メニュー
ゲストさん
 

昨年ブームの仮想通貨 いまどきシニアの考えとは?

「去年は仮想通貨がブーム。乗り遅れちゃったな」

億り人(おくりびと)」という言葉がブームになるほど、億万長者が増えた仮想通貨。
昨年下期あたりから人気にじわじわと火が付き、年末には多くの人が大金を手にしました。

ところが、今年1月に起こったコインチェックの問題で、仮想通貨の相場は暴落
多くの人が損をしました。

そんな仮想通貨。
イマドキシニアはどのように考えているのでしょうか?

昨年ブームの仮想通貨 いまどきシニアの考えとは?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

シニア世代の仮想通貨への意識

ルーシッドは3月14日、「仮想通貨に関する意識調査」の結果を発表しました。
この調査は3月11日、全国1万5005世帯のシニア世代を中心に実施し、379件の有効回答を集めました。

はじめに、仮想通貨についてどの程度知っているかを訪ねたところ、87.32%が「よく知らないが名前だけは聞いたことがある」と回答。「全く聞いたことがない」は10%、「よく知っていて購入方法や使い方も知っている」はわずか2.68%という結果に。

今年1月には仮想通貨の取引所であるコインチェック社が会見を開き、2017年12月の1ヶ月間の取扱高が3兆8,537億円だったと発表しました。
この仮想通貨の取引量を聞き、仮想通貨のイメージについて訪ねてみたところ、「詐欺や犯罪に巻き込まれそう」が45.88%で最も多く回答を集めました。次いで「結局、お金を損してしまいそう」(29.12%)という回答でした。

仮想通貨は今後どこまで広がると思うかと尋ねると、「支払いはできるが一部のサービスにとどまる」(37.27%)、「ブームが終わればほとんど使われなくなる」(37.01%)、「法律や規制で強制的に使えなくなる」(20.47%)という回答が多く、「あらゆる支払いが仮想通貨で出来るようになる」は5.25%にとどまりました。
仮想通貨が目指すところはあらゆる支払いにも使える、というところがポイントですが、まだまだそこまで到達できるイメージを持たない人が多いようです。

最後に今後仮想通貨を使ってみたいと思うか訪ねてみると、「全く利用する気はない」(87.34%)が最も多い結果に。「利用を検討したが躊躇している」は9.76%、「これから利用したくて検討している」は2.37%でした。
9割近くが仮想通貨に対して拒否反応を見せている、ということがわかりますね。

皆さんの考えはどのようなものでしょか?
アンケート結果に合致するものですか?

仮想通貨のリスク

昨年ブームの仮想通貨 いまどきシニアの考えとは?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

最もメジャーな仮想通貨「ビットコイン」を例にとって、どのようなリスクがあるのか、ご説明していきます。
このリスクの理解の有無が、仮想通貨で損害を出すか出さないかの分かれ道となります。

リスク1:大暴落のリスク

仮想通貨の価格は安定していません。
ある瞬間、いきなり価値が半分以下になることだってあり得るのです。

株式はストップ高やストップ安といって、極端な値動きは規制されますが、仮想通貨はそのようなものがないので、大暴落と大暴騰を続ける可能性があります。

10万円の仮想通貨が朝起きたら100万円に、1000万円の仮想通貨が朝起きたら10円に。
こんな値動きだってありえるのです。

仮想通貨のリスク2:取引所のリスク

仮想通貨を現金化するために利用する「取引所」。

数年前に問題を起こしたマウントゴックスやコインチェック社なども、この取引所に該当します。
基本的にはこの取引所にコインを預けておくため、ハッキングやクラッキングなどでコインが盗み出されてしまうと、もう取り返すことはできません。

取引所は海外旅行などで利用する両替所と同義。
両替所に預金はしませんよね。
自分の仮想通貨は自分で守らなければならないのです。

仮想通貨のリスク3:送金ミス

ビットコインを含む仮想通貨は、通過を送金するとき、独自のアドレスを入力する必要があります。

このアドレスは自分で決めることができず、完全ランダムのため、1つずつ丁寧に入力していても間違う可能性があります。
1文字でも間違えてしまうと、誰かしらない人のもとに送られ、通貨が消滅してしまうかもしれません。

仮想通貨のリスク4:パスワード紛失のリスク

仮想通貨を保管するウォレット(財布・講座)のパスワードを紛失してしまうと、2度と引き出すことができなくなります。
パスワードの保管はしっかりとしなければなりません。

この他、まだまださまざまなリスクがありますが、仮想通貨は自己責任の割合が非常に大きい通貨です。
もし仮想通貨デビューする場合は、リスクをしっかりと把握した上で始めたほうが良いですね。

仮想通貨のメリット・デメリット

昨年ブームの仮想通貨 いまどきシニアの考えとは?

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

とはいえ、仮想通貨にも良い点があるのです。
最後にメリット・デメリットをしっかりと確認しましょう。

仮想通貨のメリット

  • 大きく儲かることも
  • 分散投資に最適
  • 海外送金が早くて安い
  • グローバルビジネスの活性化

仮想通貨のメリットとして考えられるのはこれらのポイント。

海外との送金面での楽さや、世界中で共通通貨のため当価値で仕事ができるというのは、グローバルビジネスでは良いポイントでしょう。

デメリットはリスクの部分でじっくりとご紹介させていただきました。

 

急速に流行した仮想通貨。
安易に手を出すのではなく、メリット・デメリットをしっかりと知った上で始めたいところですね。

【記事関連書籍のご紹介】

======
Slownetでブログやコメントを更新すると同じ趣味の仲間が見つかるかも!?人気のサークル情報などをお知らせするメールマガジンも受け取れる、Slownet会員登録はこちらから↓
Slownet会員登録はこちらから

コメント

コメントを書く(クリックしてください)

関連記事
2021年9月10日

経済・資産

空いている土地を活用して老後のための資金を集めるためのアイデアとは?

国内では現住居の敷地以外の土地を所有している世帯は16.0パーセントだそうです。 みなさんの中にも、先祖や親から譲り受けた土地があったり、若いときに買っておいた土地があるけれど、...
2020年9月13日

経済・資産

【人生100年時代】まだまだ元気だから働きたい高齢者が増えている?

人生100年代と言われている今、老後に対する不安を抱える高齢者が増えています。 体はまだ元気なのに仕事に就くことは簡単ではないと感じる方も多いのではないでしょうか? 実際に老後...
2020年8月4日

経済・資産

マイナンバーカードのポイント付与がいよいよスタート!「マイナポイント」の条件など詳しくご紹介

みなさんはマイナンバーカードお持ちでしょうか? 政府はマイナンバーカードを活用したポイント還元制度の申し込みの受付を行っています。 申し込むことで最大5,000円分がポイントで...
2020年7月26日

経済・資産

安いものから、少し高くても丈夫で長く使えるものに消費傾向!皆さんの消費傾向は?

最近は世界的に「環境」や「貧富格差」など、エシカル意識が高まっています。 若者の間でも、安いだけのものより少し高くても長く使えて、かつ環境にやさしいものが人気を集めたりしています...
2020年6月28日

経済・資産

外出の機会が少なくなったこの時期を利用してちょこちょこ「貯金」を習慣にしてみては?

夏になり、暑い日も増えてきました。 涼しい日は外に出かけたいですが、新型コロナウイルス感染症で自主的に外出を控える方も多いと思います。 外出するとやはり予想外の買い物などで...
2020年5月29日

経済・資産

【老後資金シミュレーションでお困り事解決】老後、年金で生活できるかどうかが心配!事前に計算して計画を立てること・・・

以前、Slownetで調査していたみなさんの「お困り事」に関するアンケートから、老後、年金暮らしになったとき、今のような生活が維持できるのか心配、とのご意見をいただきました。 先...