「大江戸ぱそこんライフ」

【登場人物紹介】

デジ形平次…江戸中に名を知られた腕利きの岡っ引。意外にも趣味はパソコンで、事件のない時は日がな一日ノートパソコンに向かっている。

アナ六…デジ形平次の子分で、名前のとおりのアナログ人間。パソコンを使いこなせるようになりたいが、いつもトンチンカンなことを言ってデジ形を呆れさせている。

ミドリ…デジ形平次の女房。パソコンに関してはデジ形より詳しいというのがもっぱらの噂。

　彼らがお送りする時空を超えた『NEWぱそこんライフ講座』、さて今回のお話は……。

「安心して長く使える」ってどんなPC？

アナ六「いやあ、暑い日とじめじめした日が代わるがわる来ているうちに、もう7月も半分過ぎちまいましたねえ」

デジ形「今年の夏が猛暑になるってえのは、どうやら当たりそうだな」

ミドリ「家の中にいても、熱中症に気をつけないとね」

デジ形「ところで、7月も後半っていうことは、Windows 10の無償アップグレード締め切りも、いよいよだな」

アナ六「こいつは忘れねえようにしねえと」

ミドリ「7月いっぱいじゃなくて、29日までだからね」

デジ形「まあ、この時期までアップグレードしなかったんだったら、最初からWindows 10が入っている新機種を買うほうがいいかもしれねえな」

アナ六「そう言ってるヤツは、あっしの周りにもちらほらいますぜ」

デジ形「ほほう。それでアナ六は、どんなパソコンを買ったらいいか、アドバイスしてるのか？」

アナ六「まあ、CPU性能が高いほうがいいとか、ハードディスクやメモリの容量が多いほうがいいとか、そんな感じですけどね」

ミドリ「そりゃあ、性能は高いもののほうがいいだろうけど、人の好みとか予算も考えて助言すべきじゃないのかねえ」

アナ六「あっしにはそこまでの芸当は無理ですぜ」

デジ形「パソコンについての人の好みはそれぞれだが、共通して言えることもあるぞ」

アナ六「画面がついていて、キーボードがあってとか、そういうことで？」

ミドリ「それは基本すぎるよっ！」

デジ形「パソコンを欲しいと思っている誰もが共通して考えているのは、『安心して長く使えること』じゃねえかな」

アナ六「そりゃあ、当然のことですからねえ」

デジ形「当然だって言うなら、『安心して長く使えるパソコン』ってえのは、どんなパソコンだと思う？」

アナ六「うーん、性能がいいパソコンですかねえ？」

ミドリ「なかなかそこから考えが離れられないようだね」

デジ形「もっと単純に考えていいぞ。『安心して長く使える』っていうのは、要するに『壊れにくくて、使いやすいパソコン』だ」

アナ六「確かに、パソコンをうっかり落として壊しちまったら、ガッカリしますぜ」

デジ形「そんなうっかりをやっても、パソコンが平気だったら、ありがたいじゃねえか」

アナ六「でも、そんなパソコン、実際にあるんですかねえ？」

デジ形「あとは使いやすいっていうほうだが、まずはキーボードが打ちやすいっていうことがあるだろうな。キーを押したときの感触がよくて、長く使っていても疲れにくいヤツだ」

アナ六「使いにくいキーボードでも、使っていればいずれは慣れるとか言ってちゃダメなわけで」

デジ形「それから、使いやすいデザインかどうかだ。たとえば、電源コネクタやUSBコネクタなんかがノートパソコンの手前側についていたら、使いにくくてしょうがねえだろう？」

ミドリ「まあ、今どきそんなパソコンはないと思うけどね」

アナ六「そういうのがジャマにならないところにあるから、スッキリとして使いやすいわけですね。でも、そんなパソコン、本当にあるんですかねえ？」

デジ形「さっきから疑ってばかりだが、本当にあるぞ。それがdynabookの2016年秋モデルだ」

アナ六「ええっ、暑い盛りはこれからなのに、もう秋モデルが出るので!?」

「強さ」と「使いやすさ」の新生「dynabook T」シリーズ登場！

デジ形「今回出たスタンダードモデル『dynabook T』シリーズは、ビジネス向けとして高い評価を得ている『Satellite B』シリーズをベースにしたものだ」

アナ六「今まで出ていたモデルとはちょいと違うわけで？」

デジ形「うむ。『Satellite B』シリーズはビジネス市場で高い評価を得ている。その評価の内容が、まさに『安心の強さ』と『使いやすさ』だ」

アナ六「でも、たいていのパソコンっていうのは、『安心安全』とか『使いやすい』とか言ってませんかねえ」

デジ形「『dynabook T』シリーズにはちゃんとした根拠があるぞ。だから、『メーカー無償保証期間』を2年間に延長している」

ミドリ「普通は1年だから、けっこう思い切っているね」

アナ六「それって、2年までなら、パソコンが壊れてもタダで修理してくれるっていうことで？」

デジ形「それはほかの家電と同じで、自然に使っていて壊れた場合に限るはずだ。まあ、2年という数字は、メーカー側の自信のあらわれと考えていいだろう」

アナ六「で、その自信の根拠っていうのは、どんなことで？」

デジ形「さまざまなテストを行って、耐久性を確認しているぞ。パソコンを机の高さから落として、正常に動作するかどうかを確認する『落下テスト』、画面を閉じたパソコンの全面に100キロの圧力を加えて、液晶が割れないか確認する『面加圧テスト』なんていうものもある」

アナ六「転びそうになって、うっかりパソコンに手をついても、大丈夫っていうことで」

デジ形「あとは『HALT』という試験機器を使い、強い振動や激しい温度変化のなかにパソコンを置いて、どこから壊れはじめるかなどの『故障の可能性』を解析することもやっている」

ミドリ「この機器をパソコンメーカーで使っているところは、めったにないそうだね」

アナ六「すごそうなのはわかりますが、話を聞くだけではイメージしにくいですねえ」

デジ形「そりゃあ、もっともだ。実はdynabookのWebサイトで、そういった試験の模様の動画を公開しているぞ。『Discover dynabook Quality』っていうページだ」

ミドリ「テレビでおなじみの学者、ロバート･キャンベルさんが案内役さ」

アナ六「おおっ、こりゃあ面白そうですねえ」

シンプルを極めた上質なデザイン

デジ形「もうひとつの特長である『使いやすさ』についても説明しておこう。全体は薄くてシンプルなデザインで、カラーは『リュクスホワイト（白）』『サテンゴールド（金）』『プレシャスブラック（黒）』の3色から選べる」

ミドリ「ビジネスモデルが基になっているっていうのがわかる雰囲気だね」

アナ六「ゴールドといっても、ピカピカじゃなくて、しぶい感じですね」

デジ形「特長はキーボードにもあるぞ。まずは、キーボードのキー1枚1枚に0.2ミリの凹みをもたせて、指にうまくひっかかるようにしている」

アナ六「要するに、キーを押しやすいっていうわけで」

ミドリ「長時間キーボードを使うビジネスでは、打ちやすく疲れにくいほうがいいからね」

デジ形「もうひとつは、前のモデルに比べて、テンキーのキーの幅が若干広がって、13.5ミリになった。これでテンキーも打ちやすくなるだろう」

ミドリ「テンキーは家計簿を打つときによく使うから、これはありがたいね」

デジ形「あとは、オーディオブランド『オンキヨー』と共同開発したステレオスピーカーだ。設計や素材にこだわり、小型でも低中域から高音域までを力強く再生するぞ」

ミドリ「スピーカーは底面の手前側についているけれど、人がパソコンに向かっている姿勢にあわせて、音がうまく広がるようにチューニングされているそうだね」

アナ六「ノートパソコンのスピーカーっていうと、何だかオマケのようなイメージがありましたが、いろいろな手間をかけて作っているんですね」

dynabook秋モデルのラインナップ

デジ形「秋モデルのdynabookのうち、Tシリーズは、『T85/A』『T75/A』『T55/A』『T45/A』の4機種だ。さっき紹介したカラーだが、『T85/A』のみ黒と金の2色だけで、あとは3色から選べるから、全部で4機種11モデルということになる」

ミドリ「夏モデルは機種名の末尾が『/V』だったけど、今度は『/A』になるんだね」

アナ六「それぞれの特長はどんなところで？」

デジ形「『T85/A』は15.6型のフルHD画面で、CPUはCore i7だ。メモリは16GBで、1TBのハイブリッドドライブやブルーレイディスクドライブを搭載しているほか、指紋センサーもついているぞ」

アナ六「そのセンサーってのは、指紋をとって犯人でも捕まえようってわけで？」

デジ形「いや、こいつはWindows 10の機能のひとつである『Windows Hello』に対応したもので、パスワードの代わりに、指紋でサインインができるんだ」

ミドリ「指紋はパスワードのように盗んだりできないから、セキュリティはばっちりだねっ」

アナ六「パスワードを覚えなくていいのは楽ですねえ」

デジ形「その次の『T75/A』の性能は『T85/A』とほとんど同じで、違うのは指紋センサーがないことや、メモリが8GBっていうことぐらいだ」

ミドリ「本体の色は、白を加えて3色から選べるよっ」

アナ六「次は『T55/A』ですね」

デジ形「CPUはCore i3で、メモリは4GB、記憶装置は1TBのHDDになった。あとは『T75/A』とほぼ同じだ」

ミドリ「画面はフルHDだし、ブルーレイドライブがついているのもいいね」

アナ六「そりゃあ、お得な感じがしますね」

デジ形「残る『T45/A』は、CPUがCeleron、画面はHDで、DVDスーパーマルチドライブを搭載した普及版だな」

ミドリ「それでもハードディスク容量は1TBあるし、オンキヨー製のスピーカーも搭載されているね」

アナ六「どの機種もいい音が出るのは同じなんですね」

デジ形「あとは、画面を取り外してタブレットとしても使える12.5型デタッチャブルモデルの『dynabook RX82』もモデルチェンジしたぞ。最新のOffice2016が搭載されて、『dynabook RX82/A』としてラインナップに加わっている」

ミドリ「タブレットとしても使えるし、タッチ操作や、デジタイザーペンを使った手書き入力もできるから、そっちのほうに興味のある人は検討してみてほしいね」

アナ六「こっちもカッコいいですねえ」

デジ形「どうだ、アナ六、Windows 10を搭載した新機種もいいもんだろう」

アナ六「いちいちアップグレードする手間がないっていうのがいいですね」

ミドリ「Windows 10もいいけれど、『安心して長く使える』っていうところにも注目したいさ」

アナ六「あっしもお江戸を長く守り続けて、人々を安心させるような岡っ引をめざしますぜ」

ミドリ「おや、意外なことを言うね」

デジ形「いい心がけだ。じゃあ、暑いところご苦労だが、町の見回りを頼んだぞ」

アナ六「ええっ、まだお天道様は真上にいますぜ。それだけは勘弁を」

デジ形「なんだ、アナ六の頑丈さは、パソコンにも及ばねえわけか」

ミドリ「そんなに責めなくてもいいじゃないさ。熱中症にでもかかったら大変だよっ」

アナ六「そうそう、熱中症にはくれぐれも注意しねえと」

ミドリ「おや、あたしのセリフをとられちゃったね」