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第39部・第2回 手書きが楽しいdynaPad

NEWぱそこんライフ講座

第39部 dynaPadで始める2016年

第2回 手書きが楽しいdynaPad

 Windowsタブレットとしても、ノートPCとしても使える「dynaPad(ダイナパッド)」ですが、専用デジタイザーペンを使って、画面に直接文字や線を書き込めるのも大きな魅力です。今回はデジ形平次(以下、デジ形)と妻・ミドリが、dynaPadの手書きの楽しさをアナ六に紹介します。

●講座で使用しているノートパソコン


dynaPad N72/T

dynaPad N72/T

CPU:Atom x5-Z8300 1.44GHz

メモリ:4GB

ストレージ:128GBフラッシュメモリ

グラフィック:インテル HD グラフィックス(CPUに内蔵)

ディスプレイ:タッチパネル付き 12.0型WUXGA

OS:Windows 10 Home 64ビット

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「大江戸ぱそこんライフ」

【登場人物紹介】

デジ形平次…江戸中に名を知られた腕利きの岡っ引。意外にも趣味はパソコンで、事件のない時は日がな一日ノートパソコンに向かっている。

アナ六デジ形平次の子分で、名前のとおりのアナログ人間。パソコンを使いこなせるようになりたいが、いつもトンチンカンなことを言ってデジ形を呆れさせている。

ミドリデジ形平次の女房。パソコンに関してはデジ形より詳しいというのがもっぱらの噂。

 彼らがお送りする時空を超えた『NEWぱそこんライフ講座』、さて今回のお話は……。

dynaPadのデジタイザーペンで書初め!?

アナ六アナ六、困る 「いよいよ寒くなってきましたねえ。正月ごろのような暖かい陽気のまま、春になればよかったのになあ」

デジ形「まあ、寒いときはしっかり寒くならねえと、いろいろ困ることもあるからな」

ミドリ「今朝、『何でこんなに寒いんだ』ってボヤいていたのは誰だったかねえ」

デジ形「あんまり寒いから、つい口から出ちまったんだ」

アナ六「親分も寒いのが苦手でしたっけね」

デジ形「ところでアナ六、正月の書初めはしたか?」

アナ六「書初めなんて、ガキのころ以来した覚えがありませんぜ。第一、うちには筆も墨も和紙もありませんからね。そういう親分は書初めをしたんですかい?」

デジ形デジ形、笑う 「ムフフ、オレの書初めは、筆じゃなくてペンだ。一年の抱負や目標を考えて書いたら、やる気が湧いてきたぞ」

アナ六「そのペンっていうのは、ひょっとしたら例のヤツで?」

デジ形「うむ、ペンはペンでもデジタイザーペンだ。もちろん書くのは紙ではなく、『dynaPad N72』の画面だぞ」

ミドリ「タブレットで書初めをするなんて、おかしな人だねえ」

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デジタイザーペンでdynaPadの画面に書き込んでいるところ。書初めの代わりに、今年の抱負を書いてみました。紙にペンで書くような自然な書き心地で文字を書くことができます。

筆圧も再現される精確な手書きの技術

アナ六「しかし、このdynaPadの手書きっていうのは、ほかのタブレットとどこが違うんですかい?」

デジ形「『アクティブ静電結合方式』っていう入力方式を採用し、さらにペン先の位置を正確に検知する技術を導入することで、線がずれたり、途切れたりすることなく、ペンを動かしたとおりに線が引けるようになった」

アナ六「書いたとおりに線が引けるってのは、当たり前のように思いますけど、けっこうすごい技術なんですねえ」

ミドリ「一般的なタブレットやスマホのいわゆる『タッチペン』は、ペン先が柔らかいゴムみたいな材質だけど、dynaPadのデジタイザーペンは、ペン先も普通のペンのようにとがっていて、書きやすいしね」

デジ形「そのうえ、2048段階の筆圧検知機能ってのがある。この機能に対応したアプリで線を引くと、筆圧に応じて線が細くなったり、太くなったり、また線の色が薄くなったり、濃くなったりするんだ」

アナ六「その対応したアプリってのは、何ていうノートでしたっけ?」

デジ形「『トゥルーノート(TruNote)』だ。これからトゥルーノートの手書きがどんな具合か解説してやろう」

アナ六「よろしくお願いしますぜ!」

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筆圧を弱くしたり、強くしたりして線を引くと、線の太さや濃淡を変えることができます。これはデジタイザーペン+トゥルーノートならではの機能で、筆圧検知機能のないアプリではできません。

書いたあとから文字を加工できる

デジ形「『トゥルーノート』っていうのは手書きノートアプリで、ふだんのメモ書きはもちろん、スケジュール帳などにも利用できる」

ミドリ「無地の画面だけでなく、罫線や方眼などのテンプレートを選ぶことができて、その中にスケジュール帳のテンプレートもあるんだね」

アナ六「文字の色も変えることができるんですかい?」

デジ形アナ六、笑う 「もちろんだ。色以外にもペンの種類や太さ、透明度を変えることができる。しかも、文章を書いたあとで一部の言葉を選び、そこだけ文字の設定を変更できるぞ」

アナ六「へえーっ、黒い色で文章を書いて、目立たせたい言葉だけを赤に直すとかもできるってことですね」

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書いた文字から一部の言葉を選択し、色を変えてみました。ほかにも線の太さや透明度など、さまざまな調整ができます。

原稿用紙で作家気分を味わう

デジ形「さっきテンプレートの話をしたが、これはアプリの中にもともと入っているもの以外に、dynabookのWebサイトにトゥルーノート向けの『テンプレートサービス』っていうのがある。そこからダウンロードすれば、さらにさまざまな種類のテンプレートを使うことができるぞ」

ミドリ「2016年の日付が入ったカレンダーもあるんだね」

アナ六「おや、原稿用紙なんてのもありますね。原稿用紙に文章を書くなんて、ガキのころにイヤイヤ読書感想文を書いて以来だなあ」

ミドリミドリ、微笑む 「原稿用紙に書くとなると、普通のノートと違ってちょいと緊張しちゃうね」

デジ形「手書きで自分史をつづる、なんていうのもいいかもしれねえな」

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dynabookのWebページ「テンプレートサービス」には、さまざまなテンプレートが用意されており、ダウンロードして使用できます。パソコンの文字入力に慣れた人なら、原稿用紙に手書きで文章を書くのは新鮮に感じるかもしれません。

手書きの文章をテキストに変換

アナ六「しかし、あっしの字はどうも汚くっていけねえや。キーボードで打ち込むフォントの文字のほうが、読みやすくっていいんじゃないですかい?」

デジ形「そう思うなら、手書きの文字をフォントに変換するといい」

アナ六「ええっ、そんなことができるので?」

デジ形「うむ。『形式を選んで保存』っていうメニューを選ぶと、画像形式だけじゃなく、テキストやドキュメント形式のファイルに変換することができる。ただし、文字の判別ができずに、うまく変換されていない部分もあるけどな」

アナ六「あっしのクセのある文字だと、うまく変換できないのでは?」

ミドリ「でも、文字がちゃんと変換されるように、字を丁寧に書くようになるかもしれないよっ」

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テキスト形式で保存した手書きの文を、メモ帳で開いたところです。おかしなところで改行されたり、「ラーメン」を「うーXシ」と誤変換しているところもありますが、大部分はうまく変換されています。

タブレットでペン字をやってみよう

デジ形「自分の字がそんなに汚ねえっていうんなら、ペン字でもやってみたらどうだ?」

アナ六「いやあ、今さらペン字なんて始めても、字がうまくなりますかねえ」

ミドリミドリ、怒る 「やってもみないで、あきらめるのはよくないよっ」

デジ形「まあ、ムリに勧めるつもりはねえが、dynaPadをうまく使えば、金をかけずにペン字のマネごとができるぞ」

アナ六「おおっ、金がかからないっていうのなら、やってみてもいいですぜ。でも、一体どうすればいいので?」

デジ形「インターネット検索をすると、無料でペン字の見本がダウンロードできるサイトがいくつかある。普通はそれを印刷して使うわけだが、トゥルーノートなら、それを読み込んで、見本の上からペンでなぞることができるんだ」

ミドリ「紙に印刷した場合、一回書いたらもう使えないけど、タブレットだったら一度書いたものを消すことができるから、何回でも使えるね」

アナ六「これであっしの字もうまくなりますかねえ」

デジ形「三日坊主にならなければ、少しはうまくなるんじゃねえか?」

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PDFで表示したペン字練習シートの画面を、「トゥルーノートクリップ(TruNote Clip)」というアプリで切り抜いて、トゥルーノートのページに貼り付けると、デジタイザーペンを使ったペン字練習ができます。今回は「ペン字の味方( http://www.penji-mikata.com/ )」というサイトのペン字シートを利用しました。

「エッジ」のページ書き込みもデジタイザーペンで

デジ形「トゥルーノート以外にも、手書きが使える場面はいろいろあるぞ。例えばWindows 10の新ブラウザー『エッジ(Edge)』の機能を覚えているか?」

アナ六「そういえば、Webページにいたずら書きができるんでしたよね」

ミドリ「いたずら書きじゃなくて、メモ書きとかの書き込みだよっ」

デジ形「うむ。Webページの文章や画像に印やコメントをつけて保存したり、共有するっていう機能だ。dynaPadのペンを使えば、この機能も使いやすいぞ」

ミドリ「マウスでもこの機能は使えるし、コメントはキーボードからも入力できるけれど、ペンを使って画面に直接書き込むほうが断然やりやすいね」

アナ六「マウスで字を書いたりなんかしたら、手書きの字よりももっと読みにくくなりますからねえ」

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Windows 10に搭載されているWebブラウザー「エッジ」に表示された画面に、デジタイザーペンで直接書き込んでいるところ。たくさん並んでいる商品からお気に入りを線で囲むなど、ネットショッピングの品定めの役にも立ちそうです。

手書き入力で書くメール

デジ形「dynaPadをタブレットとして使っているときには、キーボードがないからメールなどの文章を入力するのがちょいと面倒になる」

ミドリ「スマホとかの文字入力に慣れた人なら問題ないだろうけどね」

アナ六「画面にキーボードが出てきますが、キーボードのようにカチャカチャと早く打てないのが面倒ですよね」

デジ形デジ形、笑う 「そこで活用したいのが手書き入力だ。ワクの中に手書きの文字を書き込むと、自動的にフォントに変換されて文章ができていくって仕組みだな」

アナ六「これもdynaPadのペンを使えば楽にできそうですね」

ミドリ「ひらがな、カタカナだけじゃなくて、デジタイザーペンなら画数の多い漢字も書きやすいしね」

アナ六「あっしの汚い字でも認識してくれますかね?」

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Windows 10のメールアプリの画面。ワクの中に手書きの文字を書くと、自動的にフォントに変換されます。それに加えて入力途中で変換予測の候補が表示されるので、すばやく文章入力ができます。

デジ形「どうだアナ六、タブレットでのペン字の練習は進んでいるか?」

アナ六「面目ありません、あっしはせっかちなもので、どうしても落ち着いて字を書くっていうことができなくて、結局三日坊主になっちまいました」

ミドリミドリ、怒る 「もういい年なんだから、落ち着くっていうことを覚えたらどうだろうね」

デジ形「じゃあ、今年の目標として、『落ち着くこと』ってペンで書いたらどうだ?」

アナ六「そんなことで、あっしにも落ち着きが出てきますかねえ」

デジ形デジ形、笑う 「まあ、1万回ぐらい書いたら、言葉が身にしみて落ち着いてくるかもな」

アナ六「ええっ、そりゃあ、三日坊主の罰ですかい?」

ミドリ「そんなに書いたら疲れて動けなくなるだろうから、落ち着いて見えるかもしれないねえ」



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