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デマに惑わされないように!災害時こそ活用したいSNS

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デマに惑わされないように!災害時こそ活用したいSNS

デマに惑わされないように!災害時こそ活用したいSNS

ツイッターなどのSNSは、災害時に家族と連絡を取り合ったり、災害の情報を入手したりするのにも役に立ちます。ただし、流れてくる情報の中にはデマや誤報もあるので、簡単に信じてしまわないように注意が必要です。今回は、災害時におけるSNSの活用法について解説します。

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災害時の家族の安否確認に、いろいろなSNSを活用しよう

ツイッター(Twitter)やLINE、フェイスブック(Facebook)といったSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は、友人や知り合い、同じ趣味や好みを持つ人など、さまざまな人々と交流する場ですが、その一方で、地震や台風、大雨のような災害時にも活用できます。
大きな地震など突発的な災害が起こったときは、電話がかかりにくくなりますが、そんなときでもSNSを利用すれば、家族や友人の安否を確認することができます。

LINEを使っているなら、家族でグループを作っておけば、いざというときにグループにメッセージを送って、互いの安否を確認することができます。

ツイッターは、家族がお互いにフォローしていれば、ツイートで自分の無事を知らせることができますし、プライベートなやりとりも「ダイレクトメッセージ」で行うことができます。
ツイッターを匿名で利用していて、ふだんのツイートを家族に見せたくないのでアカウントを知らせていないという方は、家族連絡用のアカウントを別に作り、家族に知らせておくといいでしょう。

フェイスブックでは、公開範囲を「公開」にして投稿すれば、「友達」になっていない家族にも安否を知らせることができますし、家族で「グループ」(「友達」にならなくてもグループは作れます)を作っておけば、グループ内だけでメッセージをやりとりすることができます。
また、フェイスブックには「災害支援ハブ」というサービスもあり、災害時には「友達」とのあいだで安否の確認が行えます。

災害支援ハブ

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情報収集にツイッターの検索を使いこなそう

災害が発生したとき、情報収集に便利なSNSがツイッターです。
災害関連の公式アカウントから得られる情報のほかに、一般のアカウントがツイートした、写真や動画を添付した生の情報を見ることができるからです。

ツイッターで災害情報を得る場合に活用したいのが「キーワード検索」です。
「地震」や「台風」といったキーワードを入力して検索すれば、それらの言葉がふくまれるツイートが表示されます。
また、「#地震」や「#台風」というように、「ハッシュタグ」と呼ばれる「#」をつけた言葉で検索すると、同じハッシュタグがついたツイートが表示されます。

twitter災害

キーワード検索では、一般の検索サービスと同じように、1文字スペースを空けて複数の言葉を入れることで、しぼりこみを行うことができます。
たとえば「災害名+場所」で、どこで起こった災害か、場所をしぼりこむことができます。
また、場所も地方名、都道府県名、自治体名、さらに山や川の名前、学校名や駅名などを使い分けることで、細かくしぼりこめます。
災害名のほうも、「地震」や「台風」の代わりに、それによって引き起こされた「停電」や「浸水」といった現象を入れることで、知りたい情報にたどり着くことができるでしょう。

Twitter NHK

検索を行っても知りたい情報がなかなか出てこない場合は、検索結果の画面に表示される「検索フィルター」の「表示」をクリックし、メニューの一番下にある「高度な検索」をクリックすると、検索条件をより詳しく指定できます。

Twitter高度な検索

この「高度な検索」では、検索するキーワードを「すべてを含む」「いずれかを含む」「含まない」などと細かく分けることができるほかに、ツイートされた場所も選べますし、日付も区切ることができます。
これらの機能を使いこなせば、災害時に知りたい情報をすばやく手に入れることができるでしょう。

高度な検索

ツイッター上を流れるデマや誤報に引っかからないように

こういった情報収集を行ううえで注意したいのが、デマや誤報です。
今年(2018年)の6月に起きた大阪北部地震でも、動物園からシマウマが脱走したというデマのツイートが画像つきで拡散しました。
また、「大阪ドームに亀裂が入った」というツイートもやはり画像つきで拡散されましたが、これはドームの外側にとりつけられているハシゴや足場を亀裂と見間違えたのが原因のようです。
以下は誤報だったことを報じるツイートです。

ツイッターは気になる情報やおもしろいメッセージをどんどんリツイートして、世界中に広めていくのが大きな特徴ですが、逆にデマや誤報を短時間で広めてしまうことがあります。
本当かどうかわからないようなツイートを目にしたときは、むやみにリツイートをしたり、身近な人に知らせたりせずに、真偽が明らかになるまで、時間をおいたほうがいいでしょう。

自分は絶対にだまされないと思っていても、なかには真偽を見抜くのが難しいデマや誤報もあります。まったくの作り話であるデマの場合、真実味を出すために、「○○から聞いた話ですが」というように、伝聞による情報であることを強調することがあります。
もちろんすべてがウソというわけではありませんが、伝聞情報は一度疑ってかかったほうがいいでしょう。

また、画像つきのデマの場合は、過去にインターネットに上げられた画像を使っていることがよくあります。
もし画像が本当かどうか確かめたかったら、Googleの「画像検索」で検索して、同じ画像が全然違う過去のニュースなどですでに使われているかどうか、調べてみるといいでしょう。

フォローしておきたいツイッターの災害関連アカウント

フォローしておくと、災害時に重要な情報をツイートしてくれるアカウントがあります。
基本といえるのが「首相官邸(災害・危機管理情報)」アカウントです。緊急地震速報などをツイートするほか、気象庁や国土交通省などのツイートのリツイートも多いので、ここをフォローするだけでも、信頼できるさまざまな災害情報を入手できます。

首相官邸アカウントでは、対象が全国規模になりますが、それとは逆に、より身近な地域の防災情報を発してくれるアカウントもフォローしておきたいものです。
基本は都道府県や市町村の自治体公式アカウントですが、中には防災専用のアカウントを持っている自治体もあるので、そちらもフォローしておきましょう。

災害発生時の情報ツイートはもちろん、ふだんから災害時に役立つさまざまな情報をツイートしているのが「警視庁警備部災害対策課」のアカウントです。ただし、警視庁への通報や相談は、このアカウントでは受け付けていないそうです。

政府などの公共機関ではなく、一般のアカウントになりますが、台風や地震などの正確な情報を迅速に伝えることで知られているのが「特務機関NERV(ネルフ)」です。
名称は有名なアニメの設定からの借用ですが、約62万のフォロワー数が示すように、多くの人々から信頼が寄せられています。

ツイッターアラートに登録して、最新の情報を受け取ろう

ツイッターの防災関連のサービスとして、「ツイッターアラート」というものがあります。
災害発生時に、特定のアカウントが緊急情報をツイートすると、それがハイライト表示されたり、スマホでは自動的に通知されたりする仕組みで、そのアカウントのホームから登録することができます。
以下に掲載した「tenki.jp」以外にも、公共機関のアカウントで災害情報を伝えるところであれば、ツイッターアラートを登録できる場合が多いようです。

twitter tenki.jp
twitter tenki.jp

フェイスブックの「災害支援ハブ」で安否確認を

ここまではおもにツイッターに関する内容を解説してきましたが、最後にフェイスブックの「災害支援ハブ」について改めて紹介します。
「災害支援ハブ」には、世界中で起こったさまざまな災害が表示され、それに関するニュースや動画を見ることができます。
また、その地域に「友達」がいるかどうかや、その安否を確認できます。逆に災害地域に自分がいた場合は、自分の安否を「友達」に伝えることができます。
さらに、このページから災害を受けた地域への募金キャンペーンに参加したり、支援を行ったりすることもできます。
海外の災害に対して、募金したいと思っても、どこに送ればいいのかわかりにくいことがありますが、このページからなら安心して募金できるでしょう。

facebook災害支援ハブ
facebook災害支援ハブ

デマや誤報には注意したいですが、ツイッターをはじめとするSNSは、災害時の情報源や安否確認の手段として欠かせないものといえるでしょう。興味がなかったり、ふだんはあまり利用したりしないという方も、まさかのときの備えとして、アカウント登録をしておいてはいかがでしょうか。

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