第92回 自宅でできるパターの練習方法

自宅でできるパターの練習方法

　ゴルフのスコアのうち、半分はパットです。スコアを縮めるにはアプローチとパットを磨くことだと言われます。今回は自宅でできるパットの練習方法について説明したいと思います。

• 
• 自宅の練習では球の位置などを確認しよう

　自宅でパットの練習をする場合、パターマットで練習する方法が一般的です。マットの上での練習ももちろんですが、自宅での練習の場合は、「カップに入る、入らない」や「カップに寄る、寄らない」という練習ではなく、球を打つフィーリングやリズム、球の位置、バックスイングやフォロースイングの大きさ、グリップの力加減、フェースの向きなどを確認することが重要です。

　具体的な練習方法の一例として、球の位置を確認する練習方法を紹介します。5円玉や50円玉を糸で結び、自分の左耳から吊るします。そのままアドレスを取り、吊るしたお金の真下、もしくは内側に球があれば正しい球の位置と言えます。このようにして球の位置の確認する練習ができます。また、球の上下の打ち分けもパットをする上で大切な要素です。練習方法としては、お金を2、3枚積み上げてその一番上のお金だけを打つ練習や、アドレス時に球の真後ろにお金を置き、お金には振れずに球を打つ練習など、球の上下を打ち分ける練習も有効です。いずれにしてもカップばかりを狙ってしまうと、どうしてもこのような練習はされません。自宅では自宅なりの練習をされるといいと思います。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。

提供：日本プロゴルフ協会
http://www.pga.or.jp/