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シニア猫と過ごす老後の暮らし・長生きの秘訣

「可愛いペットといつまでも一緒に暮らしていたい」ペットを飼う人なら誰もが思っていることです。犬や猫に限らず、様々なペットを飼うことができる現代。子どもが自立した後にペットを飼うことにした夫婦などもいるようです。人間と動物というよりは「家族」の一員として扱われることもあるペットですが、老後はどうなるのでしょうか。また、年老いていくのは人間だけではありません。年老いたペットとの暮らしや、少しでも長く一緒に暮らしていくための長生きの秘訣についてお話していきます。

ペットと過ごす老後の暮らし・長生きの秘訣

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

年老いた猫はどのような暮らしをしているのか?

一般的に猫の寿命は10年〜20年くらいで、生後1年ほどで人の18歳に相当すると言われています。その後は1年間で人の4歳分ずつくらいを足していけば、猫の年齢を人に換算したときの目安になります。

12歳の猫であれば人でいう50歳〜60歳に相当し、「シニア猫」と呼べる年齢になるのです。この年齢になると猫も人と同じで、かつてと同じ動きができなくなってきます。具体的な老化現象としては、視力や聴力が下がる、筋力が低下するのであまり動かなくなる、睡眠時間が長くなる、毛づくろいをしなくなるなどが挙げられます。

このような老化現象が見え始めたとき、どのようなケアをしてあげることが大事なのでしょうか?
食事の場合、運動量が減るため若い時と同じ食事では肥満の原因に。シニア用のフードが市販されているので、年齢に合ったものを選んであげましょう。もちろん食後は口のケアも忘れずにしてあげてください。猫も歯周病にかかり歯が抜けてしまうことがあります。動物病院で歯石を取る場合は麻酔を使用する可能性があります。高齢の猫には負担になってしまいますので、しっかりと獣医師と相談をしましょう。

室内の環境造りも大切。
猫は高い所に登るのが好きですが、年をとると高い所からのジャンプが原因で怪我をしてしまうことも多いそう。昇り降りしやすいよう、椅子や箱で段差を減らす工夫が必要です。

この他、体力の衰えから若い時以上に寝ている時間が増えていきます。可愛いからといって睡眠中は触ったりしないであげてください。快適な睡眠のためにもそっとしておいてあげることが一番なのです。
トイレの場所にも工夫が必要です。動くことがおっくうになってくるので、いつもの場所まで行かなくなる場合もあります。そのため、寝床の近くにもトイレを設置したり、出入りしやすいように縁の低いトイレに変更したりする工夫をしてあげます。

このほかにも環境を変化させない生活など、様々なケアをしてあげる必要があります。少し大変になるかもしれません。
しかし、今まで一緒に暮らしてきた大切な家族。飼い主の「愛情」がなによりも年老いた猫の暮らしに必要になります。

ペットに長生きしてもらうにはどうすれば良いのか。長生き猫の秘訣とは

大切な家族の一員であるペットには一日でも長く生きていて欲しいものです。そのためにはどのようなことに気を使えば良いのでしょうか?
千葉県船橋市の「さきがおか動物病院」に務める野口ゆづる先生は自身も15歳の以上の猫を3匹飼っており、獣医師としては17年以上の経験を持っている方。
野口先生が勧める長生きの秘訣は、食事メニューはPHコントロールのためのウエット・ドライタイプの食事を交互に与えているそう。

しかし、食事以上にこだわっていることが「水」。
ミネラルが含まれていないことが特徴の「水/ハワイアンウォーター」という水を使用。食後には「歯磨き」も行います。人間と同じで「健康な歯」は体そのものに良い影響をもたらしてくれます。
さらに室温の管理やトイレの状況の把握、動物病院での検査が大事だそうです。猫の状態に合わせたちょっとした工夫が、いつまでも元気でいられる秘訣のようですね。

ご長寿猫がくれた、幸せな日々

猫も人もいずれは年齢を重ね得て年老いていきます。前述した通り猫の場合は人よりもはるかに早いスピードで年を取ります。小さな子どもであれば兄弟の様に成長して、老後であれば新しい子どものように寄り添っていきます。

そんな家族として共に暮らした時間はかけがえのない思い出となり、幸せだった記憶として残ることでしょう。
もしもの時は「最後まで看取る」ことも猫にとっての幸せかもしれません。命には限りがあることを忘れずに一日一日を大切に積み上げていってください。

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