「学び直し」にも最適!パソコンで聴く読書とは?
「学び直し」にも最適! パソコンで聴く読書とは?
「学び直し」にも最適! パソコンで聴く読書とは?
●講座で使用しているノートパソコン
「学び直し」もできる本の朗読サービス
アナ六
「今年も梅雨の季節が来ましたねえ」
デジ形「暑くなったり、寒くなったりしてどうも調子が今ひとつだな」
ミドリ「ジメジメしてカビが生えやすいから、食べ物にも気をつけないとね」
アナ六「何より雨で外へ出られねえと、退屈でいけませんぜ」
デジ形
「そんな時間があるんだったら、じっくり読書でもすりゃあいいじゃねえか」
アナ六「うーん、マンガなら読みますけど、活字はしばらくご無沙汰ですぜ。あっしは文字だけの本を読むと、すぐに眠くなっちまうもので」
ミドリ「読書は嫌いじゃないんだけれど、文庫本みたいに文字が小さいものは、ちょいと読みにくくなってきたねえ」
デジ形「だったら読むんじゃなくて、『聴く読書』はどうだ?」
アナ六「親分が本を読んでくれるんですかい?」
ミドリ
「それは親が小さい子供にする『読み聞かせ』だよっ」
デジ形「電子書籍のサイトというのはいろいろあるが、中には本を朗読したものを聴けるサービスがある。そういうのを利用すれば、『聴く読書』ができるっていうわけだ」
アナ六「これだったら、あっしも読書ができそうですぜ」
デジ形「あと、こういうサービスで読めるのは、小説やノンフィクションだけじゃなく、実用書や学習書なんかもあるぞ」
ミドリ「語学学習もできるねっ」
アナ六
「いやあ、今さら勉強なんて、やってるヒマがありませんぜ」
デジ形「雨で退屈してるんじゃなかったのか? 『学び直し』にもなっていいと思うぞ」
ミドリ「この場合の『学び直し』は、学校で学んだことをまた改めて学習し直すっていうことだね」
アナ六「でも、いろいろなジャンルのものが聴けるっていうのはおもしろそうですねえ」
デジ形「じゃあ、これからいくつかのサービスを紹介していこう」
アナ六「これで、うっとおしい梅雨も楽しく過ごせそうですぜ!」
定額料金で聴き放題の「オーディブル(Audible)」
デジ形
「最初に紹介するサービスは『オーディブル(Audible)』だ。
( https://www.audible.co.jp/ )こいつはAmazonが運営しているサービスのひとつだぞ」
アナ六「ショッピング以外にも、こんなサービスをやっていたんですねえ」
ミドリ
「でも、電子書籍とかビデオ視聴とかいろいろなサービスを受けられる『Amazonプライム』には入っていないみたいだね」

本の朗読サービスサイト「オーディブル」のトップページ。写真にあるように、パソコン以外にスマホやタブレットでも利用できます。
デジ形「まずは利用料金だが、月額1500円で聴き放題っていうことになっている。それに、最初の1カ月は無料で利用できるぞ」
アナ六
「気に入らなかったら1カ月でやめてもいいんですね」
ミドリ「ほかのサービスでもよくある無料体験っていうヤツだねっ」
アナ六「しかし、聴き放題っていうのはすごいですねえ。どれだけ聴いても追加料金は一切かからないんですかい?」
デジ形
「うむ。ただ、聴ける作品の数は、電子書籍サイトに比べるとかなり少ないけどな。まあ、朗読を録音するには手間がかかるから、仕方のないことだ」
ミドリ「最新の話題作はないけれど、少し前に評判になった作品なら、そこそこあるみたいだねっ」

オーディブルの作品紹介のページ。会員登録をしていなくても、サンプルの音声を聴くことができます。作品ごとにカスタマーレビューが掲載されているのは、Amazonのショッピングと同じです。
デジ形「注目すべきは、小説以外のカテゴリーの広さだ」
アナ六
「さっき言ってた『学び直し』ってえのもあるんですかい?」
デジ形
「語学はもちろん、『学習・教育』っていうカテゴリーもあって、『聴く教科書シリーズ』っていう高校生向けの教科書を朗読したものもあるぞ」
アナ六「教科書なんて見るのもイヤでしたが、聴かせてくれるんだったら、少しは頭に入るかもしれませんねえ」

オーディブルのカテゴリーの一覧。一般的な書籍のほかに、落語や洋書の朗読なども聴くことができます。カテゴリーのほか、再生時間などでも作品の絞り込みができます。「すべてのカテゴリー」を選ぶと、画面の左側により多くのカテゴリーが表示されます。
オーディブルならAmazonアカウントでサインインできる
デジ形「オーディブルで朗読を聞くには、まず専用のアプリをインストールするぞ」
アナ六
「ムムッ、こいつは手間がかかりそうで」
デジ形「パソコンの場合、Microsoftストアから『Audibleオーディオブック』というアプリを選んでインストールするだけだ」

Microsoftストアの「Audibleオーディオブック」アプリのインストール画面。このアプリを使って、朗読作品を購入したり、聴いたりすることができます。
デジ形「次に、オーディブルのアカウントを登録するんだが、Amazonのアカウント登録をしていれば、それを使ってすぐにサインインできるぞ」
ミドリ
「ネットショッピングでAmazonを使っている人は、そのままオーディブルも始められるわけだねっ」
アナ六「そいつは便利ですねえ」

オーディブルの無料体験を申し込んだときに表示されるサインイン画面。Amazonのアカウントを持っていれば、それでサインインをするだけで、すぐにオーディブルを利用できます。Amazonアカウントを持っていない場合は、必要な情報を入力してアカウントを作成する必要があります。
デジ形
「で、聴きたい作品を選んで、『ライブラリーに追加』ボタンをクリックする。作品選びはアプリの中でもできるが、オーディブルのWebサイトで選ぶほうが、条件の絞り込みなどの操作がやりやすいぞ」
ミドリ「ライブラリーっていうのは、アプリの中にある本棚みたいなものだねっ」
アナ六
「読むときは、その本棚から本を選ぶというわけで」
デジ形「初めて読むときはファイルをダウンロードするが、それが終われば朗読が始まるぞ」

「Audibleオーディオブック」アプリで朗読を聞いているところ。ブックマークはもちろん、朗読の再生スピードを早めたり、スリープタイマーを設定したりするなど多彩な機能を備えています。
作品点数が充実している「audiobook.jp」
アナ六「ほかにも、こういう朗読が聴けるサービスっていうのはあるんですかい?」
デジ形「うむ。同じようなサービスを行っているサイトとしては『オーディオブックドットジェイピー(audiobook.jp)』( https://audiobook.jp/ )ってえのがある」
ミドリ
「以前からあるサービスだけど、今年の3月に名前が変わってリニューアルしたらしいね」
アナ六「へえーっ、こいつはさっきのオーディブルとはどこが違うので?」
デジ形
「こっちは聴き放題じゃなくて、1冊ずつ買い取る方式だ。毎月定額でポイントを買って、その貯まったポイントで作品を購入するっていう方式も選べるけどな」
アナ六「そいつは大きな違いですねえ」
デジ形「定額聴き放題も始まってはいるが、まだスマホ用のアプリでしか利用できず、聴けるのも一部の作品しかないようだ」
ミドリ「ただ、老舗サイトだけあって、全体の作品の点数は、こっちのほうが多いみたいだね」
デジ形「どんな作品があるのかは誰でも見られるから、それで気に入った作品がみつかれば、会員登録をしてもいいだろうな。ちなみにパソコン版の場合は専用のアプリはなく、ダウンロードした音声ファイルをWindowsメディアプレイヤーなどで聴くというやり方だ」
アナ六
「同じサービスでも、やり方はそれぞれですねえ」


「オーディオブックドットジェイピー(audiobook.jp)」のトップページと作品購入のページ。こちらもさまざまなカテゴリーがあり、NHKの語学講座のコンテンツも聴くことができます。下の画像で作品データの下にあるのは、サンプル音声を聴くためのプレーヤーです。
青空文庫を朗読で聴けるサイト「青空朗読」
デジ形
「ここまでは有料のサービスだったが、最後に無料で朗読が聴けるサービスを紹介しよう」
アナ六「おおっ、無料ってえのはうれしいことで」
デジ形「『青空文庫』は知っているよな」
アナ六「昔の名作がタダで読めるサイトでしたね」
ミドリ
「正確には、著作権が切れた作品や、著者が許可した作品を無料で公開しているサイトだよっ」
アナ六「そこの作品がタダで読めるわけで?」
デジ形「うむ。『青空朗読』( http://aozoraroudoku.jp/ )っていうサイトで、運営しているのは『青空文庫』とは別だが、タダで利用できるのは同じだ」
ミドリ「青空文庫と同じように、ボランティアで成り立っているサービスなんだねっ」
アナ六
「そいつはありがたいことで」

青空文庫の作品の朗読が聴ける「青空朗読」のトップページ。朗読の録音はボランティアによって行われており、広く募集しています。
デジ形
「ただ、公開されているのは約400タイトルで、青空文庫の公開作品がすべて聴けるわけじゃない」
アナ六「そいつはちょいと残念なことで」
デジ形「あと、音声のプレーヤーは専用のものではないため、ブックマークなど、聴いたところまでを記録する機能がないのが惜しいところだ」
アナ六
「一度聴くのをやめたら、次はまた最初から聴くはめになるわけで」
デジ形「中断したところの時間をメモしておいて、次回はそこまで進めてから聴くというやり方はできるけどな」
ミドリ
「まあ、そのぐらいの手間だったら、悪くはないんじゃないかね」
デジ形「一度で全部聴けるような短編を選んでもいいかもな」
アナ六「長く聴いていると眠くなりそうなので、あっしも聴くなら短編からですぜ」
デジ形「結局、アナ六は何をしても眠くなるんだな」

「青空朗読」で作品を再生中の画面。ブラウザーで聴くほかに、音声プレーヤー上を右クリックして表示されるメニューから「名前をつけて保存」を選ぶと、音声ファイルをダウンロードできます(Microsoft Edgeの場合)。
dynabookの2ウェイ4スピーカーなら、朗読もクリアに聴ける
アナ六
「こういう朗読っていうのは、何を使って聴いたらいいんでしょうか?」
デジ形「まあ、作品に集中して聴きたいなら、ヘッドホンがいいだろうな」
アナ六「そんな状態で目をつぶって聴いていたら、そのまま寝落ちしそうですぜ」
デジ形
まあ、ラジオみたいな感じで手軽に聴くなら、そのままパソコンのスピーカーで聴いてもいいと思うぞ」
アナ六「そういえば、dynabookのスピーカーは音がいいんでしたね」
デジ形「高音と低音に分けた2ウェイ4スピーカーだから、朗読の声もクリアに聴こえるぞ」
アナ六「落語なんかを聞いてもよさそうですねえ」

「dynabook T75/G」の右側スピーカー部分。ネジ穴を挟んで、右が高音用スピーカー、左が低音用スピーカーになります。高音と低音でスピーカーを分けたことで、力強い低音からクリアな高音までをナチュラルに再現します。
デジ形「どうだアナ六、これで雨の日でも、家で有意義に過ごせるだろう」
アナ六
「でも、どんな本を聴いたらいいんだか、迷っちまいますぜ」
ミドリ「日ごろから読書をしていないと、読みたい本がなかなかみつからないかもね」
デジ形「どうせ長編だと途中で投げ出すだろうから、数分で聴き終わるようなものから始めたらどうだ?」
アナ六「なるほど、そいつはいいアイディアですねえ」
ミドリ
「短いのになると、たぶん詩が多いだろうね」
アナ六「うーん、そういうのは苦手ですぜ、やっぱり事件が発生して、岡っ引が下手人を追いつめねえと」
デジ形「何だ、迷うとか言っても、結局捕り物が好きなんじゃねえか。それならオーディブルあたりにはいくらでもあるぞ。ただし、聴き終わるまで何時間もかかるのもあるけどな」
アナ六「そうすると、こんどは聴きながら寝ちまいそうで」
デジ形
「話がおもしろければ、簡単には眠くならねえぞ」
ミドリ「逆に寝る前の習慣として、毎日少しずつ聴くのもいいかもしれないね」
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