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年金は65歳からもらわないほうがお得かも?繰り下げ受給を学ぼう

「そろそろ年金がもらえる年齢だ。楽しみ」

65歳になると支給される年金。
楽しみに待っている人も多いのではないでしょうか?

しかし、この年金。
本当に65歳で受け取るのが良いのでしょうか?

今回は年金受給について考えていきます。

年金は65歳からもらわないほうがお得かも?繰り下げ受給を学ぼう

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

老齢基礎年金の繰り上げ受給はデメリットもある

老齢基礎年金は現在、原則65歳が受給開始年齢です。
しかし、60歳から65歳になるまでの間、1ヶ月単位で繰り上げ受給できるということは、ご存知でしたか?

実は老齢基礎年金は60歳から受給することができるのです。

ただし60歳から受給する繰り上げ受給は、一か月繰り上げる毎に年金の0.5%が減額されます。
60歳から5年繰り上げて受給すると、一生涯年金から30%(=0.5%×12ヶ月×5年)がカットされ続けます。
この繰り上げ受給は一度申請すると取り消すことはできないので注意が必要です。

実際どのくらいの人が繰り上げ受給を選択しているのでしょうか?
「平成24年年金制度基礎調査」(厚生労働省)によると、老齢基礎年金のみを受給する男女それぞれ45%、厚生・共済年金ありの人では男性の6%、 女性の13%が繰り上げ受給をしているようです。
理由として「減額されても早く受給する方が楽だと思った」と多くの人が回答しています。
でも金額的にはお得なのでしょうか?

繰り上げ受給を行うことで失ってしまう権利は以下の三つ。

  • 障害基礎年金を受け取れない
  • 寡婦年金の受給権を失う
  • 配偶者が死亡した時65歳になるまでに遺族厚生年金と併給できない

これらの権利は本人が障害状態になる、配偶者が死亡するなど、家庭環境が急変した時に受給するセーフティネットのようなものです。
今は健康でも万が一突然死亡してしまった場合、残された家族が受給できないわけですからダメージは大きいですよね。

その一方で年金は繰り上げだけではなく「繰り下げる」ことも可能なのです。
すぐに年金は必要ないから、66歳になってから、70歳になってから、というように、受給年齢を先延ばしすることができます。

繰り下げて受給する場合は繰り上げの受給と異なり、支給額が増額されます。
ここからは老齢基礎年金の繰り下げ受給について詳しく見ていきましょう。

老齢基礎年金の繰り下げ受給はおトク?

平均寿命が延びたことに伴い、60歳、あるいは65歳で定年後、再雇用や再就職で70歳まで働き続ける人は珍しくない時代になりました。
シニア世代の働き方が多様化したことで、老齢年金の繰り下げ受給が注目されています。

老齢基礎年金を繰り下げ受給した場合、請求した時点の年齢に応じて年金額が増額され、一生その金額を受け取ることができます。

年金は65歳からもらわないほうがお得かも?繰り下げ受給を学ぼう

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

繰り下げ受給は、繰り上げ受給と同様に月単位で可能で、1ヶ月ごとに0.7%ずつ増えていきます。

  • 66歳0ヶ月〜66歳11ヶ月 8.4%〜16.1%
  • 67歳0ヶ月〜67歳11ヶ月 16.8%〜24.5%
  • 68歳0ヶ月〜68歳11ヶ月 25.2%〜32.9%
  • 69歳0ヶ月〜69歳11ヶ月 33.6%〜41.3%
  • 70歳0ヶ月〜      42.0%

70歳から受給した場合なんと42%も増えるのです。
ちょっと驚きですよね。

繰り下げ受給にはルールがあり、年金の受給権発生から1年以上経たないと増額されないという点、それから5年以上の繰り下げはできないという点です。
この2点さえ守っていれば、増額した年金を受け取ることができるのです。

現在の貯蓄、ライフスタイル、家族構成にもよりますが、将来的に老人ホームなどの入居を考えている場合、毎月受け取る年金額は少しでも大きい方が良いでしょう。
老人ホームに入居しても、ホーム代以外にも出費はつきものです。
自分自身の将来設計と照らし合わせ、年金の繰り下げ受給・繰り上げ受給を考えると良いでしょう。

年金の受け取りは家族と相談を

年金は65歳からもらわないほうがお得かも?繰り下げ受給を学ぼう

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

年金の繰り上げ受給・繰り下げ受給は、家族としっかり相談することが大事です。
繰り上げ受給は早く受け取れるというメリットはありますが、反面ご紹介したようにデメリットもあります。

繰り下げ受給は毎月の受給金額は大きくなりますが、受け取るまでに時間が必要になります。
もし貯蓄がない場合は、早めに年金を受け取らざるを得ません。

家族としっかり話し合い、年金の受け取り方を考えてみてください。

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