコード決済」です。

お店側にとって、お金の流れはクレジットカード決済の導入とあまり変わりません。
そのため、お店側の導入ハードルは結構低いのです。
決済を行うと消費者の「●●Pay」から決済金額が引き落とされます。
「●●Pay」が決済手数料を差し引き、店舗の銀行口座に振り込まれる仕組みとなっているのです。

最短だと決済から2営業日で振り込まれる決済サービスもあるので、キャッシュフローが良い、というのも人気の理由だといえそうです。

QRコード決済には主に2種類の決済方法があります。

ひとつはユーザースキャン式。
店舗側が用意したQRコードをユーザー(消費者)が読み取って、決済する仕組みです。
もうひとつがストアスキャン式と呼ばれる方法で、お店がコードを読み取るパターン。
こちらはお店側が決済金額を入力するので、消費者はコードを見せるだけでOKです。

スマートフォン1台で手軽に決済できるQRコード決済はとても便利で、コンビニ各社はもちろん、食品スーパーでも導入を始めています。
最近はイトーヨーカドーや西友でもPayPayが使えるようになるなど大手スーパーでも対応が進んでいます。
ぜひこの機会に、お得なキャッシュレス決済をはじめてみませんか?

QRコード決済の安全性とは?QRコード決済詐欺には要注意を

QRコード決済の安全性とは?QRコード決済詐欺には要注意を

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

QRコード決済で気になるのは安全性でしょう。
先日発生したセブン-イレブン・ジャパンのQRコード決済サービス「7Pay」ではサービスのセキュリティ対策の甘さから多くの不正利用が発生し、逮捕者も出たほどです。
実際にQRコード決済の安全性は高いのでしょうか?

QRコード決済の安全性は高いといえます。
その理由としては「スキャミング(情報を読み取ること)されない」「高い暗号化技術でデータは一定時間で無効になる」という点。

クレジットカード決済においては、いまだにカードを店員に渡すことが多いですよね。
ここで不正利用されてしまうと防げません。
対してQRコード決済の場合、自分でQRコードを表示させて支払いを行うので、スキャミングされにくいという特徴があります。

また、QRコードは一定時間(5分ほど)で新しいものに次々変わっていくので、不正利用を防ぐ仕組みとなっています。
たとえばスクリーンショットで保存したQRコードで支払おうと思っても支払うことはできないのです。
この点は安全性が非常に高いですよね。

デメリットとしては不正ログインされてしまうと決済されてしまう点。
自分のID、パスワードはしっかりと管理しておく必要があります。

QRコード決済の本場・中国では詐欺も多発しており、偽造したQRコードを店のQRコードの上にかぶせて決済させるなどの詐欺も発生しているよう。
確実にお店のだと確認してから決済するとこの詐欺は避けられそうですね。

現金、クレジットカード、アプリ、即時引き落とし、後払い…安全な決済方法とは?

現金、クレジットカード、アプリ、即時引き落とし、後払い…安全な決済方法とは?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

さまざまな決済方法があります。
確実に安全な決済方法というのは現金を含めて実は存在しません。

現金の場合、詐欺に遭ったり、落としてしまって戻ってこないとゼロになります。
対してクレジットカードを介していると、これらの被害に遭っても補償される場合がほとんど。
この点だけを考えるとクレジットカードのほうが安全だとさえいえます。

QRコードを使った決済においても、あらかじめアプリにお金をチャージするものとクレジットカードで決済できるものが存在します。
それぞれに一長一短があり、あらかじめチャージする方は使いすぎる心配がありません。
クレジットカード決済は使いすぎてしまうかも知れませんが、使えるお店ならどんどん使えるという大きなメリットがあります。
何か起こったときもクレジットカードなら実害はない(支払わなくて良い)場合もありますが、チャージしているとお金が戻ってくるまでに時間がかかってしまいます。



このあたりのメリット・デメリットを比較した上で、お得なキャッシュレスを選びましょう。
オススメはQRコード決済を軸にクレジットカードを所有すること。

たとえば楽天クレジットカードはポイントキャッシュバック率1%で、楽天ペイは0.5%。
楽天ペイでの支払い方法を楽天カードに指定すると、最大1.5%の還元が受けられます。
さらに楽天ポイントが貯まる店で買い物をすると、そこでもポイントがもらえるわけですから、大きくポイントを貯められるのです。

PayPayは毎月、高額キャッシュバックを実施していたりします。
クレジットカード、現金チャージ、どちらでも決済可能なので、PayPayももちろんオススメ。

それぞれを比較した雑誌なども多く販売されているので、これらを参考に自分が一番トクするキャッシュレス決済を選んでみてくださいね。

コメント
  1. この記事のタイトルでは「安全に利用する方法」とありますが、記事を読んでみると、記事タイトルの解答は「それぞれを比較した雑誌なども多く販売されているので、これらを参考に自分が一番トクするキャッシュレス決済を選んでみてくださいね。」となっていて、結局どうなのよ、と思ってしまいます。
    記事と内容がマッチしていないように思えます。
    タイトルは誇張しないと読んでくれないからでしょうか。ちょっと気になりました。

  2. 私はPCを20年使っていますが、スマホは持っていません。
    だからQRコード決済というのは正直なところよくわからなかったのですが、
    丁寧な説明で、納得できました。
    しかしスマホは持つ気持ちはありません(笑)

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