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「葉酸」は妊婦だけに必要な栄養素ではない!実はシニアにも重要な栄養素です

葉酸が不足すると?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

葉酸が足りないとビタミンB12欠乏と同様に、悪性貧血を引き起こします。
このほか、動脈硬化のきっかけにもなる血清中のホモシステイン含量も高くなってしまいます。
葉酸はサプリメントなどで改めて摂取せずとも、通常の食事で不足することはほとんどないと言われています。

葉酸が含まれる食品

では葉酸はどのような食品に含まれているのでしょうか?
幅広い食品に含まれています。

葉酸は藻類、肉類、嗜好飲料類、野菜、卵、乳製品、豆類といった様々なものに含まれています。
普段からバランスのよい食事を心がけているという方は、葉酸不足について特に心配する必要はないでしょう。

葉酸の目標摂取量

2015年版の「日本人の食事摂取基準」によると、葉酸の1日の摂取推奨量は240マイクログラム。
妊娠を計画している人や妊娠している人は、胎児の神経管閉鎖障害リスク低減のため、さらに追加で240マイクログラムの摂取が推奨されています。

通常の食事の場合は葉酸の過剰摂取の心配はほとんどありません。
ところが、最近はサプリメントが普及しています。

ビタミンB12が不足していると感じている人が、サプリメントなどを通し「プテロイルモノグルタミン酸(葉酸)」を過剰に摂取してしまうと、ビタミン B 12欠乏による大赤血球性貧血の発生を隠してしまいます。
その結果、多系統萎縮症など、ビタミンB12欠乏による疾病の発見が遅れる危険性も孕んでいます。

そのため、葉酸には1日の摂取上限が設けられており、18歳から29歳では900マイクログラム、30歳から69歳では1000マイクログラム、70歳以上で900マイクログラムとなっています。
もしも現在、ビタミン系のサプリを飲んでいるという方は、葉酸がどのぐらい含まれているのか事前にチェックした方が良いでしょう。

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そのほかの栄養素など詳しい情報は厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」でご確認ください。

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