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【不老不死】老けない体を作る! 食生活のヒント

不老不死は人類の夢と言われます。

不死も不老も不可能ですが、できれば老いを遅らせたいのは、シニアにとって切実な願いの一つです。
実際、年齢よりも若々しい人がたくさんいるのですから。

シニアイメージ

画像提供:imagenavi(イメージナビ

今回はどうしたら老けにくい、若々しい体を作ることができるのか、食事の面からヒントを探ります。

ミネラルバランスのよい食生活が大切

わたしたちの身体は一体どれくらいの細胞から成り立っているかご存知ですか?

数億個?

いえいえ。

答えは約60兆個

手作業では数えられないほど多くの細胞がわたしたちの身体を構成しています。
この細胞ひとつひとつが正しく機能することで、健康的な暮らしができるわけです。

細胞が正常に働けないと健康を維持することができません。
例えばガン細胞
ガン細胞は環境が劣悪であろうと、なんとかして生きようと正常な細胞が変質してしまったもの。
ガン細胞も元は健康な細胞だったのです。

細胞を健康的に保つことで、さまざまなリスクを回避することが可能。
健康を保つ上で最も重要な役割を果たすのが日々の食事です。

そして、そのなかで重要な役割を果たすのがミネラルです。

ミネラルは、カルシウムが骨、鉄分が血液の材料になるなど体の組織の構成成分であると同時に、細胞内でのさまざまな生命活動を、円滑に行うために欠くことのできない成分のひとつ。



しかし、ただただミネラルを大量に摂取すればよいのか? というとそうではありません

ミネラルは正しいバランスで保つことで初めて活躍します。

例えばカルシウムはマグネシウムがなければ体内で正しく使われないどころか、血管などに付着し、石灰化を引き起こしてしまいます。
リンは食品添加物として加工食品にも含まれているため、過剰摂取になりやすいミネラル。
一方でマグネシウムは現代の食生活では不足しがちになってしまいます。

骨粗鬆症を予防するには、カルシウムをたくさん摂取するのではなく、マグネシウムを増やしリンを減らすことが重要で、骨以外の健康を保つことにも繋がります。

ミネラルバランスを意識した食事に変えるだけで、健康的になることができます。

玄米を基本に、大豆、野菜、果物を

豆

画像提供:imagenavi(イメージナビ

とはいえ、マグネシウムを効率的に摂取するにはどのような食事が良いのでしょうか?

サプリメントで補ってもよいのですが、できれば食事から摂取したいものです。

ここからはマグネシウムを豊富に含むオススメ食材をご紹介していきます。

おすすめ食材1 玄米

玄米ご飯に含まれるマグネシウムは白米に比べると約5倍だそう。
カリウム、マンガン、鉄、亜鉛などのミネラルと食物繊維もバランスよく豊富に含まれているので、日々の健康を維持するのに最適な食材です。

江戸時代に精米技術が発達したことで、裕福な商人が白米を食べるようになりました。
しかし、とたんにミネラルやビタミンが不足し、「江戸患い(脚気)」になってしまったそう。

当時はおかずをあまり食べなかったため、玄米だけでも十分な栄養が取れていたのです。

おすすめ食材2 大豆

大豆のカルシウムとマグネシウムの比率はほぼ1対1。
理想的なカルマグバランスの食材です。

必須アミノ酸もバランスよく含まれているので、納豆、豆腐、きなこ、味噌などさまざまな大豆食品を積極的に食べるようにしましょう。



おすすめ食材3 わかめ

縄文時代から食べられてきたわかめ。

海のミネラル分を吸収して育つため、ミネラル分の宝庫です。

大豆同様カルマグバランスはほぼ1体1なので、みそ汁にはぜひわかめを入れたいところ。

おすすめ食材4 ほうれん草

青菜類の濃い緑は葉緑素によるもの。
葉緑素の構成成分としてマグネシウムが不可欠なので、緑の濃い野菜は高マグネシウム食材の目安です。

おすすめ食材5 アーモンド

果実類のなかでも高マグネシウム食材として優秀なのがアーモンド。

亜鉛やビタミンE、食物繊維なども豊富でカルマグバランスも優れています。

積極的に摂取しましょう。

よく噛んで、少なく食べる

ごはんと味噌汁

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さまざまな食材を一生懸命とっても食べ方が悪いと効果が半減してしまいます。

現代人の食事は噛む回数が激減しているそう。

1回の食事における咀嚼回数は戦前が1400回ほどだったのに対し、戦後は600回にまで減少。
これは、それほど噛む必要のない食べ物が増えていることが要因で、パンや麺などあまり噛まなくとも食べられるほど精製加工された主食にハンバーグなどの柔らかいおかず、さらに野菜類はそもそも食べる量が減ってしまっています。

噛むことは全身の健康にもとても重要です。

唾液によって食品の消化や呼吸がスムーズになり、口内環境が整います。
噛まない食事では唾液が分泌されにくいので、身体をどんどん吹けさせてしまうのです。

また、食事において、健康の大きな障害になっているのが「食べ過ぎ」

そもそも江戸時代は1日2食、玄米と野菜中心の生活でした。
しかし、今では1日3食という方も多いですよね。
一説によると、トーマス・エジソンがトースターを売りたいがために、1日3食を推進したとかしないとか。
いずれにせよ、1日3食というスタイルは、それほど長い歴史のある食習慣ではないのです。

最近では少食が健康を増進したり、老化速度を緩やかにしたりすることが研究でわかってきています。

食事の量を減らすこと、よく噛んで食べること、この2点を意識した食事をすることで食習慣の質が向上します。
ぜひ皆さんも取り入れてみてはいかがでしょうか?



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