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【けんこう歳時記】老化を進める原因物質「AGE」を溜めない食生活を

ホットケーキで老化が加速!?

老化物質とも言われる「AGE(エージーイー)」はご存知でしょうか。AGEとは、英語のAdvanced Glycation End Productの略で、「終末糖化産物」と訳します。老化を進める原因物質で、さまざまな病気にも関連すると言われるAGE。その啓発活動を行っているAGE測定推進協会が、「1年でもっとも昼の時間が長い夏至の日に、若々しく、健康な状態で長生きするためにはどうしたらよいのかをAGEを通じて考えてほしい」と、6月21日を「AGE(エージーイー)」の日に制定したそうです。

AGEは、たんぱく質と糖が加熱されてできた物質のことで、血中のブドウ糖が過剰になると、たんぱく質と結びつき、体温で熱せられて糖化が起きることで産生されます。体内でつくられるだけでなく、ホットケーキのように、小麦粉や砂糖などの糖質と、卵や牛乳などのたんぱく質を混ぜて加熱し、こんがりと焼けた部分にはAGEが含まれています。こうした食品を食べることでも、体内にAGEが蓄積されていきます。

たんぱく質は全身の組織や細胞をつくっているため、どの臓器もAGEの影響を受ける可能性があります。たとえば、肌ではシミやシワの原因になり、血管では動脈硬化を促進します。骨では骨粗しょう症を、目では白内障を、脳では認知症を引き起こす…AGEは、全身の健康に影響を及ぼし、老化を加速します。

「揚げる・焼く」より「蒸す・ゆでる」

AGEの蓄積を防ぐには、血糖値を上げないことが大切です。そのため、AGE測定推進協会は次のような生活を提案しています。

● 食事はよく噛み、ゆっくりと食べる
● 野菜やきのこ、海藻類などから食べる
● 甘いものはおやつではなく、食後に食べる
● 食後に体を動かす

また、AGEを多く含む食品を控えたり、調理法を工夫したりする方法もあります。

AGEは加熱してこんがり焼けたキツネ色の部分に発生します。とんかつやステーキ、唐揚げ、焼き鳥、ポテトチップス、フライドポテトなどにはAGEが多く含まれます。
そのため「揚げる、炒める、焼く」より、生で食べるか「蒸す、ゆでる、煮る」調理法がおすすめ。揚げ物や炒め物ばかりではなく、食事はバランスよく、腹八分目を心がけましょう。

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コメント
  1. 来年は喜寿ですが片足立ちは1分以上出来ます。登山をしているせいですかね。

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