第41部・第11回 TruNoteのさまざまな機能
第41部 Windows 10でPCライフを楽しむ
第41部・第6回 旅行のお供にdynaPad
●講座で使用しているノートパソコン
「大江戸ぱそこんライフ」
【登場人物紹介】
デジ形平次…江戸中に名を知られた腕利きの岡っ引。意外にも趣味はパソコンで、事件のない時は日がな一日ノートパソコンに向かっている。
アナ六…デジ形平次の子分で、名前のとおりのアナログ人間。パソコンを使いこなせるようになりたいが、いつもトンチンカンなことを言ってデジ形を呆れさせている。
ミドリ…デジ形平次の女房。パソコンに関してはデジ形より詳しいというのがもっぱらの噂。
彼らがお送りする時空を超えた『NEWぱそこんライフ講座』、さて今回のお話は……。
「トゥルーノート(TruNote)」のメニューを解説
アナ六「いやあ、オリンピックが終わって退屈していましたが、パラリンピックや相撲が始まって、またしばらくは楽しくすごせそうですぜ」
デジ形
「プロ野球も終盤で、盛り上がってきているしな」
ミドリ「だいぶ残暑が収まったのに、まだ家でテレビを見てばかりなのかい?」
アナ六「これといった趣味もない男なもので。それなら、親分は何をして過ごしているんですかい?」
デジ形「それを聞くのは野暮っていうもんだ。ヒマさえあればパソコンをいじっているぞ」
アナ六「それならあっしと同じようなものですね」
デジ形「いや、そろそろ涼しくなってきたから、外へ出ようかと思っているけどな」
ミドリ「家にこもってばかりいたら、健康にも悪いしね」
アナ六「親分はあっしと同じインドア派だと思ったのになあ」
デジ形「といっても、dynaPadは持っていくけどな」
アナ六「なんだ、外へ出てもやることは同じってわけで」
デジ形「いやいや、dynaPadがあれば、どこにいてもいろいろなことができるぞ」
ミドリ
「LTE通信モジュール搭載モデルなら、どこでもインターネット接続ができるしね」
アナ六「専用のペンでスラスラと字を書いたり、絵を描いたりできましたよね。ええっと、そのアプリは何て言いましたっけ?」
デジ形「『トゥルーノート(TruNote)』のことだな」
アナ六「ペンでいろいろなことができるっていうのは覚えてますけど、元をただせば、そいつは一体どういうアプリなので?」
デジ形「簡単に言えばノートアプリだ。普通に使っている紙のノートがアプリになったと考えればいいだろう」
アナ六「簡単じゃなくて、もう少し詳しく教えてください」
デジ形「それなら、今回はトゥルーノートの基本的なところを紹介するか」
アナ六
「おおっ、よろしくお願いしますぜ」

トゥルーノート(TruNote)の画面。左側の部分は非表示にすることもでき、画面全体を使って手書きの文字や絵をかくことができます。
「ノート」と「ページ」の構成
デジ形「ノートアプリというだけあって、トゥルーノートはノートとページという構成になっている」
アナ六
「うーん、そこがどうも想像しにくいですねえ」
デジ形「ページっていうのは、実際にペンで文字や絵を書いたりする1枚の画面だ。まあ、普通のアプリで言えば、ファイルのようなものだな」
ミドリ「それだったら、ページが集まったノートは、フォルダーのようなものだねっ」
アナ六「おっ、ちょいとわかったような気がしますぜ。フォルダーの中にファイルが入っているのと同じっていうわけですね」

トゥルーノートの画面をキャプチャーしてトゥルーノートに貼り付け、手書きでトゥルーノートの画面の構造を解説してみました。
デジ形
「ノートとページの欄の一番上にある『+』をタップすれば、ノートやページを増やすことができるぞ。1000ページのノートを1000冊分保存可能っていうことだ」
アナ六「そいつは途方もないことで」
ミドリ「実際にはノートのデータ量や、dynaPadの空き容量で変わってくるけどね」
デジ形「あと、実際のノートと違って、それぞれのページはほかのノートへ移動できるぞ」
アナ六「ページをビリッとやぶいて、ほかのノートに貼り付けるっていうことで」
デジ形「そう言うと面倒な感じがするが、それが簡単にできてしまうわけだ。初めは『未整理のページ』にしておいて、あとからノートに分類するっていう使い方もありだな」
アナ六
「でも、こんなふうに画面の左側にいろいろあると、書きにくくないですかねえ?」
デジ形「それはそうだが、タテにアイコンが並んでいるところの、一番上をタップすると、左側の部分をを隠すことができるぞ」
アナ六「そういえば、ページとかノートとか出ていない画面も見たことがありましたぜ」
デジ形「じゃあ、次はアイコンのメニューを解説しよう」

左側の部分を非表示にすれば、ほぼ画面全体が手書きのできるエリアになります。この場合もアイコンのメニューが左端に表示されています。
手書き文字の検索もできるアイコンメニュー
デジ形「このタテに並んだアイコンは、おもに画面に書きこむときに必要な機能が並んでいるぞ」
アナ六「おや、また手書きの説明ですね」

トゥルーノートに画面を貼りこんで、アイコンメニューの内容を手書きで書きました。一番下にある「ノート・ページ・オプションメニュー」をタップすると、別のメニューが表示されます。
デジ形「この中でよく使うのは、ペンのアイコンだろうな。ペンの種類や色、太さなどを変更できる」
アナ六「このアイコンをタップすると、5色から選べるようになってますね」
デジ形「5色というよりも、5とおりのペンの設定から選べると考えたほうがいいだろう。いわゆる『プリセット』っていうやつだな」
ミドリ
「手元に色や太さの違う5本のペンがあって、それを持ち替えて使うっていう感じかねえ」


ペンのアイコンをタップすると5種類のペンを選ぶメニューが表示され、さらに下向きの矢印をタップすると、下のような設定画面が表示され、ペンの種類、線の色、濃淡、太さを設定変更できます。
デジ形「アイコンのメニューの中で面白いのは虫眼鏡アイコンの『検索』だな。これで手書き文字の検索をすることができるぞ」
アナ六「ええっ、キーボードで打った文字じゃなくて、手書き文字を検索するっていうので?」
デジ形「それだけ文字の検知能力が高いんだろうな」
ミドリ
「これを使えば、ページが増えても読みたいページをすぐに探し出せるわけだねっ」

検索ワード欄に手書きで文字を書きこむと、同じ文字が書かれているページが表示されました。どのノートに保存をしたか忘れた場合も、これを使えばすぐに探し出せます。
デジ形「あと、書きこむんじゃなくて、ページを読むだけだったら、アイコンが並んでいる一番下の『ページ表示』のアイコンをタップするといいぞ。画面が切り替わって、ページを1枚ずつ切り替えて見ることができる」
アナ六「読むだけのモードっていうことで」

ページ表示のアイコンをタップしたときの画面。左右の矢印をタップすることで、ページを切り替えることができます。これは見るだけの画面で、書きこみを加えたいときなどは、右下の「編集」をタップします。
あとから文字の色や太さを変えられる選択メニュー
デジ形「さっきのアイコンメニューには、上からふたつ目に四角い点線の『範囲選択』があったな。実際にそれを使って文字を囲むと、別のメニューが表示されるぞ」
アナ六「今度は、四角で選んだ範囲の文字に対するメニューっていうわけで」

範囲選択の四角い点線で文字や線を囲むと、写真のようにさまざまなメニューのアイコンが表示されます。また、囲んだ部分はドラッグして別の場所に移動することができます。
デジ形「『変換してコピー』や『形式を選んで保存』を選ぶと、選択した手書きの文字を文字フォントに変えて、別のアプリに貼り付けたり、読み込んだりすることができる」
ミドリ「手書きから文字フォントへの変換は、トゥルーノートの特長のひとつだねっ」
アナ六
「字が下手でも、けっこううまく変換してくれますね」

手書き文字をテキスト変換して貼り付けました。2か所ほど誤りがありますが、あとは完璧に変換しています。同じように手書き文字をテキスト変換してメールに貼り付ける機能もあります。
デジ形「もう一つの特長は、『線のスタイル』を選ぶと、すでに書いた線の色や太さなどを変えられることだ」
ミドリ
「文字の場合は太くすると読みにくくなるけれど、色を変えれば蛍光マーカーみたいな使い方ができるかもね」
アナ六「とりあえず黒でササッと書いて、あとから色を変えてもいいんですね」

範囲選択後に「線のスタイル」を選んで、文字の色や太さを変更しているところ。ペンの設定と同じ画面が表示され、色や太さなどを変更できます。
テンプレートも読み込めるページメニュー
デジ形「これまでアイコンのメニュー、範囲選択で出てくるメニューを解説したが、もうひとつ、いや三つのメニューがあるぞ」
アナ六
「ひとつなのか、三つなのか、どっちなんですかい?」
デジ形「正確には3種類で、ノートとページとオプションだ。だが、これはアイコンのメニューの下のほうにある『…』のアイコンをタップすると、三ついっぺんに表示される」
アナ六「なるほど、そういう意味だったので」

「…」のアイコンをタップすると、写真のようにノート・ページ・オプションのメニューが表示されます。「…」の右側にあるアイコンは、トゥルーキャプチャ(TruCapture)などのほかのTruシリーズアプリのもので、タップするとそのアプリに切り替えることができます。
デジ形「ちなみに、ノートを選択したときはノートのメニュー、ページを選択したときはページのメニューだけが表示されるぞ」
アナ六「いろいろなメニューの出し方があるんですねえ」

左がページを選んだときに表示されるメニュー、右がノートを選んだときに表示されるメニューです。内容は「…」を押したときに表示されるものと同じです。
アナ六「『形式を選んで保存』っていうのが、ノートとページの両方にありますが、これはどう違うので?」
デジ形「ノートの場合は、選んだノートにふくまれているページすべてがPDF形式で保存される。ページの場合は選んだページだけが、PDF以外にもテキストやドキュメントなど、さまざまな形式で保存できるぞ。もちろんテキスト形式などでは、書き文字ではなく、文字フォントに変換されるわけだ」
アナ六「こっちでもフォントの変換ができるわけで」
デジ形
「うむ。あと、ページメニューで覚えておきたいのが、『テンプレート』だな。これでテンプレートを選べば、ページに横罫や方眼罫を加えることができるぞ」
アナ六「線が並ぶと、紙のノートっぽくなりますねえ」
デジ形「第40部・第9回で説明しているが、最初から入っているテンプレート以外に、dynabookのWebサイトにある『TruNoteテンプレートサービス』からいろいろなテンプレートをダウンロードして使用できるぞ」
ミドリ「塗り絵やペン習字もあったね」
アナ六
「ビジネスっぽいアプリだと思ってましたが、面白いこともできるんですねえ」

テンプレートの選択画面。ノートを新たに作成するときもテンプレートを選択できます。そうするとそのノートのページは、すべて同じテンプレートになります。
デジ形
「どうだアナ六、トゥルーノートにはいろいろな機能があるのがわかっただろう」
アナ六「メニューが多くて覚えきれませんね。てっきりあっしは、普通のメモ帳のように、好きなことを書いて、用がなくなったらポイッってするものかと思いましたぜ」
ミドリ「トゥルーノートもつねに内容を整理して、いらないページは捨てていったほうがいいだろうけどね」
アナ六「いろいろ覚えたんで、ぜひあっしにもdynaPadを貸してくださいっ!」
デジ形「貸すのはいいが、ゲームは厳禁だぞっ」
アナ六「あれっ、どうしてわかったので?」
ミドリ
「アナ六の頭の中ぐらい、読めないわけはないさっ」
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