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サークル句会

227.10月サークル句会①(09/26~10/10)

昇峰さん
トピック作成者:昇峰 さん
2017.10.7
10月前半のサークル句会の選句結果です。今回の一席は、TOTOROさんの「赤とんぼ」の8点句、二席は、昇峰の「稲雀」の7点句、三席は、翔行さんの「紅葉」の7点句でした。一席の赤とんぼの句は正直なところ判りませんでした。しょうくさん、方舟さんに鑑賞していただければ助かります。二席は、稲雀の飛びようを、三席の「紅葉」句は一番骨法のしっかりした作りで格調高くまとまっているように思いました。来回もまたよろしくお願い申し上げます。

一席 8点句(◎◎○○○○○○)
  42.しんがりはリュックに止まる赤とんぼ       TOTORO
二席 7点句(◎◎◎◎◎○○)
  08.稲雀風に形のあるごとく             昇 峰
三席 7点句(◎◎◎○○○○)
  39.宿坊の膳に彩なす紅葉かな            翔 行
5点句(◎◎◎◎○)
  59.花野来て花野の径に迷ひ込む           山椒の実
   (◎◎○○○)
  27.苔寺の音みな消えて式部の実           そよかぜ
  40.受話器置き独りに戻る秋の夜           方 舟
  79.峰寺の長き廊下や紅葉冷え            さんせん
4点句(◎◎○○)
  05.朝市の戸板に並ぶ秋刀魚の目           panapana
   (◎○○○)
  25.頭垂れ色づく稲穂揺らす風            俊 雪
  31.転んでも諦めない子運動会            TOTORO
  53.長き夜や傘寿の歴史振り返る           そよかぜ
3点句(◎◎○)
  68.触るる葉の光こぼして芋の露           さんせん
   (◎○○)
  29.この今を生きる幸せ野川澄む           しょうく
   (○○○)
  09.色鳥の群れて飛び散る風の駅           panapana
  21.器用とふ生き方知らず草の花           昇 峰
  64.一人居の膝に猫乗る月の客            しょうく     
2点句(◎◎)
  23.盟神探湯(くがたち)の跡形もなく草の花     利 明
   (◎○)
  02.秋澄むや沸沸と湧く旅心             泥 舟
  24.車いす間合ひ縮めて菊花展            さんせん
  44.世代継ぐ子ども囃子の秋祭            ワシモ
  49.露の身と悟れば五百羅漢かな           夢追人
   (○○)
  16.かなかなや山家一軒煙立つ            TOTORO
  26.声やさし女医の診察島小春            翔 行
  52.東西の塔の相輪天髙し              方 舟
  72.末裔の住みし在所や鮎下る            苦 瓜
  75.湖の底の底まで水澄めり             俊 雪
  87.ゆつたりと人流るるや月天心           泥 舟
1点句(◎)
  12.屋外の将棋大会秋高し              そよかぜ
  13.開港の頃の洋館小鳥くる             山椒の実
  19.菊師いま竜田の姫の裳裾付け           苦 瓜
  41.寺領來て風の果てなる蕎麦畑           方 舟
  57.稲架の陰に一休みしてまた一歩          しょうく
  60.貼り替し障子眩しき朝の光ゲ           そよかぜ
  62.人影をあぎとふ鯉や秋の暮            利 明
  65.鵯や墳あまたなる裏畝傍             利 明
  71.股のぞきしている親子秋高し           山椒の実
  78.身にぞ入む外人墓地の墓碑古び          山椒の実
  86.夕さりの殊に虫の音遊女塚            TOTORO
  88.吾が影を追ひかけ行くや秋遍路          利 明
  (○)
  03.秋の声山ふところの遥拝所            山椒の実
  38.秋麗や出舟入舟窓明かり             苦 瓜
  56.拝殿の階ぎしと野分後              麦 秋
  74.満身を月光に委ね肘枕              泥 舟
  77.身に入むや介護の世話にまたひとり        panapana
  80.名園に集い名月愛でりをり            そよかぜ
  82.名月や星の一つも眼に入らず           雪 子  
  83.もう離農言いつ秋耕していたり          夢追人
  90.忘れ物無きが幸せ敬老会             麦 秋 
無点句
  01.あかときの秋思たそがれにも秋思
  04.秋晴れや筑波の山も紅く燃ゆ
  06.アナウンサー啓蒙図る赤い羽根
  07.毬栗の坊主の一打柵を越え
  10.打合いはせず競い合い彼岸花
  11.運動会声援のせて風走り
  14.囲ひなき風のまほろば破れ蓮
  15.過疎の径ひとり登校竹の春
  17.ガラスのうさぎ木犀の香に眠る 
  18.雁が音やポイヤウンペの武勇伝
  20.気付かずに爆ぜて顔出す毬の栗 
  22.九十九里太き秋刀魚をアミに乗せ
  28.古道ゆく落葉渦巻く風の道
  30.木の実降る雑木林の主役たち
  32.讃岐富士斜め向こうに稲を刈る
  33.山上に無名戦士墓けらつつき
  34.山頂のケーブルカーや秋深し
  35.山麓の湧き水澄めり漁数多
  36.しつらへを終えて出を待つ今日の月
  37.鮭一尾捌き「いくら」を晩酌に
  43.静寂の林遥かにけらつつき
  45.大仏の胎内にゐて秋思かな
  46.田の縁(フチ)に牛を繋ぎて機械刈
  47.鎮守社の道を真中に豊の秋
  48.隧道の視野広がりし滝紅葉
  50.点字書の完結間近菊日和
  51.陶器屋の熟柿爆弾注意書
  54.ネジ締めるごとく巻き付く蔓茘枝
  55.呑み仲間と別れてよりの夜寒かな
  58.パソコンのメール閉ぢるや秋深む
  61.低きへと墓石転がる露の玉
  63.一粒の雨の音にも秋思なほ
  66.二人居の月を家族に三人居
  67.古時計刻みし音に秋思かな
  69.夜犬も女房も吠えぬ夜
  70.ホームラン飛び込み探す草紅葉
  73.摩文仁にて懸かるは秋の虹二重
  76.道普請車道広ごる秋思かな
  81.名月や遅刻の蛸は泥だらけ
  84.鵙猛る織田信長の馬揃へ
  85.紅葉燃ゆ駅の足湯や嵐山
  89.忘れざる焦土の色や稲雀

評点につきまして間違いがありましたら、お早めにお申し出ください。
選者(敬称略)
麦 秋 そよかぜ 雪 子 泥 舟 利 明 翔 行 TOTORO Tiger6 俊 雪 山椒の実 
ワシモ panapana 夢追人 苦 瓜 昇 峰 しょうく 方 舟 さんせん
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1
11ページ
26
そよかぜさん
2017.10.15 11:24
>>[25] 昇峰 さん
秋の夜長に、親しい人からかかった電話、話が弾み、長電話になったのではないかな?と思える句。
独りの寂しさと秋の夜が、ピッタリです。
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25
昇峰さん
2017.10.14 20:15
受話器置き独りに戻る秋の夜    方 舟

今回、好きだった句の一つです。どなたからの電話だったのでしょうか、遠く離れて住むお子さんとか、同窓会の案内とか、故郷に住む母とか想像が広がり、中七以降の暗転、「秋の夜」の季語がずっしりと響きました。そよかぜさん、雪子さん、TOTOROさんとさんせんさんが共感されていました。どなたか、コメントありませんか。ほかの句でもご自由に発言いただけると知らない世界が広がりそうです。
0人がいいねと言っています
24
方舟さん
2017.10.14 10:00
赤とんぼの句、私は小学校の遠足(昔風ですが)と思いました。遅れ勝ちの子の場合もあるでしょうが
きちんと列を組み最後の子のリュックに赤とんぼが止まった、これが本当のしんがりだったと見られた一句と思いました。この赤とんぼを認めた作者の温かい眼差しが良かったと思います。
0人がいいねと言っています
23
昇峰さん
2017.10.14 8:07
しょうくさん、ありがとうございます。いつもたくさんの方を連れて歩いてこられた方ならではの鑑賞です。私が戸惑ったのは、深読みしすぎて、赤蜻蛉の群れのしんがりをゆく疲れた蜻蛉が、近くにいた人のリュックに止まった光景とも映ったからです。

皆さんの選評が終わったあと、各々の気になった句を鑑賞し合えたら良いですね。
しょうく 1人がいいねと言っています
22
しょうくさん
2017.10.14 4:48
42.しんがりはリュックに止まる赤とんぼ       TOTORO

この句を選ばせていただいたのは、私は数人のウオーキングの景色と見ました。
 最後の方が少し遅れ気味、赤とんぼその方のザックに止まった、秋の青空の下の
 一瞬の景を詠まれたと思いました。
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21
さんせんさん
2017.10.13 19:51
さんせん選
 
 02.秋澄むや沸沸と湧く旅心
 08.稲雀風に形のあるごとく
 23.盟神探湯の跡形もなく草の花
 31.転んでも諦めない子運動会
 40.受話器置き独りに戻る秋の夜
 57.稲架の陰に一休みしてまた一歩
 62.人影をあぎとふ鯉や秋の暮
 86.夕さりの殊に虫の音遊女塚
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20
方舟さん
2017.10.13 19:51
選句番号24・菊鹿展は菊花展のミスプリントでした。訂正いたします。
0人がいいねと言っています
19
方舟さん
2017.10.13 19:48
24・車椅子間合ひ縮めて菊鹿展
27・苔寺の音みな消えて式部の実
39・宿坊の膳に彩なす紅葉かな
42・しんがりはリュックに止まる赤とんぼ
44・世代繼ぐ子ども囃子の秋祭
53・長き夜や傘寿の歴史振り返る
79・峰寺の長き廊下や紅葉冷え
88・吾が影を追ひかけ行くや秋遍路
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18
しょうくさん
2017.10.13 15:23
しょうく選
  08.稲雀風に形のあるごとく
  19.菊師いま竜田の姫の裳裾付け
  27.苔寺の音みな消えて式部の実
  39.宿坊の膳に彩なす紅葉かな
  42.しんがりはリュックに止まる赤とんぼ
  59.花野来て花野の径に迷ひ込む
  68.触るる葉の光こぼして芋の露
  71.股のぞきしている親子秋高し
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17
昇峰さん
2017.10.13 10:56
12.屋外の将棋大会秋高し
13.開港の頃の洋館小鳥くる
39.宿坊の膳に彩なす紅葉かな
40.受話器置き独りに戻る秋の夜
59.花野来て花野の径に迷ひ込む
60.貼り替し障子眩しき朝の光ゲ
65.鵯や墳あまたなる裏畝傍
79.峰寺の長き廊下や紅葉冷え
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16
苦瓜さん
2017.10.13 9:30
特選。25
秀句。03・05・16・31・56
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15
夢追人さん
2017.10.13 8:43
特選:08.稲雀風に形のあるごとく
秀句:21.器用とふ生き方知らず草の花
   39.宿坊の膳に彩なす紅葉かな
   42.しんがりはリュックに止まる赤とんぼ
   52.東西の塔の相輪天髙し
   59.花野来て花野の径に迷ひ込む
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14
panapanaさん
2017.10.12 22:23
panapana さん

2017.10.12 22:19

特選 41.寺領來て風の果てなる蕎麦畑

秀句 27. 53. 68. 80. 90. 
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13
削除されました。
12
ワシモさん
2017.10.12 20:25
特選
08.稲雀風に形のあるごとく
秀句
26.声やさし女医の診察島小春
42.しんがりはリュックに止まる赤とんぼ
49.露の身と悟れば五百羅漢かな
64.一人居の膝に猫乗る月の客
74.満身を月光に委ね肘枕
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11
山椒の実さん
2017.10.12 15:41
特選
68.触るる葉の光こぼして芋の露

入選
05.朝市の戸板に並ぶ秋刀魚の目
25.頭垂れ色づく稲穂揺らす風
42.しんがりはリュックに止まる赤とんぼ
72.末裔の住みし在所や鮎下る
83.もう離農言いつ秋耕していたり
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10
俊雪さん
2017.10.12 11:38
俊雪の選句
特選29.この今を生きる幸せ野川澄む

秀句27.苔寺の音みな消えて式部の実
  38.秋麗や出舟入り舟窓明かり
  53.長き夜や傘寿の歴史振り返る
  74.満身を月光に委ね肘枕
  82.名月や星の一つも眼に入らず
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9
Tiger 6さん
2017.10.12 9:18
特選
49  露の身と悟れば五百羅漢かな
入選
09 色鳥の群れて飛び散る風の駅
25 頭垂れ色ずく稲穂揺らす風
26 声やさし女医の診察島小春
39 宿坊の膳に彩なす紅葉かな
77 身に入むや介護の世話にまたひとり
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8
削除されました。
7
TOTOROさん
2017.10.11 19:12
特選 78.身にぞ入む外人墓地の墓碑古び
入選
29.40.53.64.79.
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6
翔行さん
2017.10.11 16:58
特選
05 朝市の戸板に並ぶ秋刀魚の目

入選
25 頭垂れ色ずく稲穂揺らす風
31 転んでも諦めない子運動会
42 しんがりはリュックに止まる赤とんぼ
79 峰寺の長き廊下や紅葉冷え
87 ゆったりと人流るるや月天心
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5
利明さん
2017.10.11 15:54
特選
05 朝市の戸板に並ぶ秋刀魚の目
入選
02 秋澄むや沸沸と湧く旅心
09 色鳥の群れて飛び散る風の駅
21 器用とふ生き方知らず草の花
39 宿坊の膳に彩なす紅葉かな
79 峰寺の長き廊下や紅葉冷え
0人がいいねと言っています
4
泥舟さん
2017.10.11 14:32
特選
23 盟神探湯の跡形もなく草の花
入選
31 転んでも諦めない子運動会
39 宿坊の膳に彩なす紅葉かな
42 しんがりはリュックに止まる赤とんぼ
52 東西の塔の相輪天高し
75 湖の底の底まで水澄めり
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3
雪子さん
2017.10.11 13:52
特選
08 稲雀風に形のあるごとく

入選
27 苔寺の音みな消えて式部の実
40 受話器置き独りに戻る秋の夜
44 世代継ぐ子ども囃子の秋祭
64 一人居の膝に猫乗る月の客   
87 ゆつたりと人流るるや月天心
0人がいいねと言っています
2
そよかぜさん
2017.10.11 13:32
特選
59.花野来て花野の径に迷ひ込む
秀句
08.稲雀風に形のあるごとく
21.器用とふ生き方知らず草の花
24.車いす間合ひ縮めて菊花展
40.受話器置き独りに戻る秋の夜
72.末裔の住みし在所や鮎下る
0人がいいねと言っています
1
麦秋さん
2017.10.11 11:57
特選 59
秀句 08 09 16 29 42 
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