第45部・第6回　3D画像が作れる！「ペイント3D」

第45部　進化するWindows 10

第45部・第6回　3D画像が作れる！「ペイント3D」

●講座で使用しているノートパソコン

dynabook T75/D

CPU：Core i7-7500U 2.70GHz

メモリ：8GB

記憶装置：1TB HDD

グラフィック：インテル HD グラフィックス620（CPUに内蔵）

ディスプレイ：15.6型ワイドFHD

光学ドライブ：ブルーレイディスクドライブ

OS：Windows 10 Home 64ビット＜Creators Update 適用済＞

「大江戸ぱそこんライフ」

【登場人物紹介】

デジ形平次…江戸中に名を知られた腕利きの岡っ引。意外にも趣味はパソコンで、事件のない時は日がな一日ノートパソコンに向かっている。

アナ六…デジ形平次の子分で、名前のとおりのアナログ人間。パソコンを使いこなせるようになりたいが、いつもトンチンカンなことを言ってデジ形を呆れさせている。

ミドリ…デジ形平次の女房。パソコンに関してはデジ形より詳しいというのがもっぱらの噂。

　彼らがお送りする時空を超えた『NEWぱそこんライフ講座』、さて今回のお話は……。

簡単に3Dグラフィックが作れる「ペイント3D」

アナ六「いやあ、困った、困った」

デジ形「どうしたんだ？金なら貸さねえぞ」

ミドリ「ケチなこと言わないで、話を聞いてあげな」

アナ六「金の問題じゃありませんぜ。実はあっしの知り合いが、夏休みの自由研究のテーマを考えてほしいって言ってきたんです」

デジ形「その知り合いってえのは、小学生なのか？」

アナ六「いや、小学生の子を持つ親っていうわけで。いろいろ考えているんですが、何も思いつきませんぜ」

ミドリ「もう8月も3分の1が終わっちゃったから、早くみつかるといいね」

デジ形「ふむ、自由っていうからには、何でもいいのか？」

アナ六「といっても、どこまで自由なのか、わからねえんですけどね。何かいいアイディアでも思いつきましたか？」

デジ形「パソコンで、3Dグラフィックを作るってえのはどうだ？」

アナ六「そいつはおもしろそうですねえ。でも、3Dグラフィックなんていうのは、小学生にもできる代物なので？」

デジ形「前回紹介した『Windows 10 Creators Update』の新機能である『ペイント3D』を使えば大丈夫だ」

アナ六「おおっ、それなら普通のパソコンでできるわけですね。でも、あんな立体的な画像、どうやったらうまく作れるんでしょうか？」

デジ形「じゃあ、今回は『ペイント3D』の使い方を教えてやろう」

アナ六「よろしくお願いしますぜ！」

画像を360度回転させながら色をつける

デジ形「最初に3Dグラフィックを作る仕組みを簡単に紹介しておこう」

アナ六「何から始めたらいいんでしょう？」

デジ形「まずは、『3D』のアイコンをクリックして、3Dモデルやオブジェクトを選ぶ」

アナ六「人やら犬やら、いろいろありますね」

ミドリ「オブジェクトでは立方体や球みたいな立体図形が選べるね」

デジ形「次に『ステッカー』で、好きな画像を選んで貼り付ける」

アナ六「おおっ、こいつは簡単ですね」

デジ形「この画像を選択すると、上下左右に計四つのアイコンが出てくる」

アナ六「何か矢印がぐるぐる回っているようなアイコンですね」

デジ形「こいつを操作すれば、画像を360度回転できるんだ」

ミドリ「3D画像だと、表だけじゃなくて裏もあるっていうことだね」

アナ六「おおっ、いろいろ動かすとおもしろいですねえ」

アナ六「3Dグラフィックっていうのは、これで完成なんですかい？」

デジ形「いやいや、『アートツール』で色を変えたり、筆やペンで描きこんだりすることもできるぞ」

アナ六「いつものペイントと同じ要領ですね」

デジ形「それを、さっきの操作方法で、360度回転させながらやるわけだ」

アナ六「これなら確かに小学生でもできそうですねえ」