シニアが集う社交ダンス「第四回高島平ダンスホール」3月31日に開催！

「定年退職後に何か新しい趣味を見つけたい」現役時代は脇目も振らず働いてきたため、趣味を楽しむ時間的余裕がなかった今のシニア世代。今回はシニアがこぞって楽しむ社交ダンスについてご紹介いたします。社交ダンスを通じて健康寿命を延ばし、充実した時間と新しいコミュニケーションの場が見つかるとして人気を集めています。

画像提供：YOURSTOCK（ユアストック）

いきいきシニアが集う　社交ダンスパーティ

終活セミナー及び相談会の企画運営から、高齢者の身元保証、シニア向け相談室の運営まで高齢者事業を幅広く手がける一般社団法人終活コンシェルジュが、社交ダンスパーティー「第4回高島平ダンスホール」を開催します。

「高島平ダンスホール」の様子

高度経済成長期に建てられた東京都板橋区にある、高島平団地には多くの団塊の世代の方々が、今も元気に暮らしています。そんな方々が若い頃に触れた映画、音楽、社交場など、「同じ時間を過ごした思い出を懐かしんで、シニアの皆様の様々な活動のきっかけづくりになれば」。そんな思いから高島平ダンスホールと称して、2016年から社交ダンスパーティーを開催しました。
この社交ダンスパーティーには多くのシニア世代が参加しており、昔を懐かしむ会話や、最近はまっていることなど多くのコミュニケーションが生まれています。

踊活（とうかつ）がブーム！？ 踊るアクティブシニアが増えている

小学校でもダンスの授業があるように、今日本全体でダンスがブームなんです。
このダンス、 シニア世代によっては特に良いことばかり。踊る活動と書いて、「踊活」と名前がつくほどのブームです。
シニア世代が「いきいきと踊る」ことで、充実したシニアライフを過ごすとともに、運動をすることで健康寿命を延ばすことにもつながります。さらには地域交流の場としても活用されており、単身シニア世代が知人や友人を作るきっかけとしても機能しています。

先に紹介した高島平には「高島平踊活会」があり、毎月高島平区民館で競技者でもある曙橋さくらダンスの飯田プロと松浦プロを招き、レッスンが開かれています。

曙橋さくらダンスの飯田プロと松浦プロ

ブランクがある方はこれから始めたい方向けの初級者コース、もっと上手くなりたい経験者の方向けの中級者コースを1時間500円〜というリーズナブルなレッスン料で開催しています。

ダンスの中でも特に社交ダンスは、現在日本でも競技人口が150万人以上のいる人気のスポーツ。この社交ダンスを老後の趣味にすることで、シニア世代にとっては「認知症予防になる」「人の繋がりが増える」「体を動かすことで身体的な衰えの予防になる」といったメリットがあります。

この中でも特に認知症の予防に関しては国内や海外で様々な研究が進められています。日本では国立長寿医療研究センターが調査しており、まだ明確な科学的根拠が発表されているわけではありませんが、 実際に認知症予防の効果が出てきている事例も多くあるそう。

なぜ社交ダンスは認知症に有効なのか？

それは音楽に合わせてステップを踏むことで脳に刺激を与えられるから、ということだそう。実際にやってみればわかりますが、 これまでダンスをやったことがない人にとって、音楽に合わせて体を動かすというのは、とても難しいことだというのがわかるかと思います。

日常生活の中ではあまり機会がない音楽に合わせて体を動かすということ。社交ダンスは常に音楽に合わせて体を動かすので、動作を鍛えることができます。日常にない動作や運動を取り入れることで神経が鍛えられ、認知症予防につながるのでしょう。

ダンスで日常的に体を動かすことで転倒などによるけがの防止や、良い姿勢を保たなければならないので腰痛改善にも効果が期待されます。
このように様々なメリットがあるダンス。セカンドライフの趣味として検討してみてはいかがでしょうか？

社交ダンスはどのように始める？

高島平の例のように、地域で用意されていれば簡単に始めることができますが、地域に用意されていない場合、ダンスはどのように始めれば良いのでしょうか？

１．ダンス教室を探す
まずはダンス教室を探すのが近道。地域には思った以上にダンススクールがあるもの。その中で自分の目的に合ったダンス教室を探しましょう。
この時ポイントは「初心者コース」があることと、「上級者との交流」があること、「初期費用が安い」ことの3つ。これをのポイントを頭に置きながら探すと良いでしょう。

初心者コースがあるダンス教室であれば、同じレベルの人と練習することが可能です。近い距離でダンスを踊るので、社交ダンスをきっかけに会話も生まれます。

２．練習着の購入
初心者の家はドレスやタキシードではなく、動きやすい服装を心がけると良いでしょう。この辺りもダンス教室に入る際に、講師の方にしっかりと確認を行いましょう。

ダンスを始めるのはたったこれだけのステップです。
徐々に上達したら、タキシードやドレスの購入、大会への出場など楽しみの幅は広がります。

社交ダンスの費用は
・レッスン料　7,000円〜20,000円（週１回の場合）
・シューズ　8,000円ほど
・練習用ウェア　5,000円〜10,000円程度
・ドレス　5,000円〜10万円以上（ドレスによって異なる）
・タキシード　1万円〜10万円以上（タキシードによって異なる）

本格的に取り組めば取り組むほど多くの費用がかかりますか、日曜的な運動ぐらいであれは練習用のウェアとシューズ、レッスン料だけで OK です。そう考えれば比較的費用をかけずに始められる趣味と言えるのではないでしょうか？

シニア世代の運動として最適なダンス。
何か運動を始めたいと考えている方は、ダンスを選択肢の中に入れてみてはいかがでしょうか？

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