第205回 雨の日のアプローチの注意事項

雨の日のアプローチの注意事項

　雨の日のゴルフで、なかなかスコアがまとまらない、また雨の日のアプローチがうまくいかない、という人はいませんか。今回は雨の日のアプローチの注意事項について説明したいと思います。

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• 手首の動きが強くならないようにスイングしましょう

　雨の日の場合は、晴れている日とは異なり、ショットをする場合の条件が様々に変わってきます。ではそのうちのいくつかを説明します。

　まず雨の日の球のライは晴れている日とは異なり、地面が柔らかくなっています。すると、球の置かれているライも若干沈んだものへと変わってしまいます。次に、クラブフェースと球との間に雨水が入ることから、球へのスピンが掛かりにくくなってしまいます。そして、グリーン上や芝生が雨で濡れていますから、思ったほど球が転がらないことになります。

　このように、雨が降ると様々な条件が変わってくるのです。雨が降り、球が沈んでしまうと、どうしてもダフったりトップしたりというミスが生じやすくなってしまいますし、スピンが掛かりにくいということで強く打ったらオーバーしてしまったとか、その逆にグリーンが濡れていたためショートしてしまった、などというように、普段の感覚ではカバーできない部分がどうしても出てきてしまいます。

　このような感覚を少しでもカバーする打ち方としては、クラブを若干短く持ち、グリップをこれも若干しっかりと握り、そしてスイング中に手首の動きが強くならないように注意しながら打ってみることです。こうすることで、雨の状態でも大きなミスショットになることはなくなると思います。

　いずれにしても、まずは状況を正確に判断することがとても大切です。

提供：日本プロゴルフ協会
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