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「生きがい」は必ず必要なの?人生100年時代だからこそ、定年後を楽しく生き生き過ごすためには何が必要なのか

人生100年時代。
実際に100歳以上の高齢者は2019年の厚生労働省の発表では7万1,274人にも上り、49年連続で最多を更新しているそうです。

60歳で定年退職したとすると、100歳まで40年。
65歳で定年退職したとすると、100歳まで35年。

長い人生を楽しくイキイキ過ごすためには、「生きがい」を持つことが重要です。
そもそも「生きがい」とは何でしょうか。本日は「生きがい」について紹介させていただきます。

「生きがい」という言葉は日本だけ?生きがいがないとつまらない?あると楽しい?改めて考える生きがいの意味

「生きがい」という言葉は日本だけ?生きがいがないとつまらない?あると楽しい?改めて考える生きがいの意味

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

「生きがい」という言葉の意味から考えていきましょう。

「生きがい」は一言では言い表せない、日本独特の価値観です。
辞書を紐解けば「生きがい」は、「人生の価値」「生きていく喜び」などと意味づけられていますが、「はりあい」「やりがい」「こだわり」など、「生きがい」という言葉を使用する人によって意味が微妙に異なります。
「生きがい」というと、とても簡単な言葉のように感じますが、これを改めて考えてみたとき、その意味は深く、とても簡単には述べられないことに気がつくでしょう。

1960年代に「生きがい論ブーム」が捲き起こり、「宗教学」「民俗学」「精神学」など様々な観点から「生きがい」が論じられ、考察が加えられました。ブームの火付け役となったのは、精神学者・神谷美恵子(1914~1979年)が著した『生きがいについて』(みすず書房刊1966年)です。神谷氏はその著書のなかで、生きがいを「存在の根底から湧き上がってくるもの」「自分がしたいことと義務が一致すること」「使命感に生きること」と表現しています。
50年以上前に上梓された書籍なので、現代の価値観とは相容されない部分もあるかもしれませんが、おおむね納得できるのではないでしょうか?

そんな生きがいについて改めて考えた『IKIGAI 日本人だけの長く幸せな人生を送る秘訣』(茂木健一郎:著、恩蔵絢子:訳/新潮社)は、日本ならではの生きがいという考え方を論考しています。
この本の中で、生きがいを「生きる」「値打ち」からなる日本語で「生きる喜びのこと」と定義するとともに「そこで生きる理由」と説明しています。
ちょっと難しく感じますか?でも、納得できるところもあるのではないでしょうか?

この本では、競争を勝ち抜き、富や名声を得ていなくても、自分が置かれた環境、平凡な日常に喜びを見つけて、それを育む茂木氏の観念とDNAを日本人は持っていると主張しています。
その根底にあるのは「八百万の神(やおよろずのかみ)」と「和」に象徴される、小さな物事にも神が宿ると考え、自然や周囲の人、小さな日用品にさえ敬意を払う日本独自の精神的態度であるといっています。
幼い頃から身についた「社会全体との調和の中で個として生きる」という生き方こそが「生きがいの本質」だと述べています。

この本では職人や芸術家が紹介されています。
紹介されているのは職業に生きがいを見出した人々です。
「ミシュラン」三つ星の料理人「すきやばし次郎」こと小野二郎氏は初期投資が小さい飲食業という合理的な理由で選んだ寿司を、より美味しく、美しく提供するために小さな工夫を積み重ねていったそうです。このこだわりこそが彼の「生きがい」なのだそうです。
「ミシュラン三つ星」という称号は後からついてきたもので、はじめから目指していたわけではありません。
生きがいを追い求め続けたからこそ、たどり着けた場所なのだといいます。

この本の中で、生きがいの条件として「小さく始める」「自分からの解放」「調和と持続可能性」「小さな喜び」「今ここにいること」の5つを上げています。
一方で生きがいを見失う原因として「人は幸せになるための条件を仮定する傾向がある」ということを指摘しています。
大きな夢が叶うことだけを幸せの条件としてしまうのは、自分も、そして周囲の人々も苦しめてしまいます。
本の中に「行為と報酬の間には時差があるし、良い仕事をしたとしても報酬が得られるとは限らない。努力する過程を自分の幸福の源にできたなら、人は人生の重要な課題に成功したことになる」という言葉がつづられています。
夢や目標に向かって努力する、そのプロセスこそが大事というわけですね。

皆さんはどうでしょうか?何か生きがいはありますでしょうか?

定年前に「リカレント教育」を受けて、定年後の生き方を考えよう

「リカレント教育」「生涯学習」が今後の生きがいに。60代からの生き方を考えよう

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

「リカレント教育」(日本では「生涯学習」と言われることもあります)とは、基礎教育や高等教育を終え、仕事に従事するようになってからも、個人が必要と感じれば教育機関に戻って「学びなおし」ができる教育システムのことで、スウェーデンの経済学者レーンによって提唱され、1970年代に経済開発協力機構(OECD)で取り上げられ国際的に知られるようになりました。

日本でも広がりつつあり、行政や大学、民間企業などが連携して学びの場を提供し、学習相談や情報提供活動などの支援も積極的に行なわれるようになっています。
「健康」「趣味」などの身近なテーマを取り上げた講義から、やや専門的でアカデミックな講義まで幅広いジャンルが開講されています。
数年前は定年後の生きがいを目的として受講する人が多かったようでしたが、最近は定年前のミドル・シニア世代がより実践的な知識やスキルを得るために受講するケースも増えているようです。

欧米では学び直しの文化が浸透しており、リカレント教育の思想に基づき、休職できたり、就労・修学を交互に繰り返したり、というのが比較的当たり前に行われているようです。

社会環境がめまぐるしく変化するようになって、学んだ事がすぐに価値を失うようになりました。
10代・20代の若い時期に「学び」を終えるのではなく、生涯にわたって学び続けていくことが重要さを増しています。
そして、必要に応じて人が仕事と学びを交互に行うことが望ましいとする教育思想、「リカレント教育」が生まれました。

「リカレント教育」に興味がある方はエントリーなさってみてはいかがでしょう。

京都で調査、座学など新たな学びを通した生きがい探しがお勧め

京都で調査、座学など新たな学びを通した生きがい探しがお勧め

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

大学に通って自分の興味があることを勉強する機会をつくるのはもちろんとても良いことです。
しかし、現場を離れる定年退職後は学び直したことを実践する機会が少なくなります。

京都で開催される「京都リカレントステイプログラム」は、座学とフィールドワークが組み合わされた学びの場です。
座学に加えて、実際の企業や団体が展開しているプロジェクトや地域活動に参加するフィールドワークも用意されているのが大きな特徴です。
少人数のチームに分かれ、「歴史ある地元商店街に再び活気を呼び戻すプロジェクト」「京都へのUターンIターン支援に向けた効果的なイベントを企画するプロジェクト」「“食”を通じた町づくり、子供の集まる町づくりのプロジェクト」「創業190年の老舗旅館の「なんじゃこりゃ?」をハッピーへ」4つのプロジェクトから、ご自分で選んだフィールドワークに参加し、課題解決の方法を考えるプログラムが盛り込まれています。

このほか、佛教大学において、セカンドキャリアを築く上での心構え、価値観変革につながる講座が用意されています。
「宗教学」「人間学」「地域創生」「地域活性化」「シニアの生き方」「京都学」など様々なことを学び直すことができます。

京都リカレントステイ

普段住んでいる地域と離れた場所で、学びにどっぷり浸ってみませんか?
興味がある方はぜひ公式ホームページを覗いてみてくださいね。

コメント
  1. 20年前に吹矢の楽しさ・健康効果・スポーツ性能に気付き以来ずっと普及研究してきました。
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    問題が多々あります。吹矢をビジネスと考える人もおりますが、もっと普及するにはワールド
    ルールでオープンなシステムでなければ不可能です。
    スポーツ吹矢発祥記念館国連英検A級樋口裕乗 長岡市 info@sportsfukiya.net

  2. 生きがいとは毎日「喜びや楽しさ」を感じることですが、何が楽しいかわからない人がおります。
    スズメなどはおいしい餌を見つけると仲間たちが集まってきます。楽しいことを人に伝えて喜びを共有することが私の生きがいです。指笛はまだ未知の芸術で難しいから吹ける人が僅かですがU型指笛は容易にマスターできます。誰でも持っているコスト0の奇跡の楽器です。私も指笛で多くの美しい音楽と出会いました。U型指笛を子供たちにプレゼントすることが私の念願で生きがいですが誰かに聞いて貰うチャンスがありません。スポーツ吹矢発祥記念館医師国連A級樋口裕乗 Tel 0258(34)2303 長岡駅前

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