うるさい「イビキ」なんとかならないの?安眠できるいびき対策グッズ
ゴーゴー爆音が響き渡るいびき。
たまのいびきなら、「疲れているのかな?」「大丈夫なのかな?」と心配になるものですが、毎日長時間のいびきともなると、イライラし、快眠できない原因となったり、ノイローゼになったりしてしまうことも。
そこで今回は安眠するための、いびき対策についてご紹介します。
いびきは病気を教えてくれる?

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いびきはやかましいですが、その裏には病気リスクが潜んでいることもあります。
いびきの原因は大きくわけてふたつ。
単純性のいびきと、睡眠の際に無呼吸をともなういびきがあります。
病気の心配が少ないのは単純性のいびき。
飲酒時や疲労が溜まっているとき、風邪が起因のいびきで、原因が改善したときになくなります。
気をつけなければならないのは常にいびきがあり、耳をふさぐほどの騒音の場合。
放置してしまうと徐々に症状が悪化し、日中に眠くて仕方なくなってしまったり、いびきをきっかけとして交通事故を起こしやすくなったりするのです。
睡眠の際に無呼吸をともなういびきは、寿命に直結するいびきだと言えます。
いびきの途中で呼吸が止まったり(無呼吸)、低呼吸状態が睡眠時にたびたび繰り返す状態は、睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome=SAS)と呼び、呼吸が止まっている状態や、呼吸が止まりかけている状態が1時間に5回以上認められる場合は睡眠時無呼吸症候群の疑いが強いでしょう。
睡眠時無呼吸症候群の特徴は呼吸が浅くなったり、止まったりするたびに、脳が覚醒してしまうこと。
脳が覚醒するために眠りが浅くなり、起床時に頭が痛い、日中の強い眠気、取れない疲労、集中力の低下、記憶力の低下といった症状を引き起こします。
SASの原因の多くは肥満による首周りの脂肪だったり、扁桃腺肥大やアデノイド、気道に舌が落ち込む(入り込む)、舌が大きい、鼻が曲がっているといったもの。
欧米人では肥満者の多くがなりますが、日本では痩せ型の人でも患うことが。
日本人は欧米人と比較し顎が小さいため、骨格の影響によって引き起こしてしまうのです。
睡眠時無呼吸症候群は重症化すると、死亡率が4倍跳ね上がると言われています。
その理由として挙げられるのが高血圧や動脈硬化。
睡眠時に呼吸が止まってしまうと、血中の酸素が不足するため、動脈硬化や不整脈を引き起こしやすくなります。
動脈硬化が進行すると、心筋梗塞や脳梗塞の原因にもつながってしまうので注意が必要です。
また、新陳代謝異常を起こし、太りやすくなる傾向もあり、生活習慣病を患う可能性も上昇。
SAS患者のなかには、高血圧、心臓病、脳卒中、糖尿病などありとあらゆる病気を合併している場合も多いそう。
このほか、無呼吸を伴わないいびきでも治療を必要とする病気が潜んでいることも。
鼻の中の仕切りが極端に曲がっている(大人であれば少し曲がっています)鼻中隔湾曲症や鼻炎、副鼻腔炎、習慣性扁桃炎等の場合は、医療機関を受診を。
治療せずに放置すると、SASの原因にもなります。
病気を治療すれば多くの場合改善が期待できるので、いびきを指摘されたことがある場合はいちど耳鼻咽喉科を受診すると良いでしょう。
いびき対策はどうする?まずは鼻づまりを解消!
いびき対策の基本は鼻づまりを解消すること。
病院を受診すると、血管収縮剤の入った点鼻薬が処方されます。
点鼻薬を使いいびきが改善できれば、いびきの原因は「鼻づまり」にあった、と判断し、レーザーメスによる簡単な手術など鼻づまりを改善するための治療を行います。
厄介なのは鼻づまりを改善しても、いびき良くならない場合。
その場合はまず睡眠時呼吸の検査を行い、睡眠時無呼吸症候群が認められた場合は、SASの治療を開始します。
SASの治療は中度異常の場合、鼻に空気を送り込む持続陽圧換気(CPAP)療法が用いられます。
軽度の場合はマウスピースを使った治療を行うのが一般的です。
また、原因が肥満にある場合は肥満解消も同時に行います。
いびき対策に効果的な5つの方法

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とはいえ、本人に伝えても病院に行かない! ということは往々にしてあるものです。
また、日頃忙しくてなかなか病院に行けない! という場合は、睡眠時や日常生活のなかで工夫することで、いびきが改善するかもしれません。
対策1:横向きに寝る
仰向けはいびきが発生しやすい寝方。
仰向けでの睡眠は、重力に引っ張られ、気道が塞がりやすくなります。
気道が塞がると呼吸が苦しくなり、口呼吸になり、いびきが発生してしまいます。
横向きになると、気道はふさがらなくなるため、いびきを低減することができるでしょう。
対策2:寝酒厳禁
喉の筋肉をゆるめてしまう飲酒は、気道を塞ぎやすくします。
お酒を飲んでいる人がいびきをかいているのもそういう理由から。
寝酒はやめて横向きで寝るようにしましょう。
対策3:湿度を適正に保つ
いびきをするときは口が空いたままですよね。
口呼吸状態だと喉が乾燥しやすい状態になり、ちょっとした刺激も炎症の原因になってしまいます。¥
炎症を起こしてしまうと気道が狭くなってしまうため、いびきが大きくなる原因に。
特に乾燥する季節は加湿器を使うなど、いびきを喉を守る環境を整えましょう。
対策4:口をテープで止める
いびきを防止することを目的に、専用のテープも売られています。
口が自然に開いてしまう人の場合は、口をテープで止めると口を開かなくなるので、利用してみてはいかがでしょうか?
薬局などに専用のテープが売っているのでお試しあれ。
対策5:痩せる
肥満が原因の場合、痩せると改善するかもしれません。
肥満はいびきやSASの大きな原因。
運動やバランスの良い食事などで、体重の5%を目標にダイエットをしてみては?
いびき対策にオススメ! 便利グッズ

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それでは最後にいびきの原因別で見るオススメ商品をご紹介します。
鼻炎などが原因でいびきをかく場合には…
気道を確保するために、自分に合った高さのイビキ・首肩こり対策枕を使うことが肝心です。![]()
最適な角度、高さを測ることで、気道が開きやすい姿勢を保てるようになります。
どうしても口を開いてしまうなら
鼻呼吸をサポートするノーズ品が売られています。鼻を拡げることで、呼吸を楽にしてくれます。
さまざまなサイズが展開されているので、男性だけでなく、女性も使用OK。
また寝る前に、鼻呼吸を楽にする効果があるお茶を飲むなどの対策もおすすめです。![]()
気道を確保していびき防止
アデノイド気味、という場合はマウスピースがオススメ。
専用のマウスピースが販売されており、呼吸のしやすさを確保しています。
マウスピースが向いているのは、下顎が下がってしまう人。
マウスピースを装着することで、下顎を普段よりも少し前方に保つことができるため、気道を確保することが出来ます。
はじめのうちは慣れないので、寝にくいですが、慣れると快適な睡眠をとることができます。
それでも止まらない頑固ないびきには
口テープは剥がれてしまうし、マウスピースは寝ている間に外してしまう! という頑固なイビキストはサポーターがオススメ。
顎を固定するサポーターで、頭頂部と後頭部の2箇所でサイズ調節可能なものが一般的。
強制的に口を開かなくさせることができるので、いびき対策には効果あり。
舌が軌道に入るのを防ぐ
舌が気道に入ることで起こるいびきには、「舌用マウスピース」がオススメ。
舌に装着するマウスピースで、舌を正しい位置に保つのに一役買ってくれます。
いびきの原因は人それぞれ。
うるさい! だけでなく、その裏に潜む病気リスクも考え、早めの通院がおすすめです。
本人もきちんと眠れないし、周りの家族も迷惑する「いびき」。
ぜひ治療して皆で安眠を手に入れましょう!
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