好きなエンターテインメントを応援したい！オンライン投げ銭とは？

また、少し減ったと思いきや、オミクロン株など、変異ウイルスの拡大が続いています。
今後、予定していたライブや公演など、どうなるか分からない中、引き続きオンラインライブなどは活発に行われているようです。
そこで、オンライン投げ銭機能を使い、芸術活動を応援する文化が広がっています。

本日は急速に文化として普及し始めている「オンライン投げ銭機能」についてご紹介いたします。

投げ銭とは？

画像提供：imagenavi(イメージナビ）

もしかすると、街角で歌を唄っている若者や大道芸人さんなどに投げ銭をした経験がある方もいるかもしれません。現代のオンラインライブ等では、こうした投げ銭が機能として実装されています。

YouTubeでは、「スーパーチャット」という機能で投げ銭をすることができます。まずはこうした投げ銭について見ていきましょう。

インターネット上で行う「投げ銭」とは、「アーティストやクリエイターがネット上で公開しているコンテンツに対し、ファンや視聴者が送金する行為」のことを指します。YouTubeライブやプレミア公開では、スーパーチャットと呼ばれる投げ銭機能が実装されているので、よくご覧になる方はご存じかもしれません。

YouTubeや17LIVE、ツイキャス、SHOWROOMなどほかの動画配信サイトにおいてもこうした投げ銭機能は実装されていて、配信のチャット欄で金額を指定すると、配信している人に対してお金を「投げる」ことができるのです。投げ銭機能はサービスによって異なりますが、YouTubeの場合、投げ銭とともにコメントも送ることができ、投げ銭付きのコメントは通常のコメントと背景色やフォントが異なるなど、流れてしまうコメント欄でもひときわ目立つよう、工夫されています。配信のなかには、スーパーチャット（投げ銭）以外のコメントについては「読まない」というものもあるほど、今や多くの人が投げ銭をしているのです。

投げ銭を受け取る側のメリット

ここまではユーザーからの目線ですが、配信している側の目線として、投げ銭とはどのような意味があるのでしょうか？

まずは集金できることが最大のメリットでしょう。

チケットを購入しないとライブが見られない場合、基本的にライブの収入はチケット代ですよね。しかしオンラインライブの場合、チケット代＋投げ銭というふたつの収入を得られるのです。
また、オンラインライブの場合、場所も通常のライブよりも広いところを必要としないため、割安になります。当然関わるスタッフの人数も減らせるので、全体的にコストを圧縮できますよね。

音楽ライブであれば、チケット代のほかにグッズなどの物販も大きな収入源。オンラインではライブ会場で物販をすることができないので、この点では多少収益性が落ちることが考えられます。この落ちる売上を埋め合わせるのが「投げ銭」なのです。配信が盛り上がれば盛り上がるほど、視聴者の「自分の熱気を伝えたい」という思いや「コメントで目立ってファンの人に認知されたい」といった欲求から投げ銭が飛び交うようになります。ほかの視聴者が投げ銭を行うと、釣られるように投げ銭を行う流れが生まれることも少なくないのです。

とはいえ、投げ銭は強要される行為ではありません。音楽ライブ、トークライブなどでは投げ銭がマッチしますが、ジャンルによっては投げ銭という行為がマッチしないことも考えられます。「投げ銭しやすい環境を作る」というのも、これから一層広がるであろうオンラインライブのカギとなるかもしれません。

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