第22回 アイアンをうまく打つ方法

　◎ 7番アイアンまでは打てるがそれ以降は芯に当たらない

　アマチュアの皆さんは、7番、8番といったクラブまではある程度は上手く打てるが、それ以降のアイアンは上手く打てない、という方が沢山おられます。ではなぜ7番以降、6番、5番といったクラブになると上手く打てないのでしょうか。それは、クラブの性能とプレーヤーの心理に影響される部分が少なくありません。

　7番アイアンくらいまでは、長さもそれ程長くない為振りやすく、またロフトも十分にあるため球が上がっていくという安心感と、そして距離を必要としないショットというのが、7番アイアンまでが打てる理由です。では逆に3番、4番5番といったクラブは長くため振りにくく、しかもロフトが少ない分、球が上がって行かないのではないかという不安と、ある程度の距離を求めるショットとなると、これはもう全く打てそうに無いと思う逆の心理が働き、その通りミスショットをしてしまうのです。

　こういった状態を打開するためには、まず番手以上に距離を求めたりしてはいけません。球を飛ばすのはクラブの長さであり、球を上げるのはロフトであるということを再認識してください。そしてクラブが長くなるごとに球の位置を左足寄りにセットしてください。クラブのロフトが十分に生かされるようになります。

　また、7番アイアンくらいまでだと、球に対して当てようとすれば当たりますが、それ以降となると、なかなか上手く当たらないのが普通です。ですから、クラブが長くなればなるほど当てようとはせず、スイングの途中で球を捕らえるような感覚を持つと良いでしょう。ヒットするイメージは持たない方が良いと思います。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。