普通の人より汗っかきで困る…。「多汗症」を治すためには?
頭、手、足など多汗症の治療法

画像提供:imagenavi(イメージナビ)
多汗症の治療は段階的に行われます。
初期段階では投薬治療と塩化アルミニウムというローションタイプの薬を塗布します。
脇の場合、塩化アルミニウムを塗るだけで効果的だそう。
治療後すぐに効果を実感できるのは嬉しいポイントではないでしょうか?
掌や足の裏につちえはラップなどで密封することでより効果が出てくるそうなので、悩んでいる方はすぐに治療を開始しましょう。
薬は炎症を起こし、汗腺をふさぎ、過剰な発汗をふせぐために用いられます。
しかしこちらは即効性よりも、継続して治療を行っていくことが大切です。
掌や足の裏の場合、塩化アルミニウムと道東の効果がある治療法として、イオントフォレーシスという方法があります。
水道水の入った容器のなかに汗が気になる部位を浸し、10ミリアンペアから20ミリアンペアの直流電流を流す、という方法です。
通電で発生する水素イオンが汗の出口を障害し、汗を出にくくします。
だいたい8回から12回ほどで効果を実感できるといい、維持するためには継続した治療が求められます。
それでも効果がない、という場合、腋窩、手掌、足の裏に対するA型ボツリヌス毒素(BT-A)の局所注射療法が有効が層です。
これは交感神経から発汗の指令を出すアセチルコリン分泌を抑制するもので、1週間ほどで効果が出て6ヶ月ほど持続するそう。
しかし、筋力の低下や注射による副作用があるため、保険適用外の治療法となっています。
真剣に悩んでいる方は、こうした治療法も選択肢になってくるかもしれません。
これでも効果が見られない場合はいよいよ手術になります。
手術は内視鏡的胸部神経遮断術(ETS)という方法があります。
この手術は手掌の多汗症にのみ有効。
掌の汗を出す神経を遮断する手術ですが、副作用として代償性発汗が起こることもあります。
除神経されていない背部、大腿部の発汗促進が高率で見られるそうです。
汗の総量が減るのではなく、出る場所が増える、というイメージでしょうか。
このほか、抗コリン薬を内服し、発汗を抑える治療法もあります。
いずれにしても、自分に合った治療法を選択するのが大切。
まずは一度、専門医に相談してみましょう。
市販薬も
テサランという手汗を抑止するクリームが販売されています。
しかし、長期的に見るときちんと医療機関で治療を行うことが望ましいでしょう。
治療を行うことでコンプレックスが減った、という意見も多いそうですよ。
ぜひ専門医を受診してみましょう。
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