シニアグラス、リーディンググラス。おしゃれに始める老眼鏡
「“自分に合った老眼鏡”を一から作るのが理想です」と語るのは、スマイル眼科クリニックの岡野敬院長。シニア世代になると、近くの手元が見えにくくなる老眼に悩む人が少なくありません。老眼の仕組みとポイントを知って、オシャレな老眼鏡を購入して、上手に付き合っていきましょう。

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実は歳を取らなくても進む?「老眼」の仕組みと治療法
「視力は左右の目で大きく違う。しかし既製品の老眼鏡だと左右同じ度数の場合が多い。度が合わないことで疲れ目などのトラブルが生じやすくなる。“自分に合った老眼鏡”を一から作るのが理想です」
2017/03/14 NEWSポストセブン「自分に合った理想の老眼鏡を作るべき、主流は遠近両用メガネ」より
こう語るのは、スマイル眼科クリニックの岡野敬院長。「自分にあった老眼鏡」を手に入れるために、「老眼」の正しい知識を学ぶところからはじめましょう。
40代を過ぎた頃から歳を取るにつれ近いところの文字が見えにくくなる・・・このような症状を「老眼」(正式名称は「老視」)といい、シニア世代の多くが老眼に悩まされています。老眼は「歳を取ることで眼のピント調整力が落ちる」ことで起こります。水晶体が加齢とともに弾力性を失い、近くを見たときにピントが合わせづらくなるのです。「老眼」と呼ばれるためシニア世代特有の症状と思われがちですが、ピント調整力の低下の問題なので、最近ではスマートフォンの流行などによって齢に関係なく老眼になるリスクが高まっています。
老眼の根本的な改善のためには、弱ってきたピント調整力をレーザーによって治療(レーシック)するか、角膜内にレンズを挿入するなどの手術が必要です。
2週間で改善も!医師もすすめる老眼回復トレーニング
シニア世代にとって、老眼は避けて通れないものと思われています。しかしながら、きちんとしたトレーニングをすることで、老眼の進行を遅らせることができます。
老眼回復のトレーニングのポイントは、目の周りの筋肉である毛様体筋を鍛えてやわらかくすることです。ピント調節を繰り返すことで毛様体筋のストレッチになるので、遠くや近くを交互に見る運動が効果的です。
窓の近くなど外の景色の見える場所に立ち、
(1)まず親指を立ててピントが合う一番近くで、指先を1秒間凝視します。
(2)次に、腕を伸ばして、同じように親指を1秒凝視します。
(3)外の景色を1秒間凝視します。
この(1)〜(3)までを5回繰り返して1セットとし、1日に3セットを目安に行います。
アンチエイジングで有名な日比野佐和子先生がテレビ番組でこのトレーニングを紹介した際には、20代から60代のうち、早い人で2週間、平均して3か月ほどで改善の兆候が見られたそうです。
老眼とおしゃれに付き合う、シニアグラスのすすめ
一度老眼になると本や新聞を読んだり、携帯電話の画面をみたりなど、老眼鏡が手放せなくなります。一昔前はいかにも老眼鏡といったデザインのものが多く、年寄りくさいと敬遠する方もいましたが、最近の老眼鏡はデザインもスタイリッシュで普段使いできるものも多くあります。呼び方も「シニアグラス」や「リーディンググラス」などとおしゃれな呼び方になりました。
老眼鏡は、まずレンズから選びます。定期的に度数をチェックし、しっかりと自分の目に合った、負担を減らせるものを選びましょう。年齢に応じて老眼度数の目安がありますので、それを参考にして選ぶといいでしょう。
次にフレームの素材を選びます。フレームもたくさんの種類がありますので好みのものを実際にためしてみましょう。たとえば金属はシャープで知的な印象があり人気ですが、金属アレルギーをお持ちの方は注意が必要です。
プラスチックはやや耐久性に劣りますが、軽くカジュアルな印象で若々しく人気があります。「老眼」というネガティブなイメージを離れ、ファッションアイテムを選ぶつもりでおしゃれなものを選ぶと気持ちも明るくなりますね。
参考リンク:美人をつくる、リーディンググラス。JINS×野宮真貴
参考リンク:初めての老眼鏡の選び方(リーディンググラス・遠近両用メガネ)JINS
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