いびき・腰痛改善にも!「抱き枕」で健康になろう
「良質な睡眠を取るには良い枕が必要?」
いびきや腰痛で悩んでいる方も、きっと多いことでしょう。

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そうした方に、最近売れているアイテムのひとつが、抱き枕など新しいタイプの枕なんだとか。
メーカーによっては、「ボディピロー」などと名前を付けているようです。
頭を載せるだけの従来型と違い、抱き枕は横向きに眠ることで、いびきや腰痛の改善に役立つといいます。
今回は、そんなユニークな枕をご紹介します。
ユニークな枕が続々登場
あおむけより横向き寝のほうが気道を確保しやすいため、気道が確保しやすく、いびきを防止できるそう。
いびきはそもそも太った中高年男性に多いですが、更年期からは女性も増えてきているそう。
従来の枕は長方形型で、ある程度の高さがあり、首・頭をサポートする形でしたが、最近ではU字型、J字型などとてもユニークな枕が増えてきています。
どの枕も重点を置いているのが「いびきの生じにくさ」。
こうした形状の枕はいびきが生じにくい効果が期待できるとして寝具メーカー各社は販売に乗り出しています。
なかでも寝具メーカーでTV CMも多数展開するエアウィーヴの子会社であるロフテーは太田睡眠科学センターの千葉伸太郎所長と共同開発した横向き寝枕「ボディピローいびき」を2月に販売。
ボディピローいびきはU字型の枕で、2本の棒状のクッションに足を絡ませて寝るタイプの枕。
大きさが160cmとかなり大きく、棒状のクッションの一方に体をあずけると、もう一方がしっかりと背中を支えてくれるので、横向き姿勢を維持しやすいのが特徴です。
エアウィーヴは素材にもこだわり、足を乗せる棒状の部分には、エアウィーヴの高反発素材である「エアファイバー」を用い、腕を通す部分はロフテーが開発した柔らかい素材を使用。
ひとつの枕で複数の素材を組み合わせることで、快適な寝心地を実現しています。
このボディピローいびきは発売から半年で計画の6倍を超える売れ行きだそう。
夫や妻へのプレゼントとしての購入も人気なので、みんないびきに対してストレスがたまっている、ということがわかりますね。
いびきの改善に役立つのはなぜ?

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さて、冒頭でちらっとお伝えしましたが、いびき防止には気道も広がるため横向き寝が最適です。
そもそもいびきにはどのようなリスクがあるのでしょうか?
ひとつは同室で寝ている家族などに対する睡眠障害です。
単純に寝ているだけで迷惑をかけてしまうだけでなく、家族が途中で目覚めてしまって眠れなくなるなど家族の睡眠の質を大きく下げてしまう可能性があります。
ふたつめは本人が睡眠時無呼吸症候群になっている可能性です。
無呼吸症は速やかに治療すべき疾患で、いびきが睡眠時無呼吸症候群の特徴のひとつなのです。
毎日のようにいびきをかくひとの一部に自分でも気が付かない間に睡眠時無呼吸症候群になっている人もいるのです。
もし家族から睡眠時に呼吸が止まっていた、ということを伝えられたら睡眠時無呼吸症候群を疑ったほうが良いかもしれません。
また、いびきと認知症のには密接な関係があることが最近の研究でわかってきました。
2015年にはアメリカ神経学会の機関紙によって、いびきがうるさい人や睡眠時に呼吸が不規則になる人は早い時期に記憶障害や思考の衰退を引き起こすリスクが高いという研究結果が発表されました。
いびきにはこのようなリスクがあるのです。
できることならいびきをかかない睡眠を取りたいものですね。
そんないびきの最新治療法が「体位治療」。
つまり横向き寝なのです。
横向き寝することで、気道を確保でき、空気の流れがスムーズになるため、いびきリスクを大きく低減することが可能。
そして、通常の枕の横向き寝の場合、肩や腰に強い圧力がかかり、快眠の妨げになってしまう可能性がありました。
しかし、近年の横向き寝専用枕は足元までしっかりと支える作りになっているため、肩かかる圧力を軽減することができます。
横向き寝には従来快眠できないというデメリットがありましたが、最近の横向き寝枕によって、このデメリットがなくなりました。
いびきが気になる方はぜひ横向き寝枕を導入してはいかがでしょうか?
胎児姿勢の枕で腰痛改善も

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胎児のように体を丸めることで、腰痛を改善できる、という研究結果もあります。
胎児姿勢は人間がリラックスできる自然な体勢と言われており、赤ちゃんが泣き止む体勢としても広く知られています。
一般的に最も体に負担の少ない寝姿は仰向けだと言われています。
仰向けで練ることで、頭、背中、お尻、かかとの4点がベッドに密着するため、長時間安定した姿勢をとることができる、というメリットがあります。
一方、腰痛がある方は横向き寝が最適なのです。
横向き寝の姿勢で眠ると、足を自然に曲げることになり、腰の角度を自由に変えやすくなります。
腰痛持ちの方は腰の位置を痛くない位置に自由に変えることで快適な睡眠をとれる可能性が高まるのです。
さらに胎児姿勢は腰の負担をさらに減らすことができるため、腰痛持ちにとっては最適な姿勢です。
膝の間にクッションを入れることで、体の歪みも軽減させることができるので、一度試してみてはいかがでしょうか?
近年、個人の生活にマッチしたさまざまな商品が販売されています。
枕もそのひとつです。
自分の体の状況に合わせた「枕」を探してみてはいかがでしょうか?
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