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安いものから、少し高くても丈夫で長く使えるものに消費傾向!皆さんの消費傾向は?

最近は世界的に「環境」や「貧富格差」など、エシカル意識が高まっています。
若者の間でも、安いだけのものより少し高くても長く使えて、かつ環境にやさしいものが人気を集めたりしています。

皆さんは物を購入するとき、どのようなポイントを意識していますか?
大量消費時代は終わりを迎えようとしています。

今回はこれからの消費について考えてみましょう。

物を買わない傾向に変化してきている?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

最近でこそあまり耳にしなくなりましたが、若者の「○○離れ」という言葉は、10年くらい前からよく耳にしたものです。
この○○に該当するのは、車、出世、合コン、酒、タバコと言ったものたち。
若者に言わせると、「そもそも近づいていないのに離れるも何もない」なんて言ったりしますが、平成が終わり、令和という新しい時代を迎えたことで、消費の傾向もシフトしてきているそうです。

年代別平均消費傾向

年齢層別の平均消費性向の推移が、総務省の「全国消費実態調査」により明らかになっています。

これによると、バブル真っ只中の1984(昭和59)年、二人以上の世帯のうち、勤労者世帯の可処分所得に占める消費支出の割合は、25歳から29歳が最も高く89.9パーセントでした。
ついで多いのは25歳未満で88.7パーセント、30歳から34歳が87.1パーセント、60歳から64歳が85.5パーセント、65歳から69歳は81.3パーセントでした。

これが時代によってどのような変化をしたのでしょうか。

2016年に発表された同様の報告によると、1984年時点で最も支出の割合が高かった25歳から29歳はなんと79.0パーセントまで落ち込んでいるのです。
同様に25歳未満は76.8パーセント、30歳から34歳は73.8パーセントといずれも10ポイント前後の開きが30年間で見られました。

一方で60歳から64歳は89.1パーセント、65歳から69歳は81.3パーセントといずれも支出割合が高いことがわかりました。
1984年当時、若者だった世代がシニア世代にもなっても、消費の性向があまり変わっていないということがデータからわかるのではないでしょうか?

お金がないから使わない?

この30年は、バブル崩壊や阪神淡路大震災、山一証券の破綻、北海道拓殖銀行の破綻、リーマンショック、東日本大震災など経済面で見るとかなり暗い時代だったと言えるでしょう。
そのため可処分所得が減ったのでは?と思いデータを調べてみました。

2016年度政府経済財政報告によると、総務省が実施している家庭調査では世帯人数が二人以上の勤労者世帯で、世帯主が39歳以下の世帯では可処分所得が緩やかに増加していることがわかりました。
可処分所得が増加しているのにもかかわらず、消費支出はほとんど伸びておらず、節約志向が強まっているということがデータから明らかになりました。

その要因として考えられるのは、39歳以下の世代は経済的に暗い時代が子供時代だったこと。
高度経済成長期からバブル時代のように、消費によって日本経済が下支えされている光景を見ていないのです。
給与は下がり続け、いつ会社が倒産するかわからない青春時代。
そんな時代だったため、消費に対してあまり積極的ではない、ということが考えられるでしょう。



昔は消費することが自分の価値を決めることでもありました。
どの町の、どの店で、何を買って、どんな自動車に乗り、どんな腕時計をするか。
そんなことが自分の価値として評価されていたのです。

しかし、この30年で価値観は大きく変貌しました。
現代の若者は投資と貯金にお金を回す「賢い消費者」になったのです。
物によって自分の価値を決めるのではなく、価値を自分の中に持つようになったと言えるでしょう。

買い物嫌いな若者?

実際に若者は買い物が嫌い、というわけではありません。

その一例が昨年大ブームになったタピオカ。
一杯500円から800円という、飲料としては高い部類に入りますが、多くの若者が列を成し、タピオカを求めていましたよね。

現代の若者は、必要のないものは買わない、不要なローンは組まない、大きな金額は使わない、物を購入する際は評判をよく調べてから買う、という傾向が見られます。
非常に賢い消費者ですよね。
従来のように、高級感、所有欲を満たすようなブランディングが通用しなくなってきています。

お金の使い道は、現在の自分の幸福ではなく将来の不安を解消するために使っているという見方もできます。
実際に投資や貯金をしている若者の割合は年々増加しています。
投資は貯金というのは現在の自分のためではなく、将来の自分のために行うもの。
現代の若者は将来の不安を解消しているのです。

また、一人ではなく仲間との思い出にお金を使う傾向があります。
タピオカブームもそのひとつでしょう。
一人で並ぶのではなく、友人同士で長い列に並ぶ。
おしゃべりをしながら、タピオカの購入を待つ。
そんな思い出のために、タピオカを飲んでいたという見方もできそうですね。

>>次ページ 買うなら安くてすぐダメになるものより少し高くても長く使えるものを

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