どう食べると効果的!? ヨーグルトの食べ方
健康食、美容食として親しまれているヨーグルト。そのまま食べたり、ジャムをかけたり、果物を入れたりする定番の食べ方のほか、最近では温めたり、焼いたりとさまざまな食べ方が登場しています。ヨーグルトを七変化で召し上がれ。
改めて見直すヨーグルトの効果
ヨーグルトは牛や山羊などの乳に乳酸菌を加えることによって、乳のたんぱく質が凝固してできる発酵乳製品。発酵には複数の乳酸菌が使われます。できあがったヨーグルトには、乳酸菌以外にビフィズス菌など腸内環境を整える善玉菌も含まれています。腸内環境がよくなると、便秘が改善され、体に不純物がたまりにくくなり、美肌にも効果的。免疫力を高めたり、血中コレステロールを減少させたり、花粉症の症状を軽減させたりする効果が期待できるなど、美容、健康の強い味方です。
お試しあれ! 食べ方いろいろ
焼きヨーグルト
トロリとした食感のヨーグルトですが、オーブンで焼くと、もっちりしたモッツァレラチーズや、ポロポロとしたカッテージチーズのようになると話題を呼んでいます。味わいもチーズに近く、代用品として違和感なく料理に取り入れることができます。また、チーズよりも低価格で手に入り、手軽に使えるうえ、なんといっても低カロリーなところが魅力。高熱を加えることで乳酸菌は死滅してしまいますが、腸内細菌のエサとなることで免疫力アップなどの効果は残ります。サラダやパスタに乗せたり、おつまみにしたりと、工夫次第でいろいろな食べ方ができそうです。
<作り方>
プレーンヨーグルトを水きりします。それを耐熱容器に入れ、170度に予熱したオーブンで20~30分焼きます。プルプルとした感じに焼きあがったら出来上がり。常温であら熱を取り、ラップをかけて冷やしま
しょう。また、プルプルになった状態からさらに5分焼くと、ポロポロのカッテージチーズ状になります。
ホットヨーグルト
日本では冷やして甘いデザートとして食べることが多いヨーグルト。温めることに抵抗があるかもしれませんが、ブルガリアやトルコでは食材のひとつとして、温めたり塩を加えたりして食べるのが一般的。乳酸菌は加熱しすぎると死滅しますが、40度前後で最も増殖しやすくなります。ひと肌程度に温めることで、体を冷やさずに腸内環境を整えることができます。
<作り方>
プレーンヨーグルト100~120gを耐熱皿に入れ、電子レンジで20~30秒ほど加熱します。温めすぎに注意して、確かめながらひと肌程度に調整しましょう。はちみつやバナナを混ぜると食べやすくなります。また、ヨーグルトの3分の1程度の量のトマトジュースを加え、塩、粉チーズで味付けして、スープにするのもおすすめです。
夜ヨーグルト
夜10時~深夜2時は腸の働きが最も活発になる時間帯。寝る直前は避け、夕食後から21時までを目安にヨーグルトを食べることで、腸の働きをさらに後押しすることができます。眠っている間に乳酸菌などの善玉菌が働いて腸が活性化し、腸内環境を整えてくれます。
乾物ヨーグルト
最近話題を呼んでいるのが、乾物を水の代わりにヨーグルトでもどす「乾物ヨーグルト」。切り干し大根、わかめ、ドライフルーツ、高野豆腐などの乾物を、ヨーグルトに浸して7~8時間置きます。乾物のうま味にヨーグルトの風味がプラスされ、水分が切れたヨーグルトはクリームチーズのような味わいに。また、もどしたヨーグルトごと食べられるので、水溶性の栄養素も逃さずとることができます。ヨーグルトに含まれる乳酸菌と乾物に含まれる食物繊維を一緒にとれることから、腸内環境の改善に相乗効果が期待できます。
機能性ヨーグルトの選び方
含まれる「菌」によって、さまざまなメリットが期待できる「機能性ヨーグルト」が数多く登場しています。自分の体質に合っているかどうかを見極めるには、1回だけ食べるのではなく、2週間程度食べ続けてみるのがポイント。便秘が解消されるなど、期待していた体調の変化があれば合っていると考えてOK。自分に合ったものをみつけてみましょう
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