白髪を黒髪に回復する方法がある!?白髪になる原因と対策、失敗しない染め方も
黒に染めたばかりなのにいつの間にか白髪が生えてきてがっかりする方も多いのではないでしょうか。
最近は美容室に行くのもできるだけ避けている人も多く、家でセルフ染めをする人も多いでしょう。
本日はそもそもなぜ白髪は生えてくるのか、また、家でうまく染めるためにはどうすればいいのかご紹介します。
生まれたての髪はすべて白髪だった!?ストレス、遺伝、生活環境など白髪の原因とは?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)
まずは白髪が生える原因からみていきましょう。
生まれたての髪の毛の色をご存じですか?
実は真っ白な白髪なのです。頭皮内で髪の毛が成長していく過程でメラニン色素がついて、黒い髪に変化します。
私たちの髪の毛は一定の周期で新しい髪の毛に生え替わっていっています。毛根の根本には毛母細胞があり、毛細血管から酸素と栄養を取り込むことで、髪の毛を成長させています。毛母細胞にはメラノサイトを生成する細胞があって、髪の毛が成長するのです。
成長の過程でメラノサイトが生成したメラニン色素を髪の毛に取り入れていくことで、私たちの髪の毛はどんどん黒くなっていきます。しかし、何らかの原因でメラノサイトの働きが低下したり、メラノサイトの数が減少するとメラニンが不足し、色素の入っていない髪、つまり白髪が生えてくるわけです。
白髪ができる要因について、より詳しくみていきましょう。
ストレス
ストレスによって頭皮の血管が収縮すると、血行不良になり、髪の成長を阻害してしまったり、白髪の抑制に必要な栄養が頭皮に回らず、白髪になってしまうこともあります。
ストレスによって交感神経が優位になると皮脂の分泌が活発になるもの。皮脂が酸化してメラノサイトの働きを抑制してしまうため、白髪が精製されやすくなります。
ストレスをケアするなら、ホットアイマスクを使って目の奥を温めて血行をよくしたり、寝る前に瞑想してリラックスして眠れるよう工夫したり、ストレッチを行ったり、といった方法がオススメです。
遺伝
白髪になる要因のひとつに遺伝があります。メラニン色素が生成されにくい遺伝子だったり、成長ホルモンの分泌量が少ない遺伝子の場合、白髪が生えやすくなると言われています。
もしも両親が潜在的に白髪の場合、自分も白髪頭になる可能性が高いと言えそうです。
加齢
二つ目が加齢です。こちらは先ほどお伝えした、メラノサイトという色素細胞の働きが弱くなるため、髪の毛が黒くなる前に生えてきてしまうため、白髪になってしまいます。
若い頃はメラノサイトも活発ですが、年齢を重ねるごとに機能が衰え、白髪になってしまうのです。
生活環境
食事のバランス、睡眠時間、生活環境、喫煙習慣なども白髪に影響すると言われています。メラノサイトの働きを正常にするには良質なタンパク質やビタミンB・E、亜鉛、ミネラルといった栄養素は欠かせません。
乳製品、小魚、海藻、牡蠣、肉類、魚介類、海藻、レバー、赤身肉、豚肉、マグロ、大豆、きのこ類、緑黄色野菜などを日常的に食べるよう、心がけると良さそうですね。
このほか、睡眠中に分泌されるメラトニンは細胞を正常化する働きもあるため、まずは睡眠時間をきちんと確保しましょう。
頭皮環境
合わせて頭皮環境があまり良くない人は白髪になりやすいといえるでしょう。
具体的には毛穴に皮脂が詰まっていたり、血行不良だったり、といった頭皮環境の悪化は白髪を生み出しやすくなります。
ストレスの緩和で白髪が黒髪に戻るという研究も
白髪のなかには途中から白髪になっていたり、途中から黒髪になっているものもありますよね。
一度白髪になった毛髪が再び黒髪に戻る確率は20パーセント程度と言われています。これはメラノサイトの一時的な休止が要因だったり、メラニンの材料であるチロシナーゼという酵素が不足したりといったふたつのパターンのみ起こる現象のようです。
基本的には上記の原因が理由となっているため、現在のところ白髪が黒髪に戻ることはありません。
しかし、米コロンビア大学の研究チームが行った研究ではもう生えてしまった白髪が黒髪に戻ることはないものの、ストレスが緩和されてからは新しく生える根本の髪が黒髪に回復したケースも見られたようです。研究の一部のケースなのですべての人がそうなるとは言えないですが、ストレスと白髪は関連があると考えることができると思います。
前より白髪は急激に増えたと感じ、ストレスが原因だと思われる方は普段ストレスを緩和させることを心がけてみてはいかがでしょうか?
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