第36部・第3回 「dynabook R82」3スタイルの魅力
第36部 ペンタブレットが拓く新たな時代
第3回 「dynabook R82」3スタイルの魅力
●講座で使用しているノートパソコン
「大江戸ぱそこんライフ」
【登場人物紹介】
デジ形平次…江戸中に名を知られた腕利きの岡っ引。意外にも趣味はパソコンで、事件のない時は日がな一日ノートパソコンに向かっている。
アナ六…デジ形平次の子分で、名前のとおりのアナログ人間。パソコンを使いこなせるようになりたいが、いつもトンチンカンなことを言ってデジ形を呆れさせている。
ミドリ…デジ形平次の女房。パソコンに関してはデジ形より詳しいというのがもっぱらの噂。
彼らがお送りする時空を超えた『NEWぱそこんライフ講座』、さて今回のお話は……。
「dynabook R82」の“3つのスタイル”とは?
アナ六
「おや、昼時なのにおかみさんはお出かけで?」
デジ形
「うむ、陽気がいいからって、友達とランチを食べに行っちまった。だから今日の昼飯はお茶漬けだったぞ」
ミドリ
「まあ、たまにはいいじゃないさ。おかげで羽を伸ばせたよっ!」
デジ形
「おっ、帰ってきたか」
アナ六
「おかみさん、聞きましたぜ。一体どんなご馳走を食べてきたので?」
ミドリ
「ホテルのバイキングで、和食・洋食・中華と3つのスタイルの料理が食べ放題だったよっ。おかげでお腹がいっぱいさ」
アナ六
「そいつは羨ましい。話を聞いただけでよだれが出そうですぜ」
デジ形
「“3つのスタイル”といえば、今度のノートパソコンも3つのスタイルで使えるな」
アナ六
「ランチからパソコンとは、強引な展開ですねえ。でも、前回は『2in1パソコン』とか言ってたのに、3通りのスタイルがあるんですかい?」
デジ形
「もう忘れたのか?『dynabook R82』はノートパソコンだが、画面を脱着してタブレットとして使うことができる。ここまでが『2in1』だ」
アナ六
「あるときはノートパソコン、またあるときはタブレット。で、もうひとつは何でしたっけ?」
デジ形
「切り離したタブレットは、裏返しにしてキーボード部分にくっつけることができる。『リバーシブルドッキング』と言われているぞ」
アナ六
「おおっ、それが3つめのスタイルでしたか」
デジ形
「うむ。そのまま折りたためばタブレットのスタイルでさまざまなインターフェイスを利用できる」
ミドリ
「『拡張タブレット』って呼ばれているね」
デジ形
「それに画面を立たせれば、手に持たずにタブレットの操作ができるってわけだ」
アナ六
「そうそう、そうでした。画面をひっくり返してドッキングするなんて、すごいアイデアですねえ。初めはあっしの得意な“うっかり”かと思いましたぜ」
【ウルトラブックスタイル】
【タブレットスタイル】
【拡張タブレットスタイル】
タブレットにはリザーブペンが内蔵
デジ形
「というわけで、今回は『dynabook R82』の3つのスタイルそれぞれの魅力を紹介していこう。まずはタブレットからだ」
アナ六
「タブレットといえば、『dynabook Tab』シリーズがありますが、それとはどう違うので?」
デジ形
「大きさを比較すると、『dynabook Tab』が8.0型と10.1型なのに対し、こちらは一回り大きい12.5型になる」
ミドリ
「A4の紙と同じぐらいの大きさだねっ」
アナ六
「昔はテレビCMで『大きいことはいいことだ』って言ってましたが、タブレットの場合は大きくなると重くなるのでは?」
デジ形
「うむ。確かに8.0型や10.1型よりは重くなってしまうが、それでも『R82/PGQ』は約699グラムに抑えられているぞ。これは12.5型のタブレットとしては世界最軽量だそうだ」
ミドリ
「デジタイザー搭載モデルの『R82/PGP』は約730グラムだね」
アナ六
「なるほど。じゃあ、タブレットだけをカバンに入れて外へ持ち出すなんてこともできるわけで」
デジ形
「その通りだ。普通にWindowsタブレットとして使えるぞ」
アナ六
「でも、手書き入力をするときに必要なペンを忘れちまいそうだなあ」
デジ形
「ムフフ、実はペンを忘れた場合でも、タブレット本体の秘密の場所にもうひとつのペンが隠されていてな……」
アナ六
「そんな忍者のカラクリみたいな話、冗談じゃないですかい?」
デジ形
「冗談じゃねえぞ。見てみろ」
アナ六
「こいつは驚きましたぜ。これなら専用ペンを一緒に持ち歩かなくてもいいわけで」
ミドリ
「使い終わったらタブレットに収納すればいいから、失くす心配もないね」
デジ形
「だが、専用ペンのほうが書き心地がいいから、できれば専用ペンを使ってほしいな」
アナ六
「ところでペンを使うといえば、Windowsタブレットには便利なアプリがありましたよね?」
デジ形
「第36部・第1回でとりあげた手書き用のノートアプリ『トゥルーノート(TruNote)』だな。もちろん『dynabook R82』にもトゥルーノートをはじめとする『Truシリーズ』のアプリが入っているぞ」
アナ六
「ええっと、トゥルーノートのほかには何がありましたっけ?」
デジ形
「『トゥルーキャプチャ(TruCapture)』と『トゥルーレコーダー(TruRecorder)』がある。トゥルーキャプチャは、ホワイトボードに書かれた文字や新聞・雑誌記事を撮影して、読みやすく補正したり、テキスト変換するアプリだ」
ミドリ
「とっておきたい記事はハサミで切り取っていたけれど、これを使えばパソコンに保存して、いつでも読むことができるね」
デジ形
「もうひとつのトゥルーレコーダーは、会議や打ち合わせの話し声を録音するアプリだ。録音するだけならほかにもアプリはあるが、こいつは音声を分析して話し手ごとに色分けして表示できる」
ミドリ
「基本的にビジネス向きだけど、自治会とかの打ち合わせの記録に使えるかもしれないよっ」
アナ六
「3つそろって『Truシリーズ』ってわけですね」
トゥルーノートのテンプレートサービス開始!
デジ形
「トゥルーノートについては第36部・第1回で詳しく紹介したが、ひとつお得な情報があるので紹介しておこう」
アナ六
「“お得”ってのはなんだか楽しみですねえ。どんな情報で?」
デジ形
「紙のノートのページについているような罫線や方眼などの薄い線を、トゥルーノートにもつけられるのは覚えているな?」
アナ六
「ええっと、『テンプレート』ってヤツでしたっけ。前はそれを使ってカレンダーなんかを作りましたよね」
デジ形
「それだ。今、dynabookのWebサイトでトゥルーノート用のテンプレートサービスってのが始まっていて、追加のテンプレートをダウンロードできるようになっている」
アナ六
「へえーっ。でも、追加されるのはどんなテンプレートなので?」
デジ形
「今のところ『dynabook R82』用としては、月間カレンダー、週間カレンダーなど6種類あるぞ。面白いのは縦書き用の原稿用紙だな」
アナ六
「原稿用紙ってことは、小説が書けるんですね!」
ミドリ
「別に原稿用紙を使わなくても小説は書けるよっ!」
独自の「リバーシブルドッキング」スタイル
デジ形
「話を戻して、次は『dynabook R82』のリバーシブルドッキングのスタイルだ」
アナ六
「その、裏返しのドッキングをもう一度見せてもらえませんか?」
デジ形
「うむ。パソコンの電源が入っている場合は、[FNキー+E]で接続を解除し、2カ所のロックキーを解除して画面を取り外す」
ミドリ
「これで、画面の部分をWindowsタブレットとして使えるわけだね」
デジ形
「リバーシブルドッキングっていうのは、元に戻すときに画面を裏側にしてジョイント部分に挿し込めばいい」
アナ六
「左右逆に挿し込んでも問題なく使えるってのはいいですねえ」
デジ形
「だが、ノートパソコンのスタイルで使おうとしていたのに、逆向きに挿し込むっていう“うっかり”をやりそうだな」
アナ六
「なるほど!」
ミドリ
「感心するところじゃないよっ」
アナ六
「このリバーシブルドッキングのときは、何ができるんでしょう?」
デジ形
「画面を立てた状態で使うときは、いわば“スタンドつきタブレット”だな。動画の鑑賞や電子書籍の読書、ゲームなど、キーボードを使わずにタッチ操作だけでできることをすればいいだろう」
ミドリ
「画面に集中できるから、スカイプの通話にも向いていそうだね」
デジ形
「もうひとつの『拡張タブレット』は、タブレットのスタイルで使いつつ、キーボードの側面についているインターフェースを利用する場合だ。これはビジネス向きといえるだろう」
ミドリ
「会議や発表会で大画面のテレビやビデオプロジェクターにつなぐ場合だねっ」
デジ形
「通常のサイズのUSBコネクタも使えるから、USBメモリを挿したままタブレットを使う場合にもいいだろうな」
ミドリ
「ノートパソコンのスタイルでもいいけれど、家族や友達が集まって写真を回し見る場合なんかは、タブレットのほうが受け渡ししやすいしね」
アナ六
「状況に合わせてスタイルを変えるわけですね」
ワープロアプリをアキュポイントで操作する
デジ形
「残るは『ウルトラブック』スタイル、つまりノートパソコンの形態だな」
アナ六
「ええっと、ウルトラブックってのはどういうパソコンでしたっけ?」
デジ形
「見ればわかるように、軽量薄型のスタイリッシュなノートパソコンのことだ」
ミドリ
「それじゃあ簡単すぎないかい?」
デジ形
「ほかに低消費電力型のCPUを搭載したり、バッテリー駆動時間が長いなどのさまざまな条件があるようだが、細かく説明しなくてもいいだろう」
アナ六
「で、このスタイルではどのように使うので?」
デジ形
「そりゃあ、ノートパソコンとして使うわけだ。といっても、『dynabook R82』ならではの特長もあるぞ」
アナ六
「おおっ、どんな特長ですかい?」
デジ形
「R82のキーボードには、操作デバイスとしてタッチパッドとアキュポイントの両方がついている。これにタッチ操作も加えれば、3通りの操作方式があるってことだな」
ミドリ
「もちろんブルートゥースのワイヤレスマウスも使えるよっ。別売りだけどね」
アナ六
「タッチパッドはノートパソコンに普通についているのでわかりますが、『アキュポイント』ってのはどういうものなので?」
デジ形
「キーボードの中央あたりに丸いボタンのようなもの(ポインティングスティック)があるが、それに触れると画面上のポインタが移動する。それと同時にタッチパッドの上についている左右のボタンをクリックすることで、マウスやタッチパッドと同じように操作できるわけだ」
アナ六
「へえーっ。でも、タッチパッドがあるのに、さらにそんなものが必要なんですかい?」
デジ形
「ワープロなどで文章を入力することを想像してみるんだ。入力途中でタッチパッドを使う場合は、キーボードの上に置いている手を下にずらして操作しなくてはならない」
アナ六
「その通りですね」
デジ形
「しかしアキュポイントなら、手のポジションを変えずにポインタの操作ができるんだ」
ミドリ
「人差し指でポインティングスティックを操作して、親指でクリックボタンを押すんだね」
アナ六
「なるほど、ワープロを使うときには最適の操作法ってわけで」
デジ形
「うむ。初めは面倒かもしれねえが、慣れれば便利だぞ」
デジ形
「おっ、アナ六め、オレのいない間に勝手に『dynabook R82』を使いやがって。それにしてもタブレットを置き去りにしてキーボード部分だけどこかへ持っていきやがった」
ミドリ
「おや、なんだか困った顔をしてやってくるよ」
アナ六
「親分、申し訳ありません。R82のタブレットをキーボードに合体させようとしたんですが、どうしてもうまくいかなくて……」
デジ形
「何やってんだ、タブレットならここにあるじゃねえか」
ミドリ
「おや、アナ六が持っているのはWindowsペンタブレットだね」
アナ六
「あっ、しまった、合体させようとしたのは別のタブレットでしたか。どうりでうまくいかないわけだ」
デジ形
「そもそも大きさが違うのに気づかなかったのか?」
ミドリ
「いくら春が来たとはいえ、とんだ“うっかり”だねえ」
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