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第42部・第4回 パソコンで読書の秋を楽しもう

NEWぱそこんライフ講座

第42部 スタンダードノートで秋を楽しむ

第42部・第4回 パソコンで読書の秋を楽しもう

 「読書の秋」とはいうものの、なかなか本を読む機会がないという方も多いのでは?パソコンで手軽に読める電子書籍から始めてみるのはいかがでしょう。今回はデジ形平次(以下、デジ形)と妻・ミドリが、パソコンで読む電子書籍についてアナ六に解説します。

●講座で使用しているノートパソコン


dynabook T85/B

dynabook T75/B

CPU:Core i7-6500U 2.50GHz

メモリ:8GB

記憶装置:1TBハイブリッドドライブ

グラフィック:インテル HD グラフィックス520(CPUに内蔵)

ディスプレイ:15.6型ワイドFHD

光学ドライブ:ブルーレイディスクドライブ

OS:Windows 10 Home 64ビット

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「大江戸ぱそこんライフ」

【登場人物紹介】

デジ形平次…江戸中に名を知られた腕利きの岡っ引。意外にも趣味はパソコンで、事件のない時は日がな一日ノートパソコンに向かっている。

アナ六デジ形平次の子分で、名前のとおりのアナログ人間。パソコンを使いこなせるようになりたいが、いつもトンチンカンなことを言ってデジ形を呆れさせている。

ミドリデジ形平次の女房。パソコンに関してはデジ形より詳しいというのがもっぱらの噂。

 彼らがお送りする時空を超えた『NEWぱそこんライフ講座』、さて今回のお話は……。

秋の夜長は本の「読み放題」で過ごそう

アナ六「前回では、『食欲の秋』が一番とか言いましたが、やっぱり『読書の秋』だなあ」

デジ形デジ形、笑う「ほう、アナ六が読書とは珍しいな。いったいどんな本を読んでいるんだ?」

ミドリ「読書といっても、本にはいろいろあるからね」

アナ六「秋の夜長に長編マンガの一気読みとか、たまりませんねえ」

デジ形「やっぱりマンガだったか。まあ一応、マンガも読書のうちに入るからな」

アナ六「おや、『ちゃんとした本を読め!』とか怒られるかと思いましたぜ」

ミドリミドリ、困る「親分も、最近はマンガを読んでいるみたいだから、怒るに怒れないのさ」

アナ六「ええっ、そいつはビックリだ。でも、部屋を見渡しても、どこにもマンガ本が転がっていませんぜ」

デジ形「そりゃあそうだ。パソコンで読んでいるからな」

アナ六「なるほど、その手がありましたか。でも、電子書籍の話題なんて、久しぶりですね」

デジ形「うむ。今、『読み放題』っていうやつを試しているんだ」

アナ六「映画やドラマが見放題とか、音楽が聴き放題っていうのはありましたが、今度は本の読み放題ですかい。いったいどういう仕組みなので?」

デジ形「それならちょいと教えてやろう」

アナ六アナ六、笑う「おおっ、あっしもマンガの読み放題をやってみたいなあ」

ミドリ「いろいろな本が読める読み放題なら、アナ六もマンガ以外に興味を示すかもしれないね」

パソコンでも読めるKindleの電子書籍

デジ形「今回紹介するのは、Amazonの『Kindle Unlimited(キンドル・アンリミテッド)読み放題』っていうサービスだ」

アナ六アナ六、困る「長ったらしいタイトルですが、『キンドル』っていうのは何なので?」

デジ形「Amazonが出している電子書籍を読むためのタブレット端末だ」

アナ六「じゃあ、普通のパソコンでは読み放題ができないんですかい?」

デジ形デジ形、笑う「いや、そんなことはねえぞ。無料の読書アプリをダウンロードすれば、パソコンやタブレット、スマホでも読むことができる」

アナ六「おおっ、それならパソコンでもバッチリですね」

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「Kindle Unlimited読み放題」を始める前に、Kindleの電子書籍を読むための読書アプリをインストールする必要があります。

デジ形「あとはAmazonのアカウントを作れば、利用できるようになるぞ」

アナ六「でも、これはタダっいうわけじゃあないんですよね」

デジ形「月額980円だ。で、最初の30日は無料体験期間になっている」

アナ六「ほかの『なんとか放題』とだいたい同じぐらいの値段ですね」

ミドリミドリ、微笑む「紙の本を毎月2、3冊買うと思えば、それほど高くもなさそうだね」

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「Kindle Unlimited読み放題」の申し込み画面( https://www.amazon.co.jp/gp/kindle/ku/sign-up )。Amazonのアカウントを持っていれば、すぐに始めることができます。

本を選んで読書アプリにダウンロード

アナ六「このサービスに入ったら、どうすれば本が読めるので?」

デジ形「Amazonの『Kindleストア』に『Kindle Unlimited読み放題』っていうコーナーがあるから、そこで読みたい本を探せばいい」

アナ六アナ六、笑う「普通のネットショッピングと同じようなものなんですね」

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検索をしたり、ジャンルを絞って本を探し、「Kindle Unlimitedで読む」ボタンをクリックすると、読書アプリへダウンロードされます。普通の書籍購入ボタンと間違えないように注意したいところです。

ミドリミドリ、困る「Kindleストアの普通の電子書籍のコーナーでも『Kindle Unlimited』っていうのがついている本だったら読めるけど、読み放題の対象外の本をポチッってやらないか心配だね」

アナ六「そいつはあっしもやりそうだなあ」

デジ形「まあ、すべての本が読み放題になるわけじゃねえからな。読みたい本をみつけたら、有料でもポチッとすればいいんじゃねえか?」

ミドリ「その点では、この読み放題は、電子書籍の入門みたいなものかもしれないね」

アナ六「で、このあと読み放題の本は、どうやって読むので?」

デジ形「最初にインストールした読書アプリを起動すれば、選んだ本がダウンロードされているはずだ」

アナ六アナ六、笑う「おおっ、読書アプリに本の表紙がありましたぜ」

デジ形「ここで読みたい本を選べば、読めるようになるぞ」

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読書アプリのライブラリの画面で書籍を選ぶと、下のように展開して読めるようになります。Kindleストアで本を選ぶたびに、ライブラリの本の数は増えていきます。

立ち読み感覚で本を選ぼう

アナ六アナ六、困る「いやあ、でも、こいつは文字だらけですねえ」

デジ形「小説なんだから当たり前だろうが」

ミドリ「もっと読みやすくしたければ、文字を大きくすることもできるよっ」

アナ六「おや、いろいろな設定変更ができるんですね」

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読書アプリの設定で、文字の大きさはもちろん、ページの表示幅や明るさ、地の色も変更できます。セピアにすると、少し画面の印象が変わりますね。

デジ形デジ形、笑う「あと、読み放題で読めるのは、小説とかノンフィクションだけじゃねえぞ。写真がいっぱい入った料理本とか、旅行ガイドとか、もちろんアナ六の好きなマンガも読める」

アナ六「そいつはありがてえ。でも、最新の流行マンガが読めるっていうわけでもなさそうで」

デジ形「そこらへんの制限は仕方がないだろうな」

ミドリ「話題の新刊を読むのだったら、読み放題とは別に、お金を出して買うしかなさそうだね」

アナ六アナ六、困る「でも、読みたい本がなかったら、読み放題の意味がないのでは?」

デジ形「この仕組みだったら、立ち読み感覚で、いろいろな本を読みかじることができるぞ。そうすれば、思いがけず面白い本に出会えるかもしれねえな」

ミドリ「本屋さんと違って、ネットでは立ち読みができないからね」

アナ六「なるほど。かたっぱしから選んで、読んでつまらなかったら、すぐにポイッとすればいいわけで」

ミドリミドリ、笑う「紙の本と違って、捨てても資源のムダにもならないしね」

デジ形「まあ、興味があれば、とりあえず30日間試してみるのがいいだろうな」

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電子書籍というと、文字だらけの本というイメージもありますが、このような、画像がたくさん入った本も読むことができます。

「青空文庫」で過去の名作を読もう

デジ形「金をかけずにパソコンで読書をしたいっていうんであれば、おなじみの『青空文庫』( http://www.aozora.gr.jp/ )がオススメだ」

アナ六「昔の小説がタダで読めるんでしたね」

ミドリミドリ、微笑む「もう少し詳しく言うと、作者の死後50年が過ぎて著作権がなくなった小説・エッセイや、作者が許諾した作品を、ボランティアでデータ化して公開しているWebサイトだね」

デジ形デジ形、笑う「最近は江戸川乱歩や谷崎潤一郎の作品の公開も始まったようだな」

アナ六「名探偵と怪盗が戦う探偵小説も読めるので?」

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青空文庫のトップページ。収録作品は年々増え続けており、海外作品の翻訳なども読むことができます。

アナ六「このサイトの作品は、どうやって読めばいいんでしょう?」

デジ形「以前は読みたい作品のファイルをダウンロードするなど、ちょいと面倒だったが、今は『青空 in Browsers』っていうのができて、インターネットのブラウザー上ですぐに読むことができるぞ」

アナ六アナ六、笑う「タダで早かったら、そいつは最高ですね!」

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作品を選んで「青空 in Browsers」ボタンをクリックすると、ブラウザー上で作品を読むことができます。画面の下のほうをクリックすると、画像のように上下から文字の大きさの変更などのメニューが表示され、画面の左側からも、しおりや作品情報、音声読み上げなどのメニューが表示されます。

デジ形「あと、電子書籍サイトで青空文庫の作品を公開している場合があるが、そういうのはタダで購入できる。さっきの『Kindle Unlimited読み放題』には入ってないが、Kindleストアでも、青空文庫を検索すれば、タダの作品が出てきて、読書アプリにダウンロードできるぞ」

アナ六「本屋がタダで本を配ってるようなもので。そいつはすごいですねえ」

ミドリミドリ、笑う「一応、0円で買ったことになっていて、注文の確認メールも届くよっ」

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Kindleストアで「青空文庫」を検索すると、0円の本がズラリと表示されます。これらは普通に購入ボタンを押すだけで、無料で読むことができます。

アナ六アナ六、笑う「次はこいつを読もうかなあ、ポチッと」

デジ形「読み放題を試しにやらせてみれば、やっぱりマンガしか読んでねえのか」

ミドリ「一応、岡っ引なんだから、捕物帳ぐらいは興味を持ってもらいたいね」

アナ六「まあ、マンガに飽きたら読んでみますぜ。ポチッと」

デジ形「さっきからポチポチやってるようだが、よく見りゃ、それは読み放題じゃなくて、有料のほうじゃねえか!」

アナ六「あっ、夢中になって読んでるうちに、つい間違えちまいましたぜ」

デジ形デジ形、怒る「人のアカウントで勝手な買い物しやがって!」

アナ六「ひええっ、勘弁してくださいっ!」

ミドリ「実際、読み放題から選んでいるつもりでも、オススメで有料の本が出てくることもあるから、くれぐれも注意したいねえ」



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