第45部・第6回　3D画像が作れる！「ペイント3D」

入力した文字も3Dにできる

デジ形「じゃあ、『アナ六猫』の仕上げに入るぞ」

アナ六「ええっ、まだ続くんですかい」

デジ形「『テキスト』ってえのは、画像に文字を入力する機能だが、こいつも今まで見てきたのと同じように、3D化できるぞ」

アナ六「おおっ、文字が飛び出るんですね」

デジ形「次は背景だ。やはり『メニュー』の『挿入』で、写真をとりこむぞ」

アナ六「町の中っぽい雰囲気が出ましたね」

デジ形「ついでに『効果』で色合いを変えてみよう」

アナ六「なんだか妙にリアルな感じがしますぜ」

デジ形「画像が完成したら、目のアイコンの『3Dで表示』で、グルグル回してみるといいぞ」

アナ六「角度を変えると、猫や文字が背景から飛び出てきましたぜ。1枚の画像のように見えてたのに、実際はこんなになっていたんですね」

ミドリ「これが3D画像の特徴だねっ」

デジ形「これを見て、また奥行きとかを調整してもいいだろうな」

デジ形「で、最後に画像の保存だが、普通に保存すると『ペイント3D』のプロジェクトとして保存されてしまう」

アナ六「それだと何か都合が悪いことがあるので？」

デジ形「プロジェクトで保存すれば、作業の続きをすることができるが、ほかのアプリでは見ることができない。その場合は『メニュー』の『ファイルのエクスポート』を選ぶと、3Dや2Dのファイル形式で保存できるぞ」

ミドリ「おなじみのJPEGやPNGで保存できるんだね」

アナ六「へえーっ、じゃあ、年賀状とかにも使えるわけですね」

自由に引いた線を3Dに

デジ形「これまでは犬や猫の3Dモデルや、球や立方体の3Dオブジェクトを最初に選んだが、もうひとつ『3Dで落書き』っていうのもあるぞ」

アナ六「落書きっていうのはどういう意味で？」

デジ形「自分で描いたものが、そのまま3D化されるんだ」

アナ六「今までもすごいと思っていましたが、こりゃまたすごい」

ミドリ「自分の思いどおりの形に作るのは難しそうだけどね」

デジ形「どうだアナ六、言ったとおり簡単に3Dグラフィックが作れただろうが」

アナ六「あっしの顔が猫になったのはちょいと気に入りませんが、すごいですねえ」

ミドリ「3Dのグラフィックっていうと、昔は性能の高いパソコンで、複雑なことをやって作っていたものだけどね」

デジ形「これで夏休みの自由研究もバッチリだな」

アナ六「うーん、絵を描くだけで自由研究になりますかね」

ミドリ「ただ絵を描くんじゃなくて、3D絵日記なんかどうかねえ？」

アナ六「なるほど、そのアイディアをいただきましたぜ！」

デジ形「アナ六も3D絵日記ってえのをやってみたらどうだ？」

アナ六「あっしは日記に書くことがねえから、きっと寝ている絵を描いて、あとは全部コピーですましますぜ。文章も、『今日もよく寝た』っていう具合で」

ミドリ「それじゃあ、絵日記を書く意味がないじゃないさ」

デジ形「まあ、毎日ネタを考えて、それに合わせて3D画像を作るっていうのも大変だろうけどな」

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