メニュー
ゲストさん
 

外出自粛のストレスから抜け毛がひどくなった人が続出!抜け毛を防ぐためのは?

髪の毛は1日何本抜けるの?抜け毛のひどさはどう判断する?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

新型コロナウイルスの感染の有無や、コロナ禍のさまざまなストレスはこれからもしばらく続いていくでしょう。まずは抜け毛が正常な範囲なのかを知っておくことが大切です。

一度ストレスを受けて抜け毛が増えた場合、正常な成長サイクルにもドルまでには4週間から6週間ほどかかるもの。まずは現在の抜け毛が正常な状態かを確認しましょう。

抜け毛が増えた?そう感じたときは…

とはいえ、人は誰しも髪は毎日抜けるもの。1日100本程度であれば正常な抜け毛の範囲だといえます。

まずは毛髪のサイクルについて詳しく見ていきましょう。
身体の細胞と同様に、髪の毛にも臭気が存在します。毛髪は一生伸び続けるわけではなく、発毛→成長→脱毛→発毛→…を延々と繰り返しているのです。このことを「ヘアサイクル」と呼び、髪の毛だけでなく、体毛に至るまで人の毛はすべてサイクルが存在します。それぞれサイクルは異なるので、ここでは髪の毛に限定してご紹介いたします。

一般的に髪の毛は成長期、退行期、休止期の3つに分類できます。
成長期は毛母細胞が増殖し、毛髪を製造する時期。成長期は2年から6年ほどと長い時間をかけ、髪の毛を育てていきます。
成長期を終えた髪の毛は退行期に入ります。退行期は2週間〜3週間程度で、成長が不活発に成り、退縮していきます。まだ退行期では抜け毛は少ないでしょう。

抜け毛となるのは休止期。3ヶ月から4ヶ月ほどある休止期は、髪の毛の成長が完全に止まり、脱毛する時期です。
人の髪の毛はこの3つのサイクルを繰り返している、というわけです。このサイクルに当てはめると、今生えている髪の毛は長くても6年〜6年半くらいを共にしている、ということですね。



動物を例に挙げてみると、猫や犬などは季節で一気に生え替わりますよね。これはヘアサイクルが季節にあっているため、同時に生え替わるのです。柴犬の体毛がごそっと一部だけ生え替わったりする様子を見たことがある方も多いのではないでしょうか? 動物の体毛は一気にすべてが生え替わる種類もいれば、波状に徐々に生え替わる種類もいます。

しかし、人の毛髪は塊ではなく、1本1本がヘアサイクルを持っています。そのため、一気に同時に抜け落ちることはないのです。
一般的に、人の毛髪は約10万本もあるそうです。このうち、どのくらいの毛髪が抜けやすい「休止期」だと想いますか? 休止期の毛髪は7パーセントから13パーセントもあるそうです。
髪の毛を作る毛母細胞は休止期になると分裂を止めます。そのため、毛髪の成長が止まり、ちょっと触っただけで抜けてしまったり、新たに生えてきた髪の毛に押し出されるように自然に抜けたりします。このことからも分かるとおり、休止期の毛髪は非常に抜けやすいのです。
とはいえ、10パーセント前後の毛髪しか休止期ではありません。ほかの80パーセント〜90パーセントの髪の毛は成長期なので、頭髪全体としてある程度の髪の毛の量を維持できています。

男性に多い薄毛は休止期の髪の毛が多く、成長期の髪の毛が少ないため起こるとする見方もあります。新たな髪の毛を製造しないのに、休止期の髪の毛がどんどん増えていくため、抜け毛の量は変わらないのに徐々に減っていく。これが男性に多い脱毛の主な原因のようです。
こうした仕組みから、AGA(Androgenetic Alopecia、男性型脱毛症)などの専門医院では、1.抜けにくくなる薬、2.生えやすくなる薬の2種類を使って治療を行っているようです。

抜け毛の量は個人差もあり、季節や環境、体調などでも変化しますが、平均すると1日100本以内なら正常といえるでしょう。これを「生理的脱毛」といいます。もしも明らかに100本以上の脱毛がある場合は、対策や治療を講じた方が良さそうですね。



新型コロナウイルス感染症拡大による精神的ストレスは休止期脱毛症が促進されます。
休止期脱毛症は生活や仕事の環境が変化したり、多忙だったり、リフレッシュできなかったり、睡眠不足が重なるというストレスによる負荷で発生するもの。コロナ禍以降、脱毛が増えた、と感じる方はもしかすると休止期脱毛症かもしれません。

ただ、仕組みからも分かるとおり、休止期が促進されているだけで、成長期の毛髪が無事ならそれほど大きく髪の毛が減少することはないでしょう。
一般的には半年くらいで髪の毛の量が回復するといわれています。もしも髪の毛の量が回復しないという場合は一度専門医院を受診しましょう。

======
生活にお役立ちの情報がメールマガジンも受け取れる!【無料】Slownet会員登録はこちらから↓

Slownet会員登録はこちらから

>>次ページ ストレスを減らし、抜け毛を防ぐためには?

固定ページ: 1 2 3

コメント

コメントを書く(クリックしてください)

関連記事
2025年5月22日

健康・美容

春の息吹を食卓へ! アスパラガスを味わおう!

春から初夏にかけて、店頭に並ぶ鮮やかな緑色が美しいアスパラガス。シャキシャキとした食感と、ほのかな甘みがたまらない、春を代表する野菜の一つですね。今回は、そんなアス...
2025年3月24日

健康・美容

苦みパワーで不調を改善

人間や動物は寒い冬を乗り切るため栄養分を体にため込む傾向があり、春になると、余分となった栄養分は老廃物となって外に排出されます。独特の苦みをもった春の山菜は、老廃物を外に出す成分を...
2025年3月10日

健康・美容

ランニングで脳を活性化!記憶力・集中力アップの秘訣

ランニングは単なる運動ではなく、脳を鍛える効果もあります。研究によると、ランニングによって記憶力や集中力を高める「海馬」や「前頭葉」が活性化し、新しい脳細胞が生まれることが分かって...
2024年8月1日

健康・美容

野菜・フルーツの老けない食べ方

老化の原因には、食事や生活習慣、ストレスなどさまざまな要因が挙げられますが、最近注目されているのが体の“酸化”。野菜や果物は、体の酸化を防いでくれる強い味方です。栄養素の長所を生か...
2024年7月1日

健康・美容

真夏に備えて、“汗活“をはじめよう!

気温が上昇すると、汗をかく機会や量も増えてきます。汗は体温調節などの重要な役割を担っており、“良い汗”をかくことも暑い時季を健康的に乗り切るポイントです。真夏に備えて“汗活”を始め...
2024年2月2日

健康・美容

めまいや頭痛の引き金に 気象病とその予防

低気圧が近づくと腰痛や関節痛がひどくなったり、季節の変わり目に片頭痛が出やすかったりしたことはありませんか? 天気の変化で不調を感じたら、それは「気象病」かもしれません。 「...