「大江戸ぱそこんライフ」

【登場人物紹介】

デジ形平次…江戸中に名を知られた腕利きの岡っ引。意外にも趣味はパソコンで、事件のない時は日がな一日ノートパソコンに向かっている。

アナ六…デジ形平次の子分で、名前のとおりのアナログ人間。パソコンを使いこなせるようになりたいが、いつもトンチンカンなことを言ってデジ形を呆れさせている。

ミドリ…デジ形平次の女房。パソコンに関してはデジ形より詳しいというのがもっぱらの噂。

　彼らがお送りする時空を超えた『NEWぱそこんライフ講座』、さて今回のお話は……。

「dynabook V」をタブレットとして使用する方法

アナ六「ええっと、今年は平成何年になるんでしたっけ？」

デジ形「1月も終わろうかっていうときに、何を言い出すんだ。今年は平成29年だぞ」

ミドリ「来年でもう30年になるんだねえ。何だかアッという間な気がするよ」

アナ六「よく、そんなにスラスラ言えますね。あっしはどうも年を覚えるのが苦手で」

デジ形「西暦の下2ケタに12を足すと平成になるから、覚えておくといいぞ」

ミドリ「2017年の『17』に、12を足せば平成29年になるっていうわけさ」

アナ六「おおっ、そいつは気づきませんでしたぜ。今年が2017年だったとは」

デジ形「西暦も覚えてねえのか。パソコンの画面に、いつも出てるじゃねえか」

アナ六「ああ、そうでしたね。あっしも親分みたいに、1日中パソコンを見ていれば、きっとすぐに覚えますぜ」

デジ形「パソコンを見ているだけじゃなくて、使い方も覚えたほうがいいんじゃねえのか？」

アナ六「そ、そんな。あっしだって日ごろから親分に教わっていますから、パソコンの操作ぐらい平気の平左ですぜ」

デジ形「じゃあ、『dynabook V』をタブレットとして使うときのやり方を知ってるか？」

アナ六「ムムム、パソコンならともかく、タブレットとなると、ちょいと自信がありませんね」

デジ形「じゃあ、今回は『dynabook V』をタブレットとして使うときのやり方を紹介しよう」

アナ六「おおっ、これであっしのパソコン知識も完璧になりますぜ！」

立春を前に、早くもdynabook春モデルが登場！

アナ六「いやあ、ここのところ、お江戸があまり寒くないと思ったら、3月ぐらいの陽気だっていうじゃねえですか」

デジ形「いつもの年だったら、もっと寒さが厳しいはずなのにな」

ミドリ「何週間か前は凍えるほど寒かったのにねえ」

アナ六「こんな陽気が続いたら、2月中に桜が咲いたりするかもしれませんぜ」

デジ形「さすがにそれはねえだろう。それに、桜より先に梅が咲いてくれねえと、春が来たっていう気がしないからな」

アナ六「なるほど、春を告げるのは梅っていうことですね」

デジ形「いや、オレにとって春を告げるものといったら、やっぱりあれしかねえだろう」

アナ六「ええっと、ホーホケキョと鳴くウグイスですかい？」

デジ形「わざと言ってるのか？オレにとっては、パソコンの春モデルに決まってるじゃねえか。今年も、もうdynabookの春モデルが発表になったぞ」

アナ六「なるほど、もうそんな時期でしたか。じゃあ、親分にとっては、とっくに春が来ていたっていうわけで」

デジ形「気分的にはそうだな。体感的にはまだまだっていう感じだが」

ミドリ「また寒くなるかもしれないから、油断しちゃいけないね」

アナ六「じゃあ、油断せずに注意深く聞きますんで、dynabookの春モデルの紹介をお願いしますぜ！」

デジ形「おう、まかせておけ！」

第7世代CPUが搭載された6機種18モデル

デジ形「今回発表されたのは、6機種18モデルだ。その内訳は、モバイルPCの『dynabook RX』シリーズ2機種と、スタンダードPCの『dynabook T』シリーズ4機種になる」

ミドリ「『dynabook RX』シリーズは、久々の新機種だねえ」

アナ六「どんなシリーズでしたっけ？」

デジ形「13.3型画面のモバイルPCで、今回は従来の路線を引き継ぐ『dynabook RX73』に加えて、光学ドライブを搭載していない『dynabook RX33』が新たに発表された。こちらは『ネットノートPC』とも呼ばれているようだな」

ミドリ「RXシリーズは本格的なモバイルPCのイメージがあったけれど、新しいRX33は、手軽にモバイルが楽しめる普及版っていう感じだね」

アナ六「高嶺の花だったモバイルPCが、お求めやすくなったわけで」

デジ形「全機種共通の特長としては、CPUにはインテルの第7世代Core、あるいはCeleronプロセッサーが搭載されており、高速転送のDDR4メモリが装備されている。もちろんアニバーサリーアップデート適用済のWindows 10がインストールされているぞ」

アナ六「要するに性能がアップしたっていうわけですね」

デジ形「ザックリしているが、まあそんなところだな。第7世代Coreはクロック周波数が上がって処理速度が向上したうえに、ビデオ処理能力も強化されたっていう話だ」

アナ六「いやあ、CPUっていうのは、一体どこまで性能が上がっていくんでしょうね」

ミドリ「その一方で、消費電力が下がってるっていうのも見逃せないね」

アナ六「電気代がおトクになりますね」

デジ形「それがバッテリー駆動時間の延長にもつながっているわけだな」

薄いボディに光学ドライブも実装した「dynabook RX73」

デジ形「では、それぞれの機種を紹介していこう。まずはさっきも少し話した『dynabook RX73』だ。13.3型FHD画面で、重さは最軽量のモデルで1.32キロ、厚さは約17.2～21.4ミリ、バッテリー駆動時間は14時間だ」

アナ六「軽くて持ち運びもしやすそうですねえ」

デジ形「これで光学ディスクドライブもついているから驚きだな」

アナ六「さっきから言ってる、その光なんとかっていうのは、一体なんのことで？」

デジ形「ブルーレイディスクやDVDのディスクドライブのことだ。RX73はブルーレイ搭載モデルとDVD搭載モデルの両方があるから、まとめてこう言ってるわけだ」

アナ六「ということは、こいつを外に持ち出して、ブルーレイの映画も見れるっていうことで。ビジネスだけじゃなくて、遊びにも使えますねえ」

デジ形「もちろん外に持ち出すことを考慮して、本体には強くて軽いマグネシウム合金を使ったり、試験を繰り返して堅牢性・耐久性を高めているぞ。それに、Windows Hello対応の指紋センサーもついている」

ミドリ「パスワードを入力しなくても、指をあてるだけでパソコンにサインインできる仕組みだったね」

アナ六「ブルーレイとDVDのモデルがあるって言いましたけど、いくつかのモデルに分かれているんですかい？」

デジ形「性能面でいうと3モデルに分類され、それぞれがプラチナホワイトとグラファイトブラックの2色ずつあるから、全部で6モデルだ」

アナ六「性能はどんなふうに違うので？」

デジ形「上位のモデルは、CPUがCore i5でメモリは8GB、512GBのSSDとブルーレイディスクドライブを搭載している。真ん中のモデルはCore i5でメモリが4GB、SSDは256GBだ。下位モデルはCore i3でメモリは4GB、1TBのハードディスクとDVDドライブを搭載しているぞ」

アナ六「なるほど、ハードディスク搭載のモデルもあるんですね」

手軽なネットノートPC「dynabook RX33」

デジ形「次は新たなRXシリーズの新たなライン、『dynabook RX33』だ」

アナ六「さっきのRX73とは、どこが違うんでしょう？」

デジ形「大きな違いは、光学ドライブがついていないことと、同じ13.3型画面でも、FHDではなくてHDっていうところだ」

ミドリ「FHDのほうが画面はきめ細かいけれど、HDだって相当細かいよっ」

アナ六「本体の大きさもRX73とは違うので？」

デジ形「重さは1.37キロ、厚さは約18.2～22.4ミリだ」

アナ六「微妙に違うというか、ほぼ同じというか」

デジ形「あとはCPUが第7世代のCeleronで、メモリが4GB、1TBのハードディスク搭載だ。色はグラファイトブラックのみで、1モデルだけだ」

アナ六「RX73の弟分っていうところですかねえ」

デジ形「Officeもついているし、バッテリー駆動時間が12.5時間もあるから、モバイルPCとしても十分使えるぞ」

ミドリ「モバイルPCとしては、買いやすい感じがするさ」

アナ六「初めてモバイルPCを使うっていう人には、いいかもしれないですね」

新たなサウンドエンジンを搭載した「dynabook T」シリーズ

デジ形「最後に15.6型画面のスタンダードノートPC『dynabook T』シリーズを紹介しよう。これは『T85・T75・T55・T45』の4機種があり、T85のみプレシャスブラック、サテンゴールドの2色、ほかの3機種はリュクスホワイトも加えた3色のモデルがあるぞ」

アナ六「ええっと、全部合わせるといくつのモデルになるので？」

デジ形「4機種11モデルっていうことになるな。共通の特長は、さっき言ったように第7世代のCPUと、高速のDDR4メモリを搭載したことだ」

アナ六「やっぱり性能がよくなったっていうことで」

デジ形「それだけじゃねえぞ。今回からサウンドが一新され、『dynabookサウンドエンジン by Audyssey（オーディシー）』が搭載された。これで、パソコン内蔵のスピーカーでも立体的で迫力のあるサウンドが楽しめるっていうわけだ」

アナ六「ノートパソコンなのに音がいいっていうのは、すごいですねえ」

デジ形「あと、メーカー無償保証2年も、引き続き行われているぞ」

ミドリ「家電を買うときに、お金を払って保証期間延長をすることがあるけれど、最初から2年の保証がついてるっていうのはありがたいねえ」

アナ六「じゃあ、それぞれの機種の性能の違いはどうなっているので？」

デジ形「最上位のT85で注目すべきは、スタンダードモデルながら512GBのSSDを搭載したことだな」

ミドリ「スタンダードモデルの場合、今まではハードディスクかハイブリッドドライブだったからね」

アナ六「何で、今まではなかったんですかい？」

デジ形「以前はSSDの容量が少なかったっていうのもあるだろうな。今後、SSDの大容量化がさらに進めば、ハードディスクの出番がなくなるかもしれねえぞ」

アナ六「でも、このT85以外の機種はハードディスクなので？」

デジ形「うむ、T75、T55、T45は1TBのハードディスク搭載だ。CPUはT85とT75がCore i7、T55がCore i3、T45はCeleronになる」

アナ六「さっきの光学ドライブってえのはどうなってますか？」

デジ形「T85、T75、T55がブルーレイで、T45だけDVDドライブだ。ちなみに画面も、T85、T75、T55はFHDだが、T45だけHDになっている」

ミドリ「あと、サインイン用の指紋センサーも、T45にはついていないんだね」

アナ六「その分、T45はお手頃な価格になるんですかね」

デジ形「T45は、もちろん性能面では上位機種にかなわねえが、さっきの新しいサウンドエンジンも搭載されているし、本体のデザインや堅牢性はほかのスタンダードモデルと変わらないから、お買い得っていう面はあるだろうな」

アナ六「あとは予算に合わせて選ぶっていうわけで」

デジ形「アナ六、今回の春モデルの印象はどうだ？」

アナ六「いやあ、モバイルPCのシリーズが、なかなか面白そうで。こんなポカポカした陽気の日には、小脇に抱えて出かけたいですぜ」

ミドリ「スタンダードPCのほうも、新しくなった音がどんなふうなのか、ぜひ聴いてみたいねえ」

デジ形「モバイルPCは、家の中でも好きな場所で使えるのがいいところだな」

アナ六「縁側へ持って行って雪見酒ならぬ、雪見パソコンなんていうこともできるわけで」

デジ形「オレは寒いのがキライだから、それだけは勘弁だ」

アナ六「でも、今年はもう、お江戸に雪は降らないかもしれませんね」

ミドリ「意外と3月ごろになって、大雪になるかもしれないよっ」

デジ形「変な予想をしないでくれ、背筋がブルッとするぞ」

アナ六「暖かいと思ったら寒くなったり、逆に急に暖かくなったり、天気っていうのはわけがわかりませんねえ」

ミドリ「それでも一陽来復っていうからね、春は必ず来るさ」