土いじりはレジオネラ菌に要注意 マスクや手袋では感染が防げない

自然界に広く存在する菌
ガーデニングや家庭菜園などで土に触れる機会が多いという人もいるのではないでしょうか。一見、健康的な身体活動にも思えますが、こうしたいわゆる「土いじり」によってレジオネラ菌に感染する例が多数報告されているとして、米国の研究者らが注意を促しています。
レジオネラ菌は自然界の土や、湖、川などの淡水に広く生息している一般的な菌類で、感染すると「レジオネラ症」という感染症を発症することがあります。肺炎に似た病気で、全身倦怠感や頭痛、筋肉痛、乾いた咳、痰、高熱、悪寒、胸痛などが代表的な症状です。
誰もが感染するわけではなく、高齢者や喫煙者、呼吸器にもともと病気を持っている人などの感染リスクが高いようです。適切な治療を受ければ問題がありませんが、放置していると致死率は60~70%にまで上昇してしまいます。
日本では循環式浴槽の銭湯などで消毒が疎かにされているとレジオネラ菌が繁殖し、菌を含むエアロゾル(非常に微小で空気中を浮遊する液体)を吸入。集団感染が発生したと報道されているのを目にすることがあります。
こまめな手洗いが効果的
しかし、米国の研究者らによると、レジオネラ症で入院していた米国人患者31人に聞き取り調査をしたところ、ほぼ全員が発症前の3週間以内にガーデニングの作業をしていたことがわかりました。
研究者らは培養土や堆肥などに触れる時間や機会が多いほど、レジオネラ菌感染リスクが高まるとして、造園業者や園芸家、また趣味でガーデニングを楽しむ人たちに徹底した感染対策を行うよう呼びかけています。
具体的には、袋詰めの堆肥などの開封する際は顔を近づけず、袋を動かす際も吸い込むリスクを下げるため高く持ち上げない、作業の合間でもこまめに手を洗い、常に手を清潔に保つ、などの方法が推奨されています。
手袋やマスクでは感染予防効果がなく、手洗いが最も確実なようです。
米国での研究結果ですが、日本でも国立感染症研究所などの報告で、腐葉土を触っていた人がレジオネラ症を発症した例が確認されており、注意が必要です。
-
2025年5月22日
-
健康・美容
春の息吹を食卓へ! アスパラガスを味わおう!
春から初夏にかけて、店頭に並ぶ鮮やかな緑色が美しいアスパラガス。シャキシャキとした食感と、ほのかな甘みがたまらない、春を代表する野菜の一つですね。今回は、そんなアス...
-
2025年3月24日
-
健康・美容
苦みパワーで不調を改善
人間や動物は寒い冬を乗り切るため栄養分を体にため込む傾向があり、春になると、余分となった栄養分は老廃物となって外に排出されます。独特の苦みをもった春の山菜は、老廃物を外に出す成分を...
-
2025年3月10日
-
健康・美容
ランニングで脳を活性化!記憶力・集中力アップの秘訣
ランニングは単なる運動ではなく、脳を鍛える効果もあります。研究によると、ランニングによって記憶力や集中力を高める「海馬」や「前頭葉」が活性化し、新しい脳細胞が生まれることが分かって...
-
2024年8月1日
-
健康・美容
野菜・フルーツの老けない食べ方
老化の原因には、食事や生活習慣、ストレスなどさまざまな要因が挙げられますが、最近注目されているのが体の“酸化”。野菜や果物は、体の酸化を防いでくれる強い味方です。栄養素の長所を生か...
-
2024年7月1日
-
健康・美容
真夏に備えて、“汗活“をはじめよう!
気温が上昇すると、汗をかく機会や量も増えてきます。汗は体温調節などの重要な役割を担っており、“良い汗”をかくことも暑い時季を健康的に乗り切るポイントです。真夏に備えて“汗活”を始め...
-
2024年2月2日
-
健康・美容
めまいや頭痛の引き金に 気象病とその予防
低気圧が近づくと腰痛や関節痛がひどくなったり、季節の変わり目に片頭痛が出やすかったりしたことはありませんか? 天気の変化で不調を感じたら、それは「気象病」かもしれません。 「...

2年前から家庭菜園をしてるけど。。。
レジオネラ菌が土の中にいるとは、知らなかった。
野菜や果物は、土から栄養を摂ってるし畑の野菜にいっぱい付着してるって事だよね。
それより市販の野菜は、農薬使用率世界一の日本のほうがすごくない!!
ヨーロッパじゃ農薬入り日本野菜は嫌われてるよー。。
自宅の野菜は、農薬使ってないので、雑草ようでるわ(*´∀`*)
家庭菜園しています。 家庭菜園、農業従事者他、土や堆肥に接する人は何万人もおられます。その中で何人かの方が感染されたとしても、無視できるくらいの確率ではないですか?それを「致死率は60~70%」のように脅す事は良くないと考えます。 「隕石落下に気をつけましょう」と言っているようなもので、話題にしたいだけのような気がします。 まだ商品販売に行かないところは好感が持てますが。