第172回 アプローチにおけるAWとSWの違い

アプローチにおけるAWとSWの違い

　皆さんはアプローチの際、AWとSWのどちらを使用しますか？　また、2本のクラブを使い分けていますか？　今回はアプローチにおけるAWとSWの違いについて説明したいと思います。

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• 状況を判断してクラブ選択をしましょう

　まず2本のクラブの大きく違う部分はSWにあるバンスです。SWには、バンカーショットを容易にするために、ソールの部分にバンスという膨らみがついています。そのため、見た目は似ていますが構造上は大きくその役割が違います。

　同じライから2本のクラブを打ち比べて見ると、AWでは普通の感覚で打てるところが、SWではダフった感覚になると思います。また、地面の硬いライからではSWではクラブが弾かれる状態になります。しかし、SWはクラブの中でも最もロフトのあるクラブですから、球が上げやすいためプロがアプローチをする際にはこのSWを多用する人が少なくありません。

　アマチュアの皆さんがアプローチをする場合には、SWとAWのどちらかに決めて使用するのも結構ですが、まずは球のライをよく見て、ライが良く柔らかい球を打ちたいという時にはSW、ライが良くなくても無難にアプローチしていくのならばAWというように、状況に合わせてクラブ選択をしていくといいでしょう。
　的確な状況判断そしてクラブ選択をするよう、心掛けてください。

提供：日本プロゴルフ協会
http://www.pga.or.jp/