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【高齢者運転】70代から自動車保険料はぐっと上がる!?等級は変わらないのになぜ保険料は上がるのか?

自動車に普段乗る方の多くは、任意保険に加入されていると思います。
一般的に任意保険は、自動車事故の多い10代ほど高く、20代、30代と進むごとに安価になっていきます。

しかし、無事故なのに70代を迎えたとき、急に保険料が上がったという人も多いようです。
最近では高齢ドライバーの事故率が高いことから、高齢になるほど任意保険料が引き上げられているのです。

本日は自動車保険料についてご紹介します。

無事故でも70代で上がる自動車保険料!年齢別の保険料平均

無事故でも70代で上がる自動車保険料!年齢別の保険料平均

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

自動車保険は強制的に加入しなければならない「自賠責保険」と、民間の保険会社の保険、いわゆる「任意保険」の2種類があります。
多くの人が任意保険に加入していることと思います。

任意保険料は自動車を運転する人や、その人の年齢、走行距離、料率クラス(等級)、自動車の用途、車両保険に加入する場合は車両の本体価格、その車両の事故率などさまざまな要因が複雑に絡みあって算出されます。

運転者の年齢条件は18歳以上、21歳以上、26歳以上、30歳以上、35歳以上と5段階に分かれているのが一般的。
保険料がもっとも安価なのは35歳以上で、従来は35歳以上なら誰でも同じ保険料率でした。
しかし、昨今、高齢ドライバーの事故が多発していることから、高齢者の保険料を高く設定する保険会社も現れ始めました。

生活の足である自動車ですから、月々、あるいは1年の保険料が上がると、とても苦しいもの。
少しでも自動車保険料を安くしたいですが、手厚い保証は欠かせません。

実際にはどのくらいが相場なのでしょうか?
乗っている車両にもよりますが、まずは60代、70代の自動車保険料の相場をみていきましょう。

60代、70代の自動車保険料

下記条件での自動車保険料をみていきましょう。

車種:プリウス
型式:ZVW30
保険会社:イーデザイン損保
車の初度登録年月日:2015年9月
事故有係数適用期間 0年
走行距離:5,000~10,000km
等級:11等級
運転者範囲:本人限定
免許の色:ブルー
使用用途:主にレジャー
所在地:東京
車両保険金額:285万円
車両保険の免責金額:5万円-10万円
他補償内容はイーデザイン損保デフォルトの補償内容をそのまま使用

  • 32歳 … 27,850円
  • 42歳 … 28,370円
  • 52歳 … 29,640円
  • 62歳 … 29,640円
  • 72歳 … 34,270円

※料金はすべて車両保険なし。

いかがでしょうか?
32歳がもっとも安く、62歳まではほぼ横ばいで推移していることがわかります。
イーデザイン損保は60代はまだまだ現役、事故率が低いとみていることがわかります。

反面、70代になると一気に保険料が上がります。
やはり70代になると事故率が高くなることから、保険料も上がっていくのでしょう。

実際にどのくらい事故率が高くなるのでしょうか?

高齢運転者の事故率

運転免許人口10万人あたりの事故件数は、16歳から19歳が平均11.4件。
最も少ないのは45歳から49歳までで、平均2.9件です。
やはり運転免許取得直後の若者世代は、今も昔も事故を起こす可能性が高いのが特徴といえそうです。

しかし、運転免許人口10万人あたりの事故件数がもっとも多いのは85歳以上で14.6件。
80歳から84歳は9.2件、75歳から79歳は5.7件と高齢者は他の年代よりも多い傾向にあります。

さらに75歳以上・80歳以上の運転免許保有者は増加を続けています。
2017年の75歳以上・80歳以上の運転免許保有者は2007年と比較して、75歳以上は約1.9倍、80歳以上は約2.3倍にものぼるのです。
こうした背景から保険料の値上がりはやむなし、といえそうですね。

仮に事故を起こし1等級まで下がると保険料が約64%も上がる!

仮に事故を起こし1等級まで下がると保険料が約64%も上がる!

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

任意保険は1年間自動車保険を使用しなければ1つ等級が上がりますよね。
反対に事故を起こして、対人賠償保険、対物賠償保険、車両保険を使った場合は3等級下がります。
等級は20を上限に上がれば上がるほど保険料が安くなります。

では1等級の場合は? というと、なんと64%の割り増しとなるのです。
年間3万円の保険料を基準にすると、49,200円にもなる計算となります。

年齢によって基準の保険料が上がるだけでなく、等級が下がるとこれだけ保険料が上がってしまうので注意したいところ。

任意保険に加入しなければ、もしものときに対応できません。
しかし、日頃から事故が多く、保険を使う場面が多い方は保険料がかなり高額になります。

今の自動車保険料はいくら?保険料を抑えるために今できることとは

今の自動車保険料はいくら?保険料を抑えるために今できることとは

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

では最後に自動車保険料を抑える方法についてお伝えいたします。

基本的に20等級を維持することができれば、保険料を安く抑えることができます。
そのためには、事故を起こさないことが一番大切です。
事故の大小に関わらず、保険を使用すると等級が下がり、現在の等級によっては急激に保険料が上がる可能性があるためです。

高齢者の自動車事故で多いのが、ペダルの踏み間違い事故。
最近多く報道されている事故もペダルの踏み間違いによるものが多いですよね。
ブレーキを踏んでいるつもりで、アクセルを踏んで、焦ってしまうと、重大な事故につながりかねません。

だからこそ、ペダルの踏み間違いには細心の注意を払う必要があるのです。

最近の車ならペダルの踏み間違いサポートがついたものもあります。
しかし、全員がこれらの車を購入できるわけではありません。
後付けできるペダルの踏み間違いを防ぐ装置もありますので、可能な限り早くペダルの踏み間違いを防ぐ装置を導入しましょう。

ペダルの見張り番Ⅱは後付けできて、価格も40,000円(税抜)と決して高いものではありません。
ブレーキを踏もうとして焦ってアクセルペダルを強く踏み間違えたときに、急発進を防いでくれるという商品です。
全国のオートバックスで販売しており、取付後にどういう場合に作動するかなど説明して引き渡しをしてもらえるので安心できます。
しかし、輸入車や既に何らかの安全サポート装備が装着されている車など取付できない車種もあるので詳しくは店舗で相談するか、事前にホームページで適合確認するほうが良いかもしれません。

※適合確認はこちら

もしも事故を起こして等級が下がると、それ以上の負担額になる可能性もあります。
今のうちに、これらの装置を搭載してみてはいかがでしょうか?

オートバックスペダルの見張り番Ⅱ

事故は起こさないのが一番ですが、万が一の事故を起こさない対策も重要です。
ペダルの見張り番Ⅱのような後付け装置を搭載して、事故を起こさない工夫をしましょう。

コメント
  1. 89歳で先日は無事に免許更新できました。 その昔のダブルクラッチを踏んでいた時代から、常にアクセルは右足、ブレーキは左足と両足を使う運転を続けております。この方法ですと、アクセル・ブレーキの間違いは起こりません。 孫が運転免許を取りに行っておりますので、両足を使うようにアドバイスしたところ、教習所で大変に怒られたとのことであります。 いろいろな方法があってもいいと思うのですが。

  2. アクセルペダルとブレーキペダルは床面上の位置が異なるのみならず、ペダルの高さも異なります。従って踏み方も異なります。アクセルペダルはかがとを床に着け足先て足先でコントロールするのに対して、ブレーキペダルは足裏全体を床面から上げて土踏まずの先の方でペダルを踏みます。足の大きな人はかがとを床に着けていても足先がブレーキペダルに届くので、そうやってブレーキをかける人もいるかもしれません。(しかしこれでは強いブレーキングはできません。)
    こうしてみるとペダルの踏み違えは単に足の位置を間違えたのではなく、脳に問題があると考えられます。意識面ではブレーキペダルを踏むつもりが、脳がアクセルペダルを踏む指令を出してしまうものと考えられます。走行時、前方の信号が赤であるのを目視しながら通過しようとして急ブレーキをかけることがあるようですが、これも脳の問題だと思います。このような人は電車の運転士のように指差し点呼で確認してから動作をすべきでしょう。

  3. ブレーキとアクセルの踏み間違えは脳がブレーキを踏むつもりでアクセルを
    踏めと間違えるとするなら、それこそ左足ブレーキにするべきでしょう。
    そうすればアクセルは左脳が、そしてブレーキは右脳と分担できブレーキを
    踏もうとして左脳がしゃしゃり出る幕は無いでしょう。
    ブレーキとアクセルを同じ左脳で処理しようとするから混乱を引き起こすのです。

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