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第41部・第7回 手軽で楽しい写真加工アプリ

NEWぱそこんライフ講座

第41部 Windows 10でPCライフを楽しむ

第41部・第7回 手軽で楽しい写真加工アプリ

 暗かったり、目が赤かったり、カメラを持つ指が写ったりといった写真の失敗を、うまくカバーしてくれるのが写真加工アプリ。こういったアプリには写真の修整だけでなく、写真をアートのように加工してくれる機能がついているものもあります。今回はデジ形平次(以下、デジ形)と妻・ミドリが、手軽に使える写真加工アプリをアナ六に紹介します。

●講座で使用しているノートパソコン


dynabook T85/A

dynabook T85/A

CPU:Core i7-6500U 2.50GHz

メモリ:16GB

記憶装置:1TBハイブリッドドライブ

グラフィック:インテル HD グラフィックス520(CPUに内蔵)

ディスプレイ:15.6型ワイドFHD

光学ドライブ:ブルーレイディスクドライブ

OS:Windows 10 Home 64ビット

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「大江戸ぱそこんライフ」

【登場人物紹介】

デジ形平次…江戸中に名を知られた腕利きの岡っ引。意外にも趣味はパソコンで、事件のない時は日がな一日ノートパソコンに向かっている。

アナ六デジ形平次の子分で、名前のとおりのアナログ人間。パソコンを使いこなせるようになりたいが、いつもトンチンカンなことを言ってデジ形を呆れさせている。

ミドリデジ形平次の女房。パソコンに関してはデジ形より詳しいというのがもっぱらの噂。

 彼らがお送りする時空を超えた『NEWぱそこんライフ講座』、さて今回のお話は……。

写真加工アプリで、自分が撮った写真がアートに!?

アナ六「いやあ、朝と夜はオリンピック、昼間は高校野球で、毎日が祭りみたいですぜ」

デジ形デジ形、呆れる「寝てるとき以外はテレビにかじりついているわけか、やれやれだな」

ミドリ「親分だって、たいして変わらないじゃないさ」

アナ六「やっぱりみんなそうなんですね。でも、開会式にはびっくりしましたぜ。どの国の選手もスマホで写真やビデオを撮りまくっていて、自撮り棒もありましたぜ」

デジ形「日本の選手団は両手に国旗を持っていたから、行進中は撮っていなかったようだけどな」

ミドリ「カメラやビデオがコンパクトになって、手軽に持ち歩けるようになったころから、そういう風景を見るようになったね」

アナ六「あれは、歩きながら適当にカシャカシャやってるように見えますが、うまく撮れてるんですかね」

デジ形「撮影に失敗しても、今は手軽に使える写真加工アプリがあるから、ある程度は直せるぞ」

アナ六アナ六、笑う「便利な世の中になったもので。昔のフィルムカメラじゃあ、こうはいきませんよね」

デジ形「おまけに写真加工アプリは、元の写真と全然違うものに変える機能もあるからな」

アナ六「フィルターとかエフェクトとかいう、写真の色や雰囲気をガラッと変えるヤツですね」

デジ形「うむ、そのとおりだ」

アナ六「でも、パソコンに最初から入っているフォトアプリでは、フィルターの種類が少なくて物足りないですぜ」

デジ形「それならWindowsストアへ行けば、たくさんのフィルターやエフェクトがついている無料のアプリがいくらでもあるぞ」

アナ六「ネット上にあるWindowsストアなら、暑いなか、外へ出なくてもすみますね」

ミドリミドリ、笑う「今はアプリだけじゃなくて、ゲームや音楽、映像もダウンロードできるよっ」

アナ六「じゃあ、Windowsストアに並んでいる、面白そうな写真加工アプリをみつくろって紹介してくださいっ!」

デジ形「まかせておけ!」

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Windowsストアのアプリの「トップ無料・写真&ビデオ」カテゴリの画面。評価やレビューなどを見ながら、じっくり選びましょう。

個性的なフィルターが並ぶ「Super Photo Free」

デジ形「まず最初に紹介するのは『Super Photo Free』だ」

アナ六「いろんな写真がズラリと並んでいますね」

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「Super Photo Free」の画面。一見して普通の画像に見えますが、いずれも写真加工のサンプルになっており、選んだサンプルと同じように写真を変換することができます。

デジ形「実は、この写真のひとつひとつが、フィルターのサンプルになっている」

アナ六「ってことは、この並んでいる枚数分、フィルターがあるっていうわけで」

デジ形「そのとおりだ。フリーが278種類、プレミアムが1389種類、合わせて1667種類あるらしい」

アナ六「1000種類を超えてるなんて、すごい数ですねえ。でも、フリーとプレミアムっていうのは、どう違うんですかい?」

デジ形「フリーはタダで、プレミアムは有料だ。プレミアムのほうは、サンプルの画面の左上に錠前のアイコンがついているぞ」

ミドリミドリ、微笑む「プレミアムを選ぶと、写真を加工するまではやってくれるけれど、画面の上に大きな錠前が出てきて、お金を払ってロックを解除しないと、その先に進めないようになっているね」

アナ六「あっしは、フリーの種類の数だけで十分ですけどね。で、これを使うと、どんな写真になるので?」

デジ形「フィルターを選んで、加工する写真を選ぶと、加工が始まるぞ」

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上の猫の写真に「ペインティング」のフィルターをかけると、絵画のように加工されました。右上の「終わった」のチェックマークをクリックすると、加工された画像を保存できます。

アナ六アナ六、笑う「こいつはすごい!まるで絵に描いたようですねえ」

デジ形「これで細かい微調整をしたらできあがりだ。ものによっては、加工する範囲(エリア)を指定する場合もあるぞ」

ミドリ「面倒だったら、微調整はやらなくてもいいけどね」

アナ六「ほかにどんなフィルターがあるので?」

デジ形デジ形、笑う「個性的なフィルターばかりだが、何種類か紹介してやろう」

アナ六「こんなとんでもない写真が、簡単に作れるんですね」

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「Super Photo Free」で作成した加工写真。右側の写真のように、元の写真とは全然違った、独特な仕上がりになるフィルターがたくさんあります。

どんな写真もスケッチ画に変換する「PicSketch」

デジ形「次は、『PicSketch』っていうアプリだ。名前のとおり、どんな写真もスケッチ画に変えるぞ」

アナ六「スケッチっていうと、鉛筆か何かでシャッ、シャッと線を描いていくヤツですよね」

デジ形「うむ、こんな感じだ」

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「PicSketch」では、どんな写真も鉛筆画のような味のある画像に変えることができます。画面の上のほうにあるカラーのバナーは、無料アプリによくある広告バナーです。

アナ六アナ六、困る「確かに鉛筆で書いたみたいですねえ。でも、できることがこれだけだと飽きてしまいませんかね?」

デジ形「いやいや、スケッチ画にするというのは、ひとつのパターンだけじゃあねえぞ」

アナ六「あれっ、カラーにもできるので?」

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基本がスケッチ画でありながら、多彩なエフェクト(フィルター)が用意されています。さらに画像の左側には、エフェクトの微調整ができるスライドバーも並んでいます。

デジ形「やはりこのアプリにも、『エフェクト』と呼ばれているたくさんのフィルターがあるぞ。ただし、ロックされているものが多い」

アナ六「そいつは有料っていうことですね」

デジ形「そのほかにも、紙の質や色を変える『ペーパー』や一部分を別の色にする『マスク』など、さまざまな機能がある」

アナ六アナ六、笑う「へえーっ、スケッチ画っていっても、いろいろな見せ方があるんですねえ」

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「PicSketch」のさまざまな加工例。基本はスケッチ画ながら、多彩なエフェクトを楽しめます。右端は、紙の質も変更したため、多少紙にしわがついた感じが出ています。

豊富なエフェクトで写真の印象を変える「PicsArt」

デジ形「最後に紹介するのは、『PicsArt』だ。このアプリのユニークなところは、単に写真を加工するだけでなく、自前のSNSに加工した写真をアップロードしたり、加工写真のコンテストなんかもやっていることだ」

アナ六「そいつは面白いですねえ」

ミドリミドリ、笑う「そういうのがあると、頑張って写真の加工に取り組むことができるだろうね」

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「PicsArt」のトップページ。メニューを選ぶとき、普通に写真加工をするなら右上の「編集」ですが、エフェクトだけをやりたい場合は左上の「エフェクト」を選びます。なお「編集」を起動したときのメニューにも、「エフェクト」や「Auto Edit」があります。

デジ形「このアプリの売りも、120種類ぐらいある豊富なエフェクト(フィルター)だ。トップページにも『エフェクト』の項目が作られているぐらいだ」

ミドリ「つまり『エフェクト』だけをやりたい人は、最初からそっちを選べばいいわけだねっ」

アナ六「で、エフェクトっていうのは、どういうふうにやるので?」

デジ形デジ形、笑う「加工する写真をもとにサンプルが作られて一覧で並んでおり、その中から選ぶ。また、微調整を行うこともできるぞ」

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「PicsArt」で、加工するエフェクトを選んだところ。真ん中の歯車アイコンを選ぶと、スライドバーなどが表示され、微調整を行えます。

デジ形「あと、面白いのは、画面の上にある筆のアイコンを選ぶと、筆で塗りつぶした部分だけをエフェクトをかけずに元のままにしたり、逆に塗りつぶした部分だけにエフェクトをかけることができる」

アナ六「なんだかわかりにくいので、画面を見せてくださいっ!」

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画像の上にある筆ツールを選び、写真の一部を塗ると、塗った部分だけをオリジナルの色にすることができます。逆に、塗った部分だけにエフェクトをかけることもできます。

デジ形「最初のメニューを見ればわかるが、このアプリには普通の編集メニューもあるし、写真のコラージュを作ったり、写真にお絵かきする機能もあるぞ」

アナ六アナ六、困る「なんだか機能が多すぎて、頭が混乱しそうですねえ」

デジ形「最初はすべての機能を使おうと思わずに、好きなエフェクトを選んで、写真を加工して保存するっていうのを覚えておけばいいんじゃねえかな」

アナ六「そのポイントをつかめば、初心者でも十分使えるっていうわけで」

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「PicsArt」でさまざまなエフェクトをかけた画面です。オリジナルの画像とは、かなり色や雰囲気が変わっていますね。

デジ形デジ形、笑う「どうだアナ六、写真の加工も、なかなか面白いものだろう」

アナ六「いやあ、アートな写真もいいですねえ」

ミドリ「加工した写真は、SNSにアップロードする以外に、年賀状なんかに使うのもいいだろうね」

アナ六アナ六、笑う「ようし、こうなったら、写真加工の素材をカシャカシャ撮ってきますぜ」

デジ形「そいつは暑いのにご苦労なこったな」

ミドリ「くれぐれも熱中症には注意するんだよっ」

アナ六「いや、すぐっていうわけではなく、涼しくなってからの話で。オリンピックも高校野球もまだまだやってますからねえ」

デジ形「オリンピックや高校野球が終わるころには、もうその気持ちは忘れてるんじゃねえだろうな」

アナ六「ギクッ!」

ミドリミドリ、困る「まあ、趣味の話だから、いつでも好きな時にやればいいんじゃないかねえ」



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