画面が360度回るコンバーチブルPC

アナ六「暗くなってから町を歩いていると、クリスマスのピカピカした電球が目につくようになりましたぜ」

デジ形「イルミネーションっていうヤツだな。商店街だけじゃなくて、普通の住宅でも光っているところをよく見かけるぞ」

ミドリ「キラキラしてキレイだけれど、ちょいとまぶしすぎるものもあるね」

アナ六「クリスマスといえばサンタのプレゼントですねえ。あっしに何かプレゼントしてくれるサンタさんが、どこかにいませんかね？」

デジ形「何を子どもみてえなこと言ってんだ。自分で買えばいいじゃねえか」

アナ六「いやあ、でも、パソコンを買うにしても、タブレットにするべきか、ノートパソコンにするべきか、迷って決められませんぜ」

デジ形「ムフフフ、そんなアナ六に勧めたいのが、このパソコン、『dynabook V』シリーズだ」

アナ六「ええっ、こんな時期に新機種が出るんですかい？」

アナ六「新機種の正体は、とびきり薄いノートパソコンでしたか」

デジ形「ノートパソコンっていうだけじゃねえぞ。こいつは、いわゆる『2in1パソコン』で、画面を360度回転させてキーボードに重ねると、Windowsタブレットとしても使えるっていうシロモノだ」

ミドリ「2in1パソコンにはいろいろな方式があるけれど、『コンバーチブル』っていわれるタイプだねっ」

薄くて軽くて、バッテリー駆動は約17時間の長さ

アナ六「でも、タブレットになってもキーボードの部分がくっついているんだったら、タブレットとしてはけっこう重いのでは？」

デジ形「こいつの重量は、約1099グラムだ。片手でも持てる軽さだぞ」

ミドリ「軽さと、約15.4ミリっていう薄さが売りになっているね」

アナ六「1キロちょっとだったら、片手で持って町をさっそうと歩けますねえ」

デジ形「外で使うっていう点では、バッテリー駆動時間が約17時間っていうのが大きな特長だぞ」

アナ六「それって、朝起きてから夜寝るまで充電しなくても大丈夫っていうことで？」

デジ形「そういうことになるな。それに、たった30分で駆動時間約7時間分の充電ができる『お急ぎ30分チャージ』っていう機能もあるぞ」

ミドリ「旅先でバッテリー切れになっても、ちょいと30分充電すれば、またしばらくの間は使えるっていうことだね」

アナ六「うっかり充電し忘れても大丈夫っていうことですね」

さらに書きやすくなった手書き機能

デジ形「タブレットとして使えることからもわかるように、『dynabook V』シリーズはタッチパネルを搭載し、上位モデルに付属している『アクティブ静電ペン』を使えば、紙にペンで書くような書き心地で文字を書けるぞ」

アナ六「そこらへんは、以前からのタブレットと同じで」

デジ形「いや、表面に特殊な画面フィルムを貼るなどして、書き心地はさらによくなっているっていう話だ」

ミドリ「ペンで手書きをするのに便利な手書きノートアプリ『TruNote（トゥルーノート）』も、もちろん搭載しているよっ」

デジ形「あと、タッチ操作というと、どうしても画面に指紋がついて汚れてしまうが、こいつは『ノングレア（非光沢）液晶』っていうのを使っていて、指紋がついてもティッシュや柔らかい布でふけば、すぐにきれいになるぞ」

ミドリ「この液晶はつや消しのような表面で、映りこみが少ないっていうメリットもあるよっ」

アナ六「汚い手で触っても、サッと跡を消せるわけで」

デジ形「タッチ操作があってもなくても、パソコンはきれいな手で触るべきだぞ」

モバイルPCとしての優れた堅牢性

デジ形「あと、見た目ではわからない特長だが、『dynabook V』シリーズは非常に堅牢性に優れている」

アナ六「薄くて軽いのに、壊れにくいっていうわけで」

デジ形「そのとおりだ。これまでのモバイルノートPCで培ってきた構造技術を活かし、さらにシミュレーション技術を使って、求めている基準を満たしているか確認しているそうだ」

アナ六「何だか難しそうな話ですねえ。そのシミュレーションっていうのは、どんなことをするので？」

デジ形「わかりやすいところでいうと、画面とキーボード部分をつないでいる『ヒンジ』だ。『dynabook V』シリーズでは、画面が360度回転するから、特に耐久性が求められる」

アナ六「確かによく動かす部分ですから、壊れやすそうな感じがしますね」

デジ形「そこで、何万回も画面を開閉するシミュレーションを行い、その結果、『2軸ヒンジ構造』という仕組みに行きついたっていうことだ」

ミドリ「軸をキーボード側と画面側の両方につけることで、軸にかかる負荷を分散して、耐久性を確保したんだねっ」

アナ六「よくわかりませんが、子どもがいたずらして、画面を何回も開いたり閉じたりしても、へっちゃらっていうことですね」

デジ形「まあ、そんなところだな。これは一例で、ほかにもさまざまな部分でシミュレーションが繰り返され、モバイルノートPCとして十分な堅牢性と耐久性を備えたっていうことだ」

赤外線小型カメラによる顔認証システムを導入

デジ形「セキュリティ技術としては、『Windows Hello』対応の指紋認証を搭載し、最上位モデルのV82では、顔認証にも対応しているぞ」

アナ六「その何とか認証を使えば、パスワードを入れなくてもパソコンを始められるわけで」

デジ形「その通りだ。ほかにもネットショッピングなどで、パスワードの代わりに認証できることもあるぞ」

アナ六「でも、顔のほうは、本人の写真を使えば、ほかの人でもログインできてしまうのでは？」

デジ形「そこがすごいところで、普通のWebカメラ以外に赤外線小型カメラを搭載し、写真かどうかを見破るっていう仕組みがあるそうだ」

アナ六「そこまで考えているとはすごいなあ」

デジ形「また、エンターテインメントの点でもいろいろな特長があるぞ。フルHDの精細な画面で、写真や映像を楽しめるっていうのもあるが、『harman/kardon』の高品位スピーカーを搭載して、高音質の音楽を楽しむこともできる」

アナ六「軽くて薄いのに、そんなすごいスピーカーも入っているんですかい？」

デジ形「これも見た目ではわからねえが、『高密度実装技術』ってえのを使って各部分を小型化し、スピーカーも単にすき間に入れたわけでなく、いい音が鳴るように考慮したうえで設置されたっていう話だ」

アナ六「趣味や遊びにもバッチリなわけですね！」

デジ形「だから、タブレット、モバイルPC、ノートPCでしていることが1台でかなうっていうことらしい」

アナ六「こいつはもう、迷わなくてもすみそうですね！」

「dynabook V」シリーズは全部で4モデル

デジ形「dynabook Vシリーズは、V82、V72、V62、V42の4モデルだ。この12月に発売されるが、V42だけは来年1月下旬になる」

アナ六「数字の大きいほうが上のモデルなんでしょうが、それぞれどこが違うので？」

デジ形「タッチ操作のできる12.5型フルHDディスプレイっていうところや、OSがアニバーサリーアップデート適用済みのWindows 10 Homeっていうあたりは同じだ」

アナ六「それ以外の部分が違うんですね」

デジ形「CPUはV82がCore i7、V72とV62がCore i5で、両方とも最新の第7世代になる。V42はCeleronだ」

アナ六「高性能から普及版までそろっているわけで」

デジ形「それから記憶装置はいずれもSSDだが、V82は512GB、V72は256GB、V62とV42は128GBになる」

ミドリ「SSDで512GBっていうのは、かなりの大容量だねえ」

デジ形「メモリの容量は、V82、V72、V62が8GBで、V42だけが4GBだ」

アナ六「性能で違うのは、だいたいこういったところで」

デジ形「あとはさっきも言ったが、V82だけ顔認証センサーがついているぞ」

ミドリ「指紋認証のほうは、4モデルすべてに搭載されているんだね」

デジ形「また、アクティブ静電ペンが付属しているのはV82とV72だけで、V62とV42では別売りになっている」

ミドリ「使う必要があるなら、本体と一緒に買っておいたほうがいいねっ」

アナ六「う～ん、4モデルのどれにするか、迷ってしまいますぜ」

デジ形「やれやれ、本当にアナ六は迷ってばかりだな」

アナ六「いやあ、このdynabook Vシリーズは、クリスマスプレゼントにバッチリですねえ」

デジ形「どうだ、アナ六、欲しくなったか？」

アナ六「でも、親分のほうがよっぽど欲しがっているのでは？親分の目が輝いているように見えますぜ」

デジ形「ムムッ、ばれちまったか」

ミドリ「ばれちまったか、じゃないよっ。親分のパソコン好きにも困ったもんだね」

アナ六「どのみち今回も親分が買いそうですねえ」

デジ形「じゃあ、アナ六から俺へのクリスマスプレゼントっていうのはどうだ？」

アナ六「ええっ、何で親分にプレゼントしなくてはならないので？」

デジ形「いつも俺のパソコンに触らせてやってるじゃねえか。俺に買ってくれるなら、いつでも使わせてやるぞ」

アナ六「いつでも使えるっていうのは、ありがたいですが、それだったら、あっしが自分のために買いますぜ」

デジ形「話に乗ってくるかと思ったら、意外に冷静だったな」

ミドリ「まあ、パソコンも安い買い物じゃあないから、じっくり検討して決めたいねえ」