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【ゴールデンライフ】明るい気持ちで過ごすことが1番の秘訣 俳優 鹿賀丈史 

シニア応援マガジン『ゴールデンライフ』より提供しております。



輝く人 インタビュー 4月号 Vol.91


ダンディーな声色と圧倒的な存在感で、多くのファンを魅了し続けている鹿賀丈史さん。
芸能界入りのきっかけを振り返るとともに、10周年を迎えた舞台『ラ・カージュ・オ・フォール』について伺いました。



流れに任せて進んだものが一生の仕事になった


小学生のころから合唱をやっていたそうですよね?


はい。小学校4年のときに地元の金沢少年合唱団に入りました。
市内の各小・中学校から2、3名ずつ選抜されたメンバーで構成された合唱団で、なぜか私が選ばれたんです。
活動はかなり本格的で、クラシックの難しい歌にもたくさん挑戦しました。
歌うことも楽しかったのですが、ほかの学校の友達がどんどん増えて世界が広がっていくのもうれしくて、せっせと練習に通っていたような気がします。

また、ウイーン少年合唱団が金沢公演に来たときには、金沢少年合唱団として交流する機会もいただきました。

実は、金沢少年合唱団を代表して金沢の獅子頭をプレゼントする大役も任されました。
おかげさまで、単に歌を学ぶだけでなく、さまざまな貴重な経験をさせてもらいました。
その後、高校でも合唱部に入り、それは、金沢少年合唱団時代の先輩に引っぱられたのがきっかけでした。
この合唱部もまた全国大会常連の優秀な部活で、歌うことに関するノウハウをたくさん学びました。
これらの経験が今の私の基盤になっているのかもしれませんね。

芸能界という目標ができたのは、そのころからですか?

いいえ、高校時代はとりあえず音大に行きたいと思っていましたが、その先のことはあまり考えていませんでした。
でも、大学浪人をしたことで人生が一変しました。
アルバイト先でたまたま知り合った友人が劇団四季のオーディションを受けると言い出し、一緒にやらないかと誘われたんです。

当時の私は、劇団四季のことをまったく知りませんでした。
何をやるかもよくわからないまま、軽い気持ちで受けたところ、この大柄な風貌と合唱をやってきた経験が審査委員の目に留まったのか、倍率30倍という難関をあっさりとクリア
してしまいました。

そして、流れに任せて、そのまま進路変更することになったわけです。

勢いで飛び込んで、その後、ご苦労はありませんでしたか?

それが、演じることも踊ることも初心者でしたが、抵抗なくスッと溶け込むことができました。

あれから40年以上、ずっとこの仕事に関わってきたことを考えると、突飛な選択も間違いではなかったのだと思います。
入団当初は、子どものためのミュージカルをよくやりました。
実は、これがけっこう難しい。
子どもは正直なので、おもしろければ思いきり見入ってくれますが、つまらないとお構いなしに騒ぎ出しますからね。
だから、いかに子どもの心を引き付けられるか、いろいろと試行錯誤しながら舞台作りに没頭していたのを思い出します。

その経験もまた、私の芸能人生に大いに生かされていると思いますね。



明るくほがらかな気持ちでのぞむことを心掛けて


普段から気を付けていることはありますか?

声のケアに関しては特別なことはしていません。
舞台の最中は、朝起きたら「あああ」と発声して自分の声帯の状態を確かめ、それによって劇場に入ってからのトレーニング法を調整する程度です。

実は、声帯はすごく敏感な臓器で、メンタルに大きく左右されます。
つまり、精神状態を安定させることが、声帯を守る一番の薬になると信じています。
皆さんも経験があると思いますが、楽しいときうれしいときは心が開いて自然と声が大きくなりますが、悲しいときつらいときは心が塞ふさいで声も出にくくなるでしょう。

だから舞台上で声を張るには、事前の発声練習よりもむしろ、明るくほがらかな気持ちでのぞむことを心掛けています。
また、この仕事は体が資本となるので、体調管理にはかなり気を使っていますね。
普段はウオーキングを日課にしていますが、3月の舞台が決まってからは久しぶりにジム通いも始めました。

食事面では、糖質制限しつつ野菜はブロッコリー中心にして、鶏肉でタンパク質を補うスタイルが定番。
おかげさまでこの年になってもまだ、大好きな仕事を続けられています。
できれば、この先もずっと続けていきたい。そのためにも、できる限りのことをしていこうと思っています。

舞台『ラ・カージュ・オ・フォール』の魅力を教えてください。

この舞台は、3年~4年おきに何度も再演をしているのですが、セリフや歌は意外と忘れてしまうものなので、毎回、思い出し稽古をしながら、
一から作り上げていきます。

そして今回は、これまで以上にゲイの匂いを強くしてみようかと思い、役作りに励んでいるところです。

とにかく、笑って泣けるとても楽しい作品なので、ぜひ劇場に足を運んでください。

※このバナーをクリックすると公演詳細ページが開きます。

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