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【わずか15分】白内障の治療が進化!最新白内障治療

「最近なんだかぼんやりして目が見づらくなってきた」

そんな症状がある方はいませんか?

年齢を重ねると100%患うとされている白内障。
一昔前は手術による治療も、長い時間がかかり長期の入院が必要となっていました。

しかし現在では、その状況が少しずつ変わってきているようです。

たった15分で完了する治療法も登場し始めているのだとか。
今回はそんな最新白内障治療をご紹介します。

【わずか15分】白内障の治療が進化!最新白内障治療

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

白内障は100%患う病気

そもそも白内障とはどのような病気なのでしょうか。

白内障は目の水晶体が白く濁ってくる病気のこと。
名前の通り目が白く見えてくることから白内障と名前が付けられました。
そんな白内障の多くは加齢により発症するもので、加齢によって発症した白内障は老人性白内障と言われています。

この老人性白内障は白内障患者の7割以上に上るとされており、加齢以外の原因では先天性や外傷性、アトピーや糖尿病などの代謝性の病気のほか、薬剤や放射線が原因となる白内障もあります。

癌と同様に長生きすればするほど患う確率が高くなる病気で、老人性白内障は100%の人が患う病気とされています。
もちろん白内障を患う前に亡くなる人もいるため、身近に白内障にかかった人はいない、という人も多いでしょう。

症状としては、初期には特に異常はありません
自覚する人の方が少ないでしょう。

進行するにつれて徐々に自覚症状が現れます。

目がかすむ、以前と比べるとなんだかぼやけて見にくい、視力が悪くなったわけではないのに物が二重三重にダブって見える、光がとても眩しく感じる。

これらの症状はもしかすると白内障の初期症状かもしれません。



目の構造はよくカメラの仕組みに例えられます。
目の水晶体はカメラで言うとレンズの役割に相当する部分。
カメラのレンズに曇りがあると、光が反射してぼやけて見えてしまいます。
目も同様に曇ってしまうと光が散乱し、今までよりも眩しく見えてしまいます。

こうした自覚症状を放置より症状が進行すると瞳部分が白っぽくなり、他人から見ても白内障だとわかるほどになってしまうのです。

白内障の疑いがある場合、次のような検査を行います。

  • 眼底検査
  • 細隙灯顕微鏡検査
  • 角膜内皮細胞検査

網膜の状態や水晶体の様子、角膜の内皮細胞の減少などをこれらの検査で調べるのです。

この他、必要に応じて散瞳検査や網膜電図検査などが行われるようです。

こうした細かな診断を終え、白内障と診断されると治療に入ります。

白内障の治療方法は「薬剤による治療」「手術による治療」が一般的です。

薬剤による治療は普段の生活に支障がない場合、点眼薬などを使い、進行を遅らせられる場合もあります。
あくまで進行を遅らせるだけなので根治することはなかなかできないようです。
一度濁ってしまった水晶体は点眼薬ではなくすことができないので、薬剤による治療は定期的に通院する必要があります。

症状がさらに進み日常生活に不便を感じた場合、また本人が視力の回復を望んだ場合は手術になります。

白内障の手術はレンズを埋め込むのが一般的。
水晶体は水晶体嚢という外側の袋の中心にある核と、その周囲を皮質でできています。
超音波で白く濁った核や皮質部分を乳化させて吸引し、その代わりに眼内レンズを推奨胎嚢の中へ挿入する術式です。
この方法を使うことで手術にかかる時間が短く、負担が少ないというのが特徴。
重症の場合にはさらに複雑な手術が必要となるようなので、なるべくなら早めに診断しておきたいところですね。

たった15分で手術完了! 最新治療がすごい

【わずか15分】白内障の治療が進化!最新白内障治療

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

白内障の手術は術後の管理も含め、3〜4日の入院が一般的
手術自体は短時間で終わるようですが、実際には前後の管理などで4日ほどの入院が多いようです。

しかし、白内障の手術は最近だとわずか15分で完了し、日帰りできる病院も増えてきています。

主に他の疾患や合併症がないなどの条件はありますが、手術自体はとても簡単になってきているのです。

手術後はしばらく安静にした後、術後の注意事項や、ケアの方法などの説明を受け、すぐに帰宅することが可能。
手術直後は眼球保護のために眼帯を装着。
目をこすったり直接触ったりして圧迫しないように注意することが必要です。
翌朝の診察まで眼帯を外さないよう生活することが求められます。

また術後は普段通りに飲食を行っても問題ありません。
ただし、飲酒に関しては医師の指示を仰ぐ必要があります。

このように白内障の手術もとても簡単になってきています。
もし白内障の疑いがある方は、 専門医に相談してみた方が良いでしょう。

白内障チェックシート

【わずか15分】白内障の治療が進化!最新白内障治療

画像提供:imagenavi(イメージナビ)

最後にチェックを行いましょう。

□見えにくい
□離れた人の顔がわからない
□運転免許の更新を止められた
□まぶしく感じる
□老眼鏡かけても字が読みにくい
□視力が悪い。視力が悪い目だけでは歩けない
□距離感がわからなくなってきた
□視界が霞んできた
□目が見えないと不安
□視力が低下してきて自動車の運転に不安を感じる
□室内では問題ないが、日差しのある屋外では視力が低下する
□長時間の読書は目が疲れてできない
□緻密な作業が辛くなってきた
□メガネを作り直したいが視力が出ないと言われた
□距離感が低下しているためかよく転ぶ
□視力に左右差がある。悪い方の目が良い方の目の邪魔をしていると感じる
□老眼鏡かけても文字が読めないので拡大鏡が必須
□両目の視力差が大きい
□目が霞んで疲れやすい
□視力が回復するなら手術を受けたい
□目が見えないので活字を読まなくなった
□テレビの字幕が見えない
□視力低下で将来が不安

このチェック項目10個以上該当する場合は眼科で検査を受けた方が良いでしょう。
もし何もなくても、治療で視力が良くなる可能性もあります。
はじめの通院が、辛い思いをしなくなる鍵です。
自分の体の状況をしっかりと把握して、快適に暮らしていきましょう!



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