メニュー
ゲストさん
 

愛犬と一緒に毎日ウォーキング 想像以上の効果があった

ウォーキングと犬の散歩の違いは?

犬を飼っている高齢者は、散歩に連れて行く必要があるため、飼っていない人よりも身体活動量が多い傾向にあり、一日平均30分は外を歩き回っていると言われています。

ウォーキングやランニングの場合、日が短い冬や天候不順が続いている時期は外出機会が低下してしまい、思ったほど運動量が増えないこともあります。

また、加齢によって疲れやすくなったり、思うように体が動かなくなってしまうことで、身体活動量が低下してしまうということもあるでしょう。では、犬の散歩には一般的な運動につきものの問題はないのでしょうか。

英ケンブリッジ大学の研究者らが、1日に1回以上犬の散歩を行っている40~79歳までの健康な成人3132人と、犬を飼っていない2万5000人を対象に調査を行いました。

調査は2006年9月から2011年12月までの間に、任意のタイミングで1週間分の活動量を収集。犬の散歩が日々の身体活動に与える影響を分析するというもので、活動量は移動速度や移動量を測定する装置「加速度計」を装着してもらうことで測定しています。

また散歩をした日を細かく記録してもらい、当日の天候状態や日の出日の入りの時間を確認するなど、外出に影響を与えそうな要因も調査しました。

どんな時でも愛犬のために散歩

調査の結果明らかになったのは、犬がもたらす驚くべき運動効果でした。天候が悪い日や冬になると犬を飼っていない人たちの身体活動量は低下し、座っている時間も増加。運動習慣がある人でも同様の傾向にありました。

しかし、犬を飼っていた人たちの活動量はいつもと変わっておらず、天候や気温に左右されることなく、高齢者でも高い身体活動量を維持したままだったのです。

一般的に運動をするのは自分のためであり、自分のためだからこそモチベーションが言維持できると考えられていますが、飼い犬のための散歩という他者の面倒を見ることが高い身体活動量につながっていることに研究者らは驚いたとコメント。

「全ての人が犬の世話をできるわけではないので、健康のために犬を飼うことが推奨できるわけではないが、犬を飼っていることが健康にとって大きなアドバンテージになり得ると言うことはできる」としています。

コメント

コメントを書く(クリックしてください)

関連記事
2024年2月2日

健康・美容

めまいや頭痛の引き金に 気象病とその予防

低気圧が近づくと腰痛や関節痛がひどくなったり、季節の変わり目に片頭痛が出やすかったりしたことはありませんか? 天気の変化で不調を感じたら、それは「気象病」かもしれません。 「...
2023年11月17日

健康・美容

インフルエンザを予防しよう! 冬のウイルス対策

新型コロナ感染症も気になりますが、この時期気になるのが、インフルエンザ。毎年12月から3月の寒い季節に流行のピークを迎えます。予防するためには、手洗いやうがい、マスクの着用を徹底し...
2023年10月31日

健康・美容

けっこう怖い歯周病

11月8日は「いい歯の日」。日本では、30歳以上の8割もの人が軽度の歯周病との調査もあります。歯周病は口腔内の問題だけでなく、糖尿病など生活習慣病との因果関係も分かってきています。...
2023年10月20日

健康・美容

パープルフードを食す!

「パープルフード」を知っていますか? 紫色の天然色素が含まれているフルーツや野菜のことです。今、このパープルフードが、ダイエットや美容に良いといわれています。 パープルフ...
2023年10月10日

健康・美容

目のケアしていますか?

10月10日は目の愛護デーです。パソコンやスマートフォンなどの使用で、一日中目を酷使している人も多いのではないでしょうか? 目が疲れると仕事の効率が悪くなり、頭痛や肩こりも引き起こ...
2023年10月3日

健康・美容

姿勢に注意!猫背がもたらす危険性

猫背の原因の一つとして考えられるのが、パソコンやスマホを見ているときの姿勢。猫背は姿勢が悪いというだけでなく、集中力や内臓機能の低下にもつながるといわれています。意識して姿勢を正し...