第151回 左足上がりから引っ掛けてしまう理由

左足上がりから引っ掛けてしまう理由

　山岳コースなどや丘陵コースなどにいくと、様々なライからのショットを必要とされます。今回はその中でも、左足上がりからのショットを引っ掛けてしまう場合について説明したいと思います。

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• バランスの維持が重要

　左足上がりのライからのショットで一番注意しなければならないことは、バランスの維持です。平坦なライで通常クラブを振った場合は極端にクラブフェースが被る、つまり左方向へ向いてしまうということはありません。しかし、同じく平坦なライから右足一本でクラフを振ってみてください。すると、体の動き以上に手の動きが先行し、クラブフェースも被ってしまうことが体感できることと思います。

　つまり、この右足一本足でスイングする状態が、まさに左足上がりからのショットに共通する状況なのです。実際に左に引っ掛けてしまう場合は、やはりこのバランスの悪さ、特に左足には体重が残らず、打ち終わったら右足に全体重が乗ってしまうケースが十分に考えられます。

　平地の場合で言えば、右足一本でフルショットしているような状態と言えます。ですから、左足上がりの状態のショットの際は、両足に自分の体重を感じながらのフルショットはせずに、スリークォーターショット、ハーフショットというのが鉄則です。また、右足体重になる分、どうしても左方向へ球が行きやすくなりますから、目標の右サイドから攻略していくことが肝要でしょう。

　今週はこの事に気をつけてみましょう。

提供：日本プロゴルフ協会
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