親しみある笑顔を残す証明写真「終活応援セット」手軽さでシニア注目の遺影写真
「遺影写真はどうしよう?」「自分の好みではない写真は使われたくない」そんなシニア世代が増えています。歳をとってからというもの、自分の写真があまり残っていないという人も多いですよね。数年に一度の免許更新のときにしか写真を撮らないという人も。特にしっかりと正面を向いた証明写真となるとなかなか撮る機会はありませんよね。そんなシニア世代にとって嬉しい証明写真サービスが登場したのでご紹介します。

画像提供:imagenavi(イメージナビ)
「いつか」のための写真は今撮る 終活応援セット
突然のお葬式で最も悩ましい「遺影」。デジタルカメラやスマホが普及した今でこそ気軽に写真を撮りますが、一昔前は故人がひとりで、大きく写っている写真が「全くない」ということも多かったですよね。そんなときは、免許証などの写真を引き伸ばして、服を着せ替えて遺影にする、といったこともありました。最近の葬儀では、個人の遺影は旅行中や趣味の写真など、昔のイメージとは異なり、「故人らしさ」がはっきりとわかる写真が使われるようになりました。
しかし、「終活(しゅうかつ)」が盛んになり、死後の準備を進めるシニア世代が増えたことから、「証明写真で遺影写真を遺したい」という高齢者が増えるように。そこで注目を集めているのが首都圏を中心に6店舗展開している写真と雑貨のお店「PhotoCher(フォトシェール)」がすすめる「終活応援セット」という撮影サービスです。
証明写真が遺影にぴったり! その理由とは?
当初から手軽に撮影できる証明写真は「遺影写真にもピッタリ」と人気がありました。近年では特に遺影撮影の相談が増加しているというのです。実際にポートレート(人物)写真を遺影写真として活用したという人からは
「急なことでしたが、この写真があって助かりました。父のいつもの優しい笑顔の写真が微笑みかけているようで穏やかな気持になりましたし、参列いただいた方にも『いい写真だね』とたくさん声をかけていただき、本当にいい葬儀となりました」
という声も。この言葉をきっかけにサービス開始されたのが「終活応援セット」です。
終活応援セットでは、「100%の笑顔」「いつもの微笑み」「やさしい笑顔」の3パターンを撮影。その際の背景は通常の証明写真の青い背景から森のなかにいるような背景まで15種類から選択可能です。オプションとして、シワやシミ、お肌のツヤなどの修正可能と、ずっと残る写真だからこその嬉しいサービスを受けられます。
撮った写真は各1枚をプリントして受け取れ、撮影データはCDに焼いてもらうことができます。CDとして手元に写真のデータが残っているなら、もしもの時も安心です。これだけついて3000円という値段は、決して高い金額ではないでしょう。
終活熱が再加熱中! 70歳になる団塊の世代は2,200万人も
2017年は、2,200万人の団塊の世代(1947〜1949年生まれ)が70歳になる最初の年。団塊の世代が還暦を迎えた2009年から注目され始めたのが「終活」。高齢者が増加した今、また「終活」がホットワードに。
経済産業省「安心と信頼のある『ライフエンディング・ステージ』の創出に向けた普及啓発に関する研究会報告書」によると、終活準備として「遺影写真を事前に準備しておく」という質問に対し、「準備すべき」「準備が済んでいる」という前向きな回答が6割を超えるなど、終活準備として遺影写真は年々需要が高まってきているんです。
様々な遺影写真サービスが普及しています。しかし、遺影写真サービスはどちらかというとハイクオリティなものが多く、1万円以上ということも。かしこまった遺影写真サービスはハードルが高い、と感じるシニア世代も多いでしょう。
そんななか、PhotoCherでは、就職活動中の学生が証明写真を撮るに混ざって「終活写真」を撮るシニア世代も多く見かけるようになったそう。
PhotoCherは、「今後も『いい写真だね』と言われる親しみあふれる笑顔を遺せるサービスに尽力してまいります」と話します。手軽な準備から始めてみませんか?
参考リンク:PhotoCher(フォトシェール)「終活応援セット」
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