第207回 クロスバンカーからのショットでダフらないためには

バンカーからのショットでダフらないためには

　ティーショットをナイスショットしたのにバンカーにつかまり、その後大きくダフってしまってスコアを崩した、という経験はありませんか。今回はクロスバンカーからのショットでダフらないようにする方法について説明したいと思います。

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• クラブをかなり短めに握って、球へのミート率を上げましょう

　まず球がバンカー内にある場合、その球は芝生の上にある状態から比較すると、若干ですが間違いなく沈んでいます。そしてその球を打ちにバンカー内に入ると、当然自分の体重で砂の中に足が沈みます。更にアドレスをする際には、足場を固めますから、より一層体が砂の中に沈んでいきます。こうしたことだけを考えても分かる通り、クロスバンカーショットの場合、球のライは芝の上よりは難しくなり、体は砂の中に沈んでいきます。

　そこで一番注意しなければならないことが、自分の目と球との距離が相当に近づいてしまうということと、絶対にダフってはいけないということです。ですから、クロスバンカーからのショットの場合には、クラブを短く握らなければなりません。

　通常のグリップよりも短く握ったら、更にもう少し短く握るくらいの感覚がいいと思います。結構短く握っても、空振りすることはまずありませんから、自分の意識の中で相当に短く握るくらいの感覚がいいと思います。グリップを短くすることで、球へのミート率を上げることと、トップを打つ確立が高くなるのです。クロスバンカーのショットでダフってしまうということは最悪の結果です。

　球の赤道よりも上半分を削ぎ取るくらいのイメージでショットしてください。あとはバンカーのあごを越すだけのクラブ選択をしてください。

提供：日本プロゴルフ協会
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