第106回 低くスピンの効いたアプローチの打ち方

低くスピンの効いたアプローチの打ち方

　アマチュアの皆さんの中にはプロが打つような低くてスピンの効いたアプローチを理想とする方もいるようです。今回は、低くスピンの効いたアプローチの打ち方について説明したいと思います。

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• クラブヘッドを球の上方向から下ろすように打つ

　まず初めに、使用球をスピンタイプのものを選択する必要があります。ディスタンスタイプの球だとスピンの効く率が低くなるので、球はスピンタイプのものを選択してください。次に実際に打ってみますが、クラブはロフトのあるサンドウェッジのようなクラブを選択します。通常の通りアプローチのアドレスをしたら、球の位置を通常のアプローチよりも右にセットします。すると、自然とハンドファーストの構えができ上がります。

　アドレスができ上がった次の段階で大切なことは、クラブヘッドの入射角度を強くするということです。つまり、クラブヘッドを球の上方向から下ろす感覚になります。あとは、ある程度のヘッドスピードで打てば、球は低く飛び出しスピンの効いた球となります。ここでアマチュアの皆さんに認識していただきたいことは、この低くスピンの効いたアプローチを実際にコースで打つ場面が果たして何回あるのか？　また、このように難易度の高いアプローチをする必要性があるのか？　ということです。まずは、振り幅に応じて距離を調整するシンプルなアプローチを身につけることを第一に考えてください。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。

提供：日本プロゴルフ協会
http://www.pga.or.jp/